でか美ちゃんさんが2024年5月14日放送のTBSラジオ『こねくと』の中で映画『胸騒ぎ』について話していました。
(でか美ちゃん)あと、私はちょっと一週遅れですが。『胸騒ぎ』を見てきました。
(町山智浩)胸がムカムカする映画ですね。
(でか美ちゃん)本当に……でも、何だろうな? なんか監督が言いたかったこととか、町山さんが解説の時にもおっしゃってましたけど。自分の意見を言わないと、どんどん侵略される側に飲まれてくよっていう話がすごい伝わってきたんで。で、こういうのって私は正直、作品を見ながら「私は絶対にNOって言える」って思ったんですよ。
(町山智浩)ああ、いいですね。
(でか美ちゃん)そう思ったんだけど……「こうやって見て、言ってるやつが一番危ないよな」という自覚もあります。
(石山蓮華)なるほどね……。
(でか美ちゃん)意外とほだされちゃう。
(町山智浩)あれね、何度も何度もやってるうちにどんどんどんどん、もう本当に言うチャンスを失っていっちゃうんですよね。
(でか美ちゃん)そういうことですね。
何度も抵抗するチャンスはあった
(町山智浩)あれ、決定的なチャンスがありますよね。あの映画にはね。「それを逃すのか!」っていうね。だから、本当に日本の人にあれあh見てほしいんですよ。「ここで戦わなきゃ!」っていう。
(でか美ちゃん)あれって、ネタバレになんない程度の話をしたいんですけど。エンディングに宗教画みたいなのが出てくるのは、そういうことなんですか?
(町山智浩)だと思いますよ。
(でか美ちゃん)ですよね。なんかすごくエンディングも怖かったです。
(町山智浩)怖かったでしょう? 特に、ある刑罰が出てくるんですが、あれは聖書とかに出てくる刑罰なんですよ。で、それは最も罪が深い人に対して行うことなんで。この映画で本当に誰が悪いのか?ってことは、よく考えていただきたいと思いましたね。
(でか美ちゃん)いや、そうだろうなって思って。「あーあ……」という気持ちになりましたね。
(石山蓮華)そうですね。
(町山智浩)まあ、いろんなことを考えることができる映画なんで。そういう映画はいいえですね。
(でか美ちゃん)なんか映画を見て「ううっ……」ってなるのが好きな人は、絶対に見た方がいいです。「ううっ……」ってなりますから。
(石山蓮華)間違いない!
(でか美ちゃん)そういうのが好きな人が一番好きなタイプの映画です。
(町山智浩)ねえ。やる側のやつも好きだけどね。こういう映画ね。こういう風に、攻める側のやつもいるから、困ったもんですね。
<書き起こしおわり>