石山蓮華さんとでか美ちゃんさんが2023年5月30日放送のTBSラジオ『こねくと』で『ハンガー：飽くなき食への道』について、町山智浩さんと話していました。
（でか美ちゃん）タイの映画って面白いんだなって、『ハンガー』を見て思いました。
（町山智浩）『ハンガー』はねすごい映画でね。これ、日本映画、負けちゃうぞっていう感じでしたね。
（石山蓮華）私、石山もでか美ちゃんも見てきましたけど。画がたしかに美しかったです。
（町山智浩）でね、俳優さんが……とにかくシェフのポールさんを演じるね、あのギラギラした役所広司さんがすごいですね。
（でか美ちゃん）でも本当に、日本で言うところの役所広司さん的な、佇んでるだけで「只者じゃないぞ」っていうのが伝わってくる感じとかもだし。
（石山蓮華）主演の方がめちゃくちゃよくて。
（町山智浩）スタイルよすぎですよね。
（石山蓮華）9等身ぐらいなんじゃないかっていう。
（でか美ちゃん）私、素敵だなって思ってインスタを見に行ったんですよ。そしたら『ハンガー』自体が格差の話であるとか、裕福な人のきらびやかなものと、その人に料理を出すことって、本当に料理に価値あるのか、みたいな話だったじゃないですか。でも、主演の人のインスタグラムがすごいきらびやかで。そりゃそうなんだけど、なんとなくそんな気持ちになったりしました（笑）。
（町山智浩）あの女優さんはねファッションモデルなんですよね。だから本当はね、パリコレとかに出てるような人らしくて。それがすごく貧しい、下町で屋台料理を出しているというね。で、タイの一番の一流シェフのポールさんのところで修行するんですが……という話なんですけど。このポールさんがね、昔、貧乏で苦労したんで。金持ちに対する復讐として、その金持ちたちを跪かせるために料理を作っているんですよ。
（でか美ちゃん）でも最後の……見てほしいんで、言わないですけど。最後の展開とかも、本当に日本のことわざみたいな物語だなと思いました。教訓があるというか。
（町山智浩）原点に戻るんですけどね。食べるものはね、人を喜ばせるために作るものであって、復讐のために作るっていうのは料理としておかしいんだってことですけどね。
（でか美ちゃん）そうそう。蓮華ちゃんは、どうでした？
（石山蓮華）まあ、ちょっと本筋とずれちゃうんですけど。電線にリスが歩いてるシーンがあったじゃないですか。
（町山智浩）アハハハハハハハハッ！
（でか美ちゃん）それはさすがに私も覚えている（笑）。ありましたよね。
電線のリスが注目ポイント
（石山蓮華）ここは「ああっ！」って思って。全編見てからもう1回、見直して。で、電線にリスが歩いてくるそのカット。たぶんね、あれはちょっとリス合わせで歩きのキューを出したんじゃないかなと思ったりしましたね。
（町山智浩）それって、珍しいんですか？ 電線にリスが歩くのって。
（石山蓮華）私がタイのバンコクに行った時は、電線でリスが歩いてたんですよ。なので、タイの電線にはリスが歩いてるものなのかなって。
（でか美ちゃん）あるあるなのかな？
（町山智浩）うちの前の電線の上、リスが歩いてますよ。毎日のように。
（石山蓮華）ああ、アメリカでも？
（でか美ちゃん）バークレーでも。日本じゃなかなか、やっぱり……。じゃあ、ちょっと今度、写真を撮って蓮華ちゃんに送ってあげてください。
（町山智浩）わかりました。うちの前にいつもいるリスがいますんで。
（石山蓮華）じゃあ、私もこの後、Twitterに私が撮った電線のリスもあげます。
（町山智浩）そうですか（笑）。電線にいるところを撮れるかどうか、わからないけども。ああ、そうか。関係ないけど。うちのところに来るリスはいつもね、鳴くんですよ。僕、アメリカではじめて、リスが鳴くって知りました。
（石山蓮華）どんな風に鳴くんですか？
（町山智浩）全然かわいくないですよ。「ギェェェェーッ！」って鳴き方なんですよ。「ああ、リスって鳴くんだ」って。
（でか美ちゃん）あんまり鳴き声のイメージ、ないですね。
今日の #こねくと でお話しした「バンコクの電線を歩くリス」はこちらでございます?️
映画『ハンガー』でも電線を歩くリスがばっちり楽しめますので、まだの方はぜひ観てみてくださいまし。 pic.twitter.com/sLuDyAeQHp— 石山蓮華 (@rengege) May 30, 2023
＜書き起こしおわり＞
