ドンデコルテ渡辺銀次 現代小説が苦手な理由を語る

ドンデコルテ渡辺 M-1準優勝で悩みが減る可能性を語る NHKラジオ第一

朝井リョウさんとドンデコルテ渡辺銀次さんが2026年8月10日放送のNHK AM『ウチらと世界とエンタメと』で対談。渡辺銀次さんが現代小説が少し苦手な理由について話していました。

(渡辺銀次)しかも私にとって朝井さんは、おそらくその芸歴みたいなのでいうと同期に当たるんですよ。2009年に私、デビューしてるんです。

(朝井リョウ)私もあの受賞は2009年ですので。はい、もう同期でお願いします(笑)。

(渡辺銀次)みたいな感じなので本当にその朝井さんの作品がどんどん世に出ていく。それを目にしてますので。ちょうど私が創作物をどんどん見れなくなっていくんですけど。その時期と本当に重なって活躍されていらっしゃるというイメージですね。本当に……。

(朝井リョウ)ありがとうございます。でも存在を知っていただいてたのはすごいびっくりしました。それは。

(渡辺銀次)もともと本、好きなんですよ。

(朝井リョウ)ああ、そうですよね。

(渡辺銀次)で、本当にね……「本、好き」って言えてたはずなんですけど。もう「本、好きだった」になりつつあるんですけど。

(朝井リョウ)ああ、お忙しい?

(渡辺銀次)いや、もうあれなんですけど。その、すごい作品を見るのがしんどいっていう……(笑)。

(朝井リョウ)でも、その現代小説とかってたぶんあんまり……その好みかどうかでいうとたぶん、お好みではないと思っていて。

(渡辺銀次)そうなんです。はい。

(朝井リョウ)で、やっぱりそこは自分が現代で人間として生きてる分、感情とかを知ってしまっているからっていう風に書かれてたのを見て。で、最近のそのテレビでの発言とかご活躍も拝見して。やっぱりとにかくこう、何て言うのかな? 「嘘だな」って思うものが苦手なんだなっていうのはすごく伝わってきてるんです。

(渡辺銀次)ああ、そうですね。だからうまく嘘ついてほしいという感じですね。

(朝井リョウ)っていうことですね。で、時代が全然違う話とかだとそこがあんまり……。

(渡辺銀次)そうですね。曖昧になるので。外国が舞台とかでもいいんですよ。その何が常識かがわからないので、その突拍子もないことをやる人間がいても「ああ、そういう人もいるのか」って思えるというか。でもその文化とか背景を知ってると「そんなやつ、いねえだろ」ってすぐ思っちゃうんで。それのせいで結構、読めないとか。で、逆にその優れた作品すぎると「お前はどうなんだ?」って言われてる気がするんで。それになるときつくて。

(朝井リョウ)ああ、それはじゃあ内容でたとえば……私は主人公がどんどん成長していく話は「お前はどうなんだ?」っていうので結構、苦しい時があるんですけど。そのクオリティそのものに?

(渡辺銀次)そうです。本のその内容自体が面白ければ面白いほど「お前は何もやってねえな」っていうのがバーン!って……こう、比べてしまうというか。

(朝井リョウ)なるほど。でもそれなら私の本はそういう意味では大丈夫なんですけど(笑)。

(渡辺銀次)そんなことはないと思うんですけど(笑)。

(朝井リョウ)でも、そもそも現代小説でもあるので。そこで「ああ、読みづらいな」って思うっていうことはきっとあるだろうなとは思ってます。

(渡辺銀次)楽しみですけどね。

(朝井リョウ)怖いですね。作品を読まれるのは。

(渡辺銀次)時間があれば……。

本好きで知られている渡辺銀次さん、お忙しさもあってちょっと本から離れつつあるんですね。優れた作品すぎると「お前はどうなんだ?」って言われてる気がするという感性、素敵です。

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