千葉雄喜(KOHH)ヒップホップとの出会いを語る

千葉雄喜(KOHH)小学5、6年生の時に習ったヒップホップダンスを語る TOKYO M.A.A.D SPIN

千葉雄喜さんが2024年3月12日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』に出演。小学生の頃、ヒップホップに出会いはまったきっかけについて話していました。

(高木完)でもさ、この間、初めて話した時も言ってたけど。最初はキングギドラが……復活して出した『最終兵器』っていうアルバムの頃か。それを小学生で聞いてくれって始めたって言ってたと思うんだけども。

(千葉雄喜)まあ、始めたのはその時じゃないですけど。それで『UNSTOPPABLE』を聞いたんですけど。それで、なんか鳥肌がブワーッて立って。それまでも、いろいろ聞いてはいたんですよ。なんか、レンタル屋さんに行って、CDを借りて。で、ヒップホップコーナーにあるのを全部、聞くみたいな。

(高木完)えっ、キングギドラを聞く前に?

(千葉雄喜)はい。聞く前です。

(高木完)小学生じゃん?

(千葉雄喜)小学生です。

(高木完)その時、周りの小学生ってヒップホップ、聞いていた?

(千葉雄喜)友達の兄貴とかがKICK THE CAN CREWとかRIP SLYMEとかDragon Ashとかを聞いていて。で、いろいろ聞いてたんですけど。なんか、鳥肌立つほどのことはなかったんですよ。で、たぶんその何かを求めてたのか、わかんないですけど。めっちゃ探して、借りまくって聞いていて。それで友達の兄貴がラジカセで流したのがそのギドラで、衝撃が走ったっていう。

(高木完)ああ、そうか。だからその前はキングギドラ、1回活動が終わっていたから。たぶん帰りてる頃はなかったんだね。

(千葉雄喜)なかったです。CD屋さんになかったです。

(高木完)で、復活したからそれが聞けて。で、それを友達の兄貴がかけてきて。

(千葉雄喜)「これだ!」みたいになって。

キングギドラ『UNSTOPPABLE』

(高木完)それでヒップホップを掘っていたっていうことは、なんかヒップホップが気になっていたってこと?

(千葉雄喜)気になってたっぽいですね。あと、ファッションもそうだし。なんか、ほぼ友達の兄貴影響なんすけど。なんかギャングやってたり。暴走族とか、そういう系よりギャング系の人の方が俺はかっこよく見えていて。

(高木完)その時って……?

(千葉雄喜)10歳とかです。

(高木完)じゃあ、2000年ぐらいか。えっ、ギャングってファッション、どんな感じだっけ?

(千葉雄喜)なんか、全身真っ赤だったり。バンダナしてたり。

(高木完)ああ、赤ギャン、青ギャンみたいな?

(千葉雄喜)とかがあって。で、その先輩がそこの池袋のギャングに入っていて。「かっけー!」みたいな。

(高木完)その先輩は学校の先輩?

(千葉雄喜)友達の兄貴です。で、その友達もその兄貴のお下がりとかを着ているんですよ。それで「いいな!」って。

(高木完)「羨ましいな」みたいな。兄ちゃんはいないんだよね。

(千葉雄喜)はい。いないです。

(高木完)で、弟がいるんだよね。

(千葉雄喜)弟、います。

(高木完)やっぱり友達の兄貴がそういうのを着ているから、それが羨ましくて。そういう服がほしくて。で、聞いてるのがみんな、ヒップホップだったっていう?

(千葉雄喜)ヒップホップでしたね。

(高木完)アメリカのヒップホップとかっていうのは、聞かなかったの?

アメリカのヒップホップはあまりピンと来なかった

(千葉雄喜)その時、なんかそのCD屋さんに50セントのCDがあって。『Get Rich or Die Tryin』があって。「エミネム一押し」みたいなのが書いてあって。で、俺の友達でイギリス人のハーフの友達がいて。その友達はエミネムとか聞いてたんですよ。ドレーとかスヌープとかも聞いていたかな? で、俺は英語が全くわかんなかったんで。でもなんか、そのジャケがかっこいいし。エミネムが押してるみたいなのも書いてあったから、それを買って。聞きましたね。でも全然、「なにを言ってんのかわかんねえわ」って思って。あんまり響かなかったっすね。

(高木完)ああ、そうか。じゃあ、サウンドっていうよりも、そのヒップホップPがラップ、言葉っていうことがやっぱり、重要だった?

(千葉雄喜)はい。で、その友達はそれを聞いて「めっちゃいい!」みたいに歌っていて。で、それを俺は横でずっと聞いてました。

(高木完)ああ、その友達のイギリス人のハーフの人。英語がわかるから。ネイティブで。

(千葉雄喜)はい。

(高木完)じゃあ直にラップをやっているのって、最初に聞いたのはその友達のイギリス人のハーフの子がエミネムとか50セントをなぞってラップしているのが初めてかな? そのビート感っていうか。

(千葉雄喜)アメリカので言うと、そうですね。日本だと、もういろいろ聞いてたんで。借りて。

(高木完)ああ、そのレンタル屋で。

(千葉雄喜)文教堂っていうところで。

(高木完)それは王子なんですか?

(千葉雄喜)はい。そこで2パックとかも聞きましたね。2パックのCDもあって。「全然よくねえじゃん。なんでみんな、2パックがいいって言っているんだよ?」みたいに思って。

(高木完)それはいいとは思わなかったんだ。

(千葉雄喜)全く思わなかったです。「なんでみんなこれがいいって言っているんだろう?」って。

(高木完)それは言葉がわかんないから?

(千葉雄喜)言葉がわからないから。

(高木完)音は?

(千葉雄喜)音とかもあんまり……。

(高木完)ピンと来なかった?

(千葉雄喜)なんも来なかったっすね。その時、アメリカのやつは何とも思わなかったっすね。

(高木完)ああいうヒップホップのビートみたいなものに別に反応はなかった?

(千葉雄喜)全く。

(高木完)じゃあ、なんかサウンド的にも「こういうものが好き」っていうのは、音楽を聞いてても特にはなかったんだ?

(千葉雄喜)いや、でも「サウンドはいい」っていうのはあったかもしんないっすけど……なんか、古く感じましたね。その時は。2パックは。50は「古いな」と思わなかったんですけど。

(高木完)2パックってもう死んでいたっけ?

(千葉雄喜)全然死んでいたと思います。

(高木完)そういう古い、新しいの話で行くと……ちょっと話は飛んじゃうけどさ。ビートルズ、結構好きだよね? 絶対。

(千葉雄喜)ビートルズ、好きですけど……そんなに好きじゃないです。

<書き起こしおわり>

千葉雄喜と高木完 KOHH『Anoko』とThe Beatles『Dear Prudence』を語る
千葉雄喜さんが2024年3月12日放送のJ-WAVE『TOKYO M.A.A.D SPIN』に出演。高木完さんが『Anoko』とThe Beatles『Dear Prudence』の雰囲気の近さを指摘し、ビートルズについて2人で話していました。
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