ハライチ岩井『特攻の拓』展・開催記念配信を語る

ハライチ岩井『特攻の拓』展・開催記念配信を語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2024年5月2日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で横浜で開催中の『特攻の拓』展についてトーク。自身が参加した開催記念生配信について、話していました。

(岩井勇気)今週はね、私はついにね、憧れていた仕事というか。夢が1個、叶ったかっていうか。「ああ、これが来たか」っていう。

(澤部佑)何だ?

(岩井勇気)『特攻の拓』の仕事が来ましてね。

(澤部佑)ああ、そうらしいっすね。

(岩井勇気)そうなんですよね。横浜でやってるこの『特攻の拓』展という。『特攻の拓』っていうのは俺らが小学生の頃からやっていたヤンキー漫画で。

(澤部佑)伝説のね。

(岩井勇気)そう。マガジンでやっていてね、それをずっと私は読んでましたんで。で、コミックスもその時に買っていてね。その『特攻の拓』展が横浜でやっているということで。初日にその会場から紹介する生配信みたいな。展示を見せつつやるみたいな、そんな配信に呼ばれましてね。それはもう俺も「気合いブリバリで出ッ発(デッパツ)」したわけなんですけども。

(澤部佑)あらら、出発と書いてデッパツ。

(岩井勇気)「ビッと」気合、入れていけよ?って。

(澤部佑)ああ、もう『特攻の拓』の言葉になってますね。

(岩井勇気)そうなんですよ。もうね。それでもう、横浜の会場ですから。『特攻の拓』っていう漫画は舞台が横浜なんですよ。横浜と横須賀とかだったりするんですけど。だからその横浜でやるっていうのも、熱いじゃないですか。

(澤部佑)それも粋だね!

(岩井勇気)だから横浜に行ってね。横浜に着いて。その『特攻の拓』展の会場のビルがあるんすけど。そこに行こうと思ったら、ビルの2階なんだけど。1階がすごい飲み屋街にバーッてなっていて。だから、すごい雑多な飲み屋が多い横丁みたいな感じで入ってるっていう1階のところ。そんなビルなんですけど。そのど真ん中を通っていかないと、2階のエレベーターにたどり着けないっていう作りになっていて。めちゃくちゃ、横浜のなんかちょっとやんちゃな人たちがいてさ。でも、そこでびびっていたらさ、俺も「ダサ坊」になっちまいますから。

(澤部佑)おおー、『特攻の拓』語録が止まりません! ダサ坊になっちゃうよな。

(岩井勇気)ダサ坊になっちゃうからな。「上等じゃねえか!」っていうことでね、そこを突っ切ってね、現場入りしたわけなんですけどね。

(澤部佑)飲み屋街を歩いてるだけじゃねえか(笑)。

(岩井勇気)絡まれることはなかったんですけどもね。まあ、絡まれたらね、「ひき肉にしてやんよ」っていうことでね。

(澤部佑)岩井さん、ご機嫌ですね(笑)。

(岩井勇気)「ワンパンの岩井」が(笑)。

(澤部佑)アキオくんですけどね。

(岩井勇気)そうなったんですけどもね。で、現地入りして、『特攻の拓』展の端の方に楽屋の部屋があったんですよ。で、楽屋に入ったら部屋の壁にバーッと『特攻の拓』の族のチームの特攻服が全部、かかっていて。

(澤部佑)リアル特攻服?

(岩井勇気)そうよ。爆音小僧とか、あと朧童幽霊(ロードスペクター)、魍魎とか、全チームね。

(澤部佑)麓沙亜鵺(ロクサーヌ)も?

(岩井勇気)そう。麓沙亜鵺も。

(澤部佑)美麗も?

(岩井勇気)そう。美麗もあって。で、スタッフさんが「今日、どれか好きなの、着てください」って言うわけ。すごくない、これ? 「うわーっ!」と思ってね。

(澤部佑)すごいな。めっちゃいいやつなんだろうな。高いんだろうな、そんなの。

(岩井勇気)いや、これね、非売品なんですよ。これのために作ったっていうやつ。それを「着てください」なんてね。それで楽屋に、入場特典っていうので。外道っていうね、鳴神秀人の族のチームがあるんですけども。

(澤部佑)秀人くんっていうね、一番最初に主人公の拓と……。

(岩井勇気)拓に喧嘩を教えてくれたっていう。それが外道っていうチームの隊長の秀人なんですけど。その外道のハチマキを入場特典でもらえるっていう展示なんですよね。

(澤部佑)その「外道のハチマキ」っていうのがキーアイテムというかね。漫画の中でもね。

(岩井勇気)そうそう。そういう族のチームはいっぱい出てくるんだけど。ハチマキをしているのは外道だけなんだよね。で、入場特典でもらえる外道のハチマキが楽屋にあったから。じゃあもう、俺も外道の特攻服で行こうということになって、「これを着させてもらいます」って言って。それで準備をしようかなって思っていたら、コンコンって楽屋がノックされて。「はい」って言って入ってきたのが『特攻の拓』の漫画を書いている所十三先生で。

(澤部佑)出た、所十三先生!

