三浦大知と星野源 Michael Jackson『Black Or White』を語る

三浦大知と星野源 Michael Jackson『Black Or White』を語る 星野源のオールナイトニッポン

三浦大知さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』にゲスト出演。それぞれが持ち寄った音源を聞きながら2時間に渡って音楽談義をする中で、三浦さんが多大な影響を受けたアーティスト、マイケル・ジャクソンの『Black Or White』を紹介していました。

Dangerous

(三浦大知)じゃあちょっと……。

(星野源)そうね。曲をぜひ、お願いします。

(三浦大知)でもやっぱり、いま1個かけようと思っていたのがあったんですけど、変えます。やっぱり、僕の大元というか、それがいいのかなとちょっと。まあ、影響を受けたというか。やっぱり、この人みたいに音楽を楽しめたら最高だなっていう。まあ、僕は勝手にですけども、自分が知ってきたアーティストの中でいちばんこの方が音楽が好きな気がしているというか。

(星野源)へー!

(三浦大知)なんか、とにかく子供の頃に自分は英語とかもわからず、ジャンルもわからず、なにもわからない子供の自分に「なんてこれは楽しいんだ」とか「意味はわからないけどとにかくかっこいい」とか、そういうエンターテイメントの理屈じゃない部分を教えてくれたアーティストだと思うんですけど。まあ、これは僕に限らずだと思います。

(星野源)僕も一緒です(笑)。

(三浦大知)全アーティスト、全人類だと思いますけども。そんな子供の頃からワクワクさせてくれたこの方の曲を行きたいと思います。聞いてください。マイケル・ジャクソンで『Black Or White』。

(星野源)来たっ!

Michael Jackson『Black Or White』

(星野源)イエイッ!(拍手)。最高だ……。

(三浦大知)かっこいいー!

(星野源)かっこいいぜ!

(三浦大知)いつ聞いてもかっこいいですね。マイケル・ジャクソンで『Black Or White』でした。

(星野源)なんか、子供の頃からそうだったけど、勝手に体が動いてしまうっていう。

(三浦大知)いや、そうなんですよね。なんなんでしょう? きっと、本当にスターすぎるので。大変なことも想像できない。大変なこともたくさんあったと思うんですけど、でも、なんか音楽にいちばん近かった気がして。なんとなく。で、この楽曲もいちばん最初に見た時に、聞いて、ミュージックビデオを見て。なんか、もういろんな国のダンスをマイケルが踊っていくんですけど。なにをやってもマイケルで。そのオリジナリティーが子供ながらにすっごいかっこいいと思って。

(星野源)うんうん。

(三浦大知)だからそれにすっごい憧れていましたね。だからこう、「この人みたいにオリジナルな人になりたい!」みたいな、そういう気持ちで見ていたのをすごい覚えていますね。これ、セットが……当時はCGとかセットとかっていう概念が子供だからよくわかっていないじゃないですか。だからいろんな場面に移り変わってすごいなって。で、最後の方でマイケルが自由の女神のたいまつの上で歌っているのがあって。「いつか俺も絶対にあそこで歌う!」って(笑)。

(星野源)アハハハハハッ! 最高! へー!

(三浦大知)って思っていました。子供の頃。

(星野源)いいねえ!

(三浦大知)でも、あそこに登れないっていう事実が大人になるとわかって。

(星野源)セットだったっていう(笑)。

(三浦大知)あそこまでは登れないんだっていうんで。「ああ、そうだったんだ」って大人になってわかったんですけども。

(星野源)いい話だわー!

(三浦大知)だからやっぱり夢を見させてくれていたんだなっていうので。

(星野源)僕は『Bad』とか、その頃のを見ていたんだけど……これはアルバム『Dangerous』だよね。僕がいちばん古い記憶としてはええと、映画の『ムーンウォーカー』っていうので。ミュージックビデオを見ていた記憶もあるんだけど。

ムーンウォーカー(字幕版)
Posted at 2018.4.18
マイケル・ジャクソン, フランク・ディレオ

(星野源)結構強烈な記憶としては映画の中で前半がマイケルヒストリーで、後半がドラマ仕立てになっていて。そこでマイケルが悪者に追われていて……みたいなところから始まって、最終的にはその悪者をやっつけるんだけど、最終的に巨大ロボになって宇宙へ帰っていくっていうところで終わるの。ものすごい映画なんだけど。

巨大ロボマイケル

(三浦大知)フフフ(笑)。

(星野源)意味がわからないんだけど、それがすごい大好きで。で、その中に『Smooth Criminal』のミュージックビデオがそこのストーリーの中に組み込まれていて。それで倒れる振り付けがあって。

(三浦大知)そうですね。重力を無視して、こう。

(星野源)なんだっけ? ゼロ・グラビティだっけ? あれがどうやったらできるんだろう?っていうのを子供の頃に試行錯誤して……(笑)。

(三浦大知)フフフ(笑)。

(星野源)どうやっても頭から地面に落ちるっていう。で、なんかそういうのも含めてワクワクさせてくれるっていうか。音楽でもそうだけど、ダンスでも本当に世界中の人をワクワクさせて楽しませて。で、いま聞いてもワクワクするっていう。すごいことだなと。

(三浦大知)色あせずにというか、なんなら輝きを増してずっと時を越えて残っているっていう。すごいですよね。こんな音楽が作れたら最高だなっていう風に思いますね。

(星野源)そうだね。いや、かっこいい。

(三浦大知)本当に、これはもうどこにでも持っていってました。もうバキバキなんですけど。

(星野源)(メールを読む)「マイケル、選曲最高です。曲が始まるまでのワクワク感がたまらなく好きです」。これ、ミュージックビデオを見てもらうとまた意味がわかるので。

(三浦大知)そうなんですよね。つながりがあって。

(星野源)いや、いいですねー。

(三浦大知)楽しい!

(星野源)ちょっとこれ、2時間では足りない……。

(三浦大知)本当ですよ(笑)。あ、もうおこんな時間なんですね。意外と……どんどん徐々に徐々に迫ってきていますね。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/49640

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