朝井リョウ ゴキゲンなおじさんになりたい話

朝井リョウ ゴキゲンなおじさんになりたい話 高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと

朝井リョウさんが2020年10月11日放送のニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』の中でゴキゲンなおじさんになりたいという話を高橋みなみさんとしていました。

(朝井リョウ)最近のラジオニュース! ということで。

(高橋みなみ)そんなコーナー、なかったけど……。

(朝井リョウ)最近、ちょっとラジオいろいろ聞いていてすごい素敵だなって思ったこと……小さいことで言うと伊藤健太郎さんのオールナイトニッポン0オンラインっていうもののCMが流れてるんですけど。その出だし。「伊藤健太郎です」という……たぶん、哀川翔のモノマネをしています。

(高橋みなみ)嘘でしょう?(笑)。名前の言い方を?

(朝井リョウ)すごいそっくり。びっくりした。ラジオで流てきて。「伊藤健太郎です」って。「えっ、哀川翔なの?」って思ったぐらい。そこ、すごい哀川翔に似ているから。

(高橋みなみ)フフフ、それ、声自体が似ているとかじゃなくて?

(朝井リョウ)たぶん変なところにツバとか入ったんじゃないかな? 違う声だったもん。いつもの伊藤さんじゃない声で「伊藤健太郎です」って。ヨネダさんがたぶんディレクターをやられていると思うんですけども。ヨネダさんはたぶんその時は心神喪失状態だったんじゃないかなって。「そんなことないです」っておっしゃっていますけども。確実に哀川翔さんの真似をされてました。

(高橋みなみ)ええっ、本当?

(朝井リョウ)これはちっちゃいニュースですねー。で、最近聞いてすごい面白かったラジオが……ニッポン放送は最近、お笑いラジオスターウィークというのをやっていましたので。芸人さんがオールナイトニッポンを全部やるっていうのがあったんですけども、そこではありません!

(高橋みなみ)えっ、違うの?

(朝井リョウ)『綾小路翔のオールナイトニッポンゴールド』がやってたんですけど。なんかね、私は最近、日常生活でも思うんですけれど、ゴキゲンなおじさんになりたいのね。

(高橋みなみ)ああ! でもそれはすごいわかる!

(朝井リョウ)機嫌のいいおじさんでいたいの。機嫌が悪いおじさんって嫌じゃん?

(高橋みなみ)やだやだやだ……。

ゴキゲンなおじさんになりたい

(朝井リョウ)すごい嫌でしょう? で、綾小路翔さんはずっと駄洒落を言ってたんですね。それが本当にくだらなくてさ。たとえばメールテーマとか募集する時もさ、「これにピンと来たらね。泉ピンと来たら……」とか言うの。全然面白くないじゃん? でもさ、途中からすごく面白くなってくるの。くだらなければくだらないほどすごい面白くなってきて。しかもまたゲストが私の大好きなおとぼけおじさんである森山直太朗。森山直太朗、最高じゃん? なんかずっと薄くボケてるじゃない? あの人も。

(高橋みなみ)たしかに(笑)。2人とも仲良しですもんね。

ライバルズ
影別苦須 虎津苦

(朝井リョウ)そう。すごい仲良しでさ。ずっととぼけててさ。で、でもやっぱりミュージシャンだからっていうことで、後半に『香水』を弾き語りをするんだけど、全然うろ覚えなの(笑)。

(高橋みなみ)アハハハハハハハハッ! うる覚えなの?

(朝井リョウ)そう。でも2は瑛人さんとも仲が良くて。電話して。「歌う時にどこを気をつけるか?」まで聞いて。それで森山さんがギター弾いて、綾小路翔さんが歌うんだけど……歌えてないの(笑)。うろ覚えなの(笑)。

(高橋みなみ)なんでよ!

(朝井リョウ)それとかさ、なんかすごいよかっの。なんか気が抜けててさ。でもなんか、その2人がちゃんとミュージシャンというか。2人の真ん中は音楽ですよっていうのはわかる。それは自明なものとしてあるっていう中で、ずっととぼけて。ずっと駄洒落を言っていて。弾き語りも全然うろ覚えで。「いいな、ゴキゲンなおじさん、いいな」って思ったっていう。

(高橋みなみ)どうですか? 今のところ、なれそうですか? ゴキゲンなおじさんに。

会社員時代のゴキゲンな上司

(朝井リョウ)私は本当に目指してるんです。やっぱり会社員時代にすごい、その仕事ができる、できないとかあるじゃないですか。会社って。いろいろな上司だったりを見て思ったのが結局、「いつでも話しかけていい人」っていうのが……仕事ができる、できないってたぶん明確な能力っていうものはなくて。いつでも話しかけられる人が仕事ができるように見える。

たとえば、いつでも話しかけられたらさ、話が進むじゃん。どんどん。でも、すごい機嫌が悪い人ってさ、「今はやめとこう」とかで、いろんなことが後回しになって。それで結局、「あれ、どうなったの?」みたいなので空気が悪くなるみたいな。それで1人、いたんですよね。いつでも……なんかすごい忙しいはずなのに、すごいソフトな空気がずっと出てて。いつでも、すごいちっちゃいことでも。「これ、今聞いたら怒られるかな?」みたいな風にこっちが思わないようにしてくれてる人がいて。

やっぱり超その人は「仕事ができる」と言われていて。でもなんか特別なんかの能力があるかどうか、わかんないじゃん。正直、仕事ができるかって。でもやっぱりいつでも話しかけられるっていうところだったんじゃないかなと思うのね。今。

(高橋みなみ)それ、でも逆にはすごい能力だよね。

(朝井リョウ)いや、そうなんだよね。それを……たぶん今私、ふさぎこんでるように見えると思うから(笑)。

(高橋みなみ)ちょっと待って? 朝井さん、今ふさぎこんでいるの?

(朝井リョウ)その……いてみ? 会議室に入って、5人ぐらいいるとして。そのうちの1人に私がいたら、初めに「この資料って……」って言う人を選べって言われたら、私ではないでしょう? たぶん(笑)。

(高橋みなみ)まあ誰が他に誰がいるかにもよるけども。

(朝井リョウ)じゃあ、このメンバーだったら? ヨネダさんの他に今、7人ぐらいいるのかな?

(高橋みなみ)でもたしかに、ここで考えて。初初対面で考えたら、聞かないわ。

(朝井リョウ)でhそう? なんかふさぎこんでいるっていうか……なんだろうね? たぶん私もそうだろうとなと思うんですよ。自分で。で、ヨネダさんは話しかけやすいと思うの。

(高橋みなみ)かけやすい。うん。

(朝井リョウ)クルクルパーマだし(笑)。

(高橋みなみ)クルクルパーマ(笑)。いや、いつもなんかにこやか。

(朝井リョウ)それだよね。顔が常にベース笑顔っていう……。

(高橋みなみ)ちょっと笑っていって? フハハハハハハハハッ! ちょっとめっちゃ目が死んでるじゃん?

(朝井リョウ)どうした?

(高橋みなみ)めっちゃ嫌だ! 絶対無理、無理、無理、無理! この会議、やだー! やべえ人、1人いる(笑)。

(朝井リョウ)だからちょっとゴキゲンなおじさんになりたいなと改めて思わせてくれたという素敵なラジオだったということですね。

(高橋みなみ)ああ、よかったです。はい。

(中略)

(朝井リョウ)ということでね、ゴキゲンなおじさんになりたい話をしていく中で私はヨネダさんが45歳だということを知ってびっくりしたんですけども。ヨネダさんぐらい話しかけやすいおじさんになりたいの。

(高橋みなみ)ああ、なるほどね。

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