(岩井勇気)先生が入ってこられて。「えっ? なんでいるんですか?」みたいな。配信に出る予定がなかったんだよね。別にそんな予定なくて。「いや、初日なんでちょっと来てたんです」みたいな感じで入ってこられて。「いつもいろんなところで、いろんな漫画を見させてもらってまして。『特攻の拓』もずっと、読ましていただいていて」「いや、本当に番組とかで話してくださって、ありがとうございます」みたいな。

(澤部佑)知ってくれているんだ。

(岩井勇気)そう。言ってくれてね。もう本当に、いきなり来られたからさ。俺、びびっちゃって。「速攻でもう履いていたボンタンをたくして、あっという間に普通のズボン」よ。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! ああ、そういうシーンがあるんですよ。ヤンキーにばれないように(笑)。

(岩井勇気)ヤンキーにバレないようにボンタンっていう太いズボン。それをたくし上げると、普通のズボンみたいにストレートになるっていうね。

(澤部佑)ボンタン、履いていたんですか?(笑)。

(岩井勇気)ボンタン、履いていてね。ボンタンをたくして、あっという間に普通のズボンね。それで先生が「漫画家だとこういう時にサイン色紙とか、サインしたりすると思うんですけど。あいにくちょっと、家にね、色紙っていうものがなくて」「いや、そんな。会えただけで嬉しいですよ」っつったら「なので、ちょっと原稿用紙に書いてきました」って。原稿用紙に……漫画の原稿用紙に漫画のコマで俺の似顔絵と、あと族のチームの夜叉神っていうのがあるんだけども。それの隊長の鰐淵。その鰐淵と岩井が睨み合っているというシーンを……。

(澤部佑)うわっ、すごいことですよ! 夜叉神の鰐淵って、とんでもないからね! いろんな支部があってめちゃくちゃデカいチームの……。

(岩井勇気)出てきた中で一番デカいチーム。それの鰐淵ね。もう高校生とは思えない風貌の。フェアレディZに乗っていて。バイクはジェイソンっていう。

(澤部佑)で、薄い色のサングラスで。

(岩井勇気)そう。めっちゃ渋い、かっこいいキャラクターと岩井が睨み合っているっていうね。「えっ、俺、もう入っちゃっているじゃん!」っていう。

(澤部佑)岩井の絵はどんな感じなの?

(岩井勇気)俺の絵は、ちょっとね、振り返りながら「あ?」みたいな感じで睨み合っているシーン。それで先生がさ、「あと、相方さんの分も」っつって、澤部の似顔絵と、これがね、そう。今、澤部さんにも言いましたけども。

(澤部佑)私も見させてもらって。まだ手元には来ていないんですけども。

(岩井勇気)澤部さんとね、魍魎の武丸が!

(澤部佑)武丸が! すごいよね!

(岩井勇気)武丸と対峙しているシーンね。

(澤部佑)武丸が俺に向かって「ああん?」みたいな。で、俺も武丸に向かって「ああん?」みたいな。

(岩井勇気)澤部もびびってないんだよ。

(澤部佑)そう。あの武丸に。すごいよね。あれは興奮したよ。

(岩井勇気)これはもう……「えっ、いいんですか? ありがとうございます!」って。もう自然とテンションが上ってさ。「じゃあ、よろしくお願いします」なんて言って帰っていってね。で、これはもう、今日の配信は気合を入れてフローティングターンを決めるっきゃねえ!って思って。これ、『特攻の拓』に出てくるバイクのテクニックがあるんですけど。これを決めるしかねえ!ってね。それでメイク室に入ったんですよ。それでメイクさんに「ちょっと、すいません。リーゼントにしてください」って。

(澤部佑)おっと! だいぶ入ってますね?

(岩井勇気)それでやっぱりさ、メイクさんて基本的になんかそんな髪型を作ることなんか、ないから。リーゼントって、かなり特殊な髪型だからさ。やったことがないメイクさんも多いんだけど。それで「作れますかね?」っていう風に言ったら、そのメイクさんがガチガチのトッポいリーゼントを俺に作ってくれて。

(澤部佑)えっ、作れんの?

(岩井勇気)めっちゃくちゃ綺麗なリーゼントを作ってくれて。「えっ、すごいっすね! こんな綺麗なリーゼント、作れるんですか?」っつったらメイクさんが「私ね、ちょっとリーゼントなんて作ったことなかったんですよ。でも数日前にふと、気になって。リーゼントを作る動画を見てたんですよ。今日、わかりました。たぶんこれのためだったんです」って。

(澤部佑)かっこよ! その人も漫画から出てきたセリフまわしみたいな(笑)。

(岩井勇気)もうガチガチのリーゼントを作ってくれてね。「おいおい、ご機嫌じゃねえか」っつって。で、リーゼントに外道のハチマキを巻いて、特攻服を着て。「俺が外道の岩井じゃ!」ってね、叫んで配信、始まりましたね(笑)。

(澤部佑)ああ、いいね。気持ちいいね、それは。

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