ドンデコルテ渡辺銀次 キングオブコント準決勝で敗退を確信した致命的なミスを語る

ドンデコルテ渡辺銀次 一番ほしいブーツROLLING DUB TRIO・CASPERを語る JFN

ドンデコルテのお二人が2026年9月16日放送のJFN『REQ JAM』の中でキングオブコント2026準決勝を振り返り。ネタの途中で致命的なミスを犯してしまい、即座に敗退を確信した際の模様を話していました。

(小橋共作)キングオブコントのファイナリストが10組、発表になりまして。収録の次の日ぐらいに発表になってるのかな? これは、どうなんですかね。やっぱり優勝できるんですかね? 我々。

(渡辺銀次)どうでしょうね? 頑張り、ましょう。それはね……。

(小橋共作)まあ、ちょっと(台本を先に)読んでしまったからね。「準決勝2日目にとんでもないハプニング」っていう(笑)。

(渡辺銀次)そうなんですよー。

(小橋共作)だいぶ矛盾した嘘をついてしまったな、今。

(渡辺銀次)我々、あの……とんでもないハプニングを。

(小橋共作)「我々」? 「我」じゃないの? ナベさん、「我々」というか……。

(渡辺銀次)なるほど。

(小橋共作)まあでも、俺もグルか?

(渡辺銀次)グルというか、小橋はドンデコルテじゃないっていうことでいいですかね? そうなると「我々」ではないかもしれないですけれども。

(小橋共作)じゃあ「我々」だね。どんなハプニングがあったのか?

(渡辺銀次)いや、もうね、避けられなかったな。

(小橋共作)あれは避けられなかった? 俺はその、見えてないからね。はっきりと、どういう状況になったかは見えてないから。

(渡辺銀次)俺、あることを……たぶん視界には入ってるはずなんだけど。それを認識できてないから。

(小橋共作)だから何があったか?っていうとナベさんが……どこまで言えばいいんだろう、これ?

(渡辺銀次)だからね、小道具を舞台照明に引っ掛けてこかしちゃったんだよ。

(小橋共作)そうそう、舞台照明を。

(渡辺銀次)舞台を、黒幕を縦に照らすための装飾用の照明っていうのがあるの。、赤と緑と赤。

(小橋共作)ちょっと舞台を派手に見せることができるのかな?

小道具を舞台照明に引っかけて倒してしまう

(渡辺銀次)舞台の背景が色がつくから黒幕に赤い光、緑の光、赤い光っていうのを縦に当てているの。それのための舞台照明があって。それに小道具を引っ掛けてこかしちゃったの。で、私は、はけなければならない。なんだけど……。

(小橋共作)説明がすごいややこしいね(笑)。

(渡辺銀次)だけど、引っかかってはけれない。というのも、その小道具が紐状のもので。その紐が照明に引っかかっている。で、引っかかってるどころか、絡まってるのよ。だから、はけるためにはそのコードも全て引きずってはけなければならない。それをやると、次の照明もこけるっていう状態だから、もう終わったの。そこで。で、「終わった……」って。皆さん、知ってます? あの(『SLAM DUNK』で)陵南が湘北に負けて全国への道が絶たれた時の魚住、知ってますか?

(小橋共作)詳しくやりすぎです(笑)。

(渡辺銀次)これは、ご覧ください。終わってね、フクちゃんが泣くのを我慢してたの。陵南の13番が。ふるふるふる、ふるふるふるふるって耐えてる時に、横のキャプテンである魚住が瞬きをして。「終わった」っつって鼻をツーッて涙が流れるシーン。で、それを見てフクちゃんが泣いちゃうシーンがあるんですけど、その魚住の気持ち。「終わった……」。

