小沢健二 8センチ短冊形CDの魅力を語る

小沢健二 8センチ短冊形CDの魅力を語る J-WAVE

小沢健二さんが2024年5月3日放送のJ-WAVE『J-WAVE SPECIAL PLAY IT BACK, BOOGIE BACK!』の中で8センチ短冊形CDの魅力を話していました。

(小沢健二)それは『ラブリー』というシングルの、宮沢りえさんが資生堂のCMで出ていた時の曲。それが『ラブリー』です。

(沖祐市)なんか『ブギー・バック』をスチャダラと小沢くんで笑いながら、スタジオのソファーで作ってるの、すごいよく覚えていて。なんか遊びながら仕事をしてるというか、仕事しながら遊んでるというか、もう境目がないっていうかね。

(小沢健二)そう。それでやった『今夜はブギー・バック』をね、バンドでやった初めてのライブを録音してあるやつが『ラブリー』というシングルの裏に……「裏」って言わないのか? 8センチシングルで入っているんですけども。この8センチCDシングルって、日本独自だし。めちゃくちゃかわいいじゃない? だから僕はこの間、「8センチCDだけでDJをするんです」っていう若い人に会いました。

(BOSE)レコードを7インチだけでやるみたいな。

(小沢健二)それで僕はなんかその時に、その頃は割と輸入されたマキシシングルみたいなのがかっこいいみたいな感じだったんだけど。僕は割と日本列島好きなので。「これ、かっこいいな!」ってなって。

(BOSE)いっぱい出してるよね。

8センチCDをかっこいいと思っていた

(小沢健二)「この8センチシングル、かっこいいな」と思ってやっていたら、その8センチCDでしかかけないっていうDJの人が「小沢さん、8センチCD。短冊の先駆けですよね?」って言われて。

(BOSE)というかね、それでしか出てない曲って小沢くん、結構あってね。

(北原雅彦)その当時もね、スカパラもありましたよ。

(BOSE)そうそう。だから後にね、聞けなくなっちゃうみたいな状況があったよ。

(小沢健二)まあでも、アダプターをつければ聞けるけど。このなんというか、特殊感っていうか。なんで短冊型だったのか?っていう。

(BOSE)小さくてかわいいよね。

(小沢健二)かわいい。それでパキッと折ると半分のサイズにできるっていう。

(BOSE)でも折っちゃうとジャケがグシャッてなっちゃって、嫌なんだよね。

(小沢健二)そうなんです。でも、これが楽しかったし、この形でいっぱい出して。『ブギー・バック』もこれで出て。ここに今、あるよ。

(BOSE)ああ、そうだ。だから『天気読み』なんかはまさにさ、これの……。

(小沢健二)でもこれ、Instagramストーリーズサイズの走りですよ。

(BOSE)ああ、たしかに(笑)。

(小沢健二)わかる? 長方形の縦長で。だから『天気読み』とかも全身が入るっていう。

8センチCDはInstagramストーリーズサイズの走り

(BOSE)なんかスマホを予見したかのような……。

(小沢健二)そういう意味でのおしゃれさも若干あって。でもこれね、画面の使い方としてはおしゃれなんだよね。1080×1920っていうんだけど。ちょっと横にしたり。おしゃれ。ぼったりしてないじゃないですか。それがかわいいなって。

(BOSE)細長くて。

(小沢健二)『ある光』なんかもこんな縦で。モロにインスタのストーリーっぽいっていう。

(BOSE)今、思えばね。

(小沢健二)そんなのがあったり。

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<書き起こしおわり>

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