(小橋共作)「終わった……」って。舞台上でね、完全に上を向いて黙ってた時間があったからね(笑)。

(渡辺銀次)絶望。

陵南の魚住の気持ち「終わった……」

(小橋共作)で、これ、はっきり語弊がないように言いますよ。めちゃくちゃウケました! めちゃくちゃウケましたよ。

(渡辺銀次)でもそれは「ああ、お疲れさん」っていうウケ方よ(笑)。

(小橋共作)今の説明だけ聞いたらもうすごい、とんでもない空気になってたんじゃないかと思われかねないなと思って。

(渡辺銀次)いや、とんでもない空気に耐えかねて、ウケましたよ。やっぱり。お客さんも。

(小橋共作)で、何段階か、ウケたよね。それこそその「終わった」の空気になった時もウケて。

(渡辺銀次)で、俺はその小道具のさ、照明への絡み方がどのぐらいか、まだ見てないわけよ。「終わった……」ってなった後も。「これ、復旧できるのか?」っていっぱい考えるの。まず考えたのは俺ら、トップバッターだったの。で、トップバッターの役目ってこのライブを盛り上げるっていうものじゃない? なんだけど、まず考えたのはむっちゃしゃべりたい。「うわっ、もう最悪!」って言いたい。言ったらウケるだろうし。だけど、キングオブコントのトップバッターなの。だからキャラを降りてしゃべるとそれはキングオブコントの空気じゃなくなるじゃない? だから次のコンビに迷惑がかかるのよ。もう1回、トップバッターを次のコンビが務めなければならなくなる。それはダメだと。さすがに。18年、やってるし。次の人が気の毒すぎるから。

で、俺ら、花びらも撒いているの。舞台上を散らかしてるのよ。で、これはもともと予定にあった散らかし方だから。その花びらはスタッフさんが回収してくれることは決まっている。だけど、照明を直すことは決まっていないわけよ。だから、この照明を直すことをスタッフさんに投げると(準備の)暗転時間がまた長くなるじゃない? この時間が長くなると、次の組がさらにウケなくなるのよ。だから「もういいか。俺ら、終わったし。とりあえず復旧作業だ」と思って。しゃがんで、その照明に向かいながらその小道具をほどく作業。そして、この照明を立てる作業。

(小橋共作)ここで2段階目へのウケが来たね。

(渡辺銀次)それで位置を……コードを戻す作業とかもやって。ここで頭をよぎってるのは「壊れてないか?」って。その、弁償とかもあるし。この次から照明が変わるっていうのは結構、影響するじゃん? 「ああ、やばい。これ、次のコンビに……」って思いながら。で、俺、はける方向は決まってるんだけども、こっちにはけていたら間に合わないの。次の登場に。だから本来、はける方と逆にはけるっていう作業をやったの。めちゃくちゃ考えたて、頭を働かして。

(小橋共作)そう。そこで、ちゃんと復旧した時に3回目の拍手が来たよね。「おつかれさん!」って。

(渡辺銀次)そうそうそう(笑)。「ようやった!」って。

(小橋共作)で、僕は……このネタ、だから2人が会話しないネタなんですよ。会話しないネタだから。

(渡辺銀次)そうそう。俺、一言もしゃべんない。

(小橋共作)言っとくと僕はプロポーズをしてるんですよ。そのネタで。で、プロポーズが成功した後にそのハプニングが起きたんですよ。で、僕は視界の端で何かが起こってることを捉えてるんです。

(渡辺銀次)で、俺が本来、はけるはずだけどずっといるという。

(小橋共作)そうそう。で、照明がバッてなんか動いたから。「そういえばあそこに照明があったな。おそらくあの照明が倒れてるな。じゃあナベさんもはけることができないな。どうしよう? でも俺、ナベさんとこのネタで一言もしゃべってないな……どうしよう? ああ、そうか。俺プロポーズ成功したんだ」って。それで恍惚の表情で上を見たんです。成功した者として。

(渡辺銀次)時間稼ぎのために。何が起こってるかはわかんないけど、とりあえず時間を稼ごうと。

(小橋共作)僕はそれで上を見ていたんです、そしたらナベさんも「終わった……」で上を見てるっていう(笑)。

(渡辺銀次)絶望で上を見てるから。2人とも絶望して上を見てる時間があったから、それはウケるわなって。

(小橋共作)で、その後にナベさんが片付けてる時も時間稼ぎしないといけないんで。「何しよう? 何しよう?」と思ったんですけど。「そうだ、俺はプロポーズが成功してるんだ!」って。3回、ハグして4回、キスしました(笑)。

(渡辺銀次)むっちゃ彼女好きなのよ(笑)。フィアンセとむっちゃチューしてた。エアのフィアンセと。

(小橋共作)そうそうそう(笑)。めちゃくちゃだったよね、もう本当に。

(渡辺銀次)だから全く緊張しませんでしたね。ファイナリスト発表の時に。もうね、なんか一番近くで決勝進出者を見た視聴者になっていた。もうマジで、悔しいところまでいけなかったよね。

(小橋共作)なんか呼ばれていくたびに「おっ、次は誰が残ってる?」ってちょっと1回、探す作業を(笑)。

(渡辺銀次)情けないよ本当に。「悔しい」じゃなくて本当に情けないことになっちゃった。あれはもう、わからんな。いつもないところの照明だから。

(小橋共作)あれはでも、そうだよ。いつもないところにさ、照明があるじゃん。俺、今ね、誰が悪いか考えたんだよ。やっぱりあそこに照明を置いた人が悪いよね! 俺らじゃないよね!

(渡辺銀次)あれ、コント師だったら気づくのかな?

(中略)

(小橋共作)だからこれは誰が悪いのか? これね、だからもういろいろよぎったよ。2人でやっていたリハーサルの時に確認できなかった俺らが悪いのか? いや、違う。待てよ。この照明を置いた人が悪いな?っていう風な結論に……。

(渡辺銀次)でも照明を置いた人がどれだけ悪くても、責任を取るのは俺らだから(笑)。

(小橋共作)まあね(笑)。

(渡辺銀次)怪我もなかったですし、照明自体も無事でした。はけてすぐ、スタッフさんというか舞台監督さん、進行さんに確認したら「大丈夫でした」って言われたから。それは良かったですけどね。

(小橋共作)で、俺らの次が蛙亭さんだったのかな? で、蛙亭さん、決勝に行ったじゃないですか。集中力がやっぱり違いますよ。

(渡辺銀次)いや、マジでよかった……。あぶねえ……。

次の出番の蛙亭に影響が波及しなかった

(小橋共作)そう。蛙亭さんがやって、めっちゃウケてて。で、帰ってくるまで俺ら、待っていて。中野さんに「すいません、ハプニングを起こしちゃって。それのせいでちょっとウケが弱まってたりしてないですかね? めちゃくちゃウケてたんで安心しましたけど、普段はもうちょっとウケるネタだったりしませんか?」とかって言ったら「えっ、何のこと?」って。俺らのあれ、知らなかったの。

(渡辺銀次)集中してる。

(小橋共作)集中してる。

(渡辺銀次)集中してるアンド、スタッフさんがむちゃくちゃ優秀だね。復旧作業がむちゃくちゃうまかったんだよ。

(小橋共作)だからもうなんにも……蛙亭さんはなんにも気がついてなかったね。

(渡辺銀次)よかった、本当に!

(小橋共作)「なんかめちゃくちゃウケてたよね?」とか言ってくれて。うん。

(渡辺銀次)そのウケだと知らないから。

(小橋共作)そうそう。で、俺はだから「めちゃくちゃウケてたね」って言われて。「ああ、そういうことにしよう」と思って「はい、めちゃくちゃウケました」って言って(笑)。

(渡辺銀次)でもそのウケは完全に敗北のウケだから。「うわっ、負けた、こいつら!」っていう(笑)。

(小橋共作)それは中野さんには言わなかった。「いや、ハプニングがあってウケたんですよ」とは言わずに。まあまあ、そんな感じでね。来年もね、ちょっと頑張れるといいですね。

(渡辺銀次)いや、もちろん。もっとコント師として分厚くなって。来年には。

一瞬で敗退を確信し、そこから頭をフル回転させてどうすれば最善なのかを考え、行動した銀次さん、すごいですね。状況はわからないけど時間稼ぎをした小橋さんも素晴らしいです(笑)。

REQ JAM 2026年9月16日

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