(宇多丸)そこからね、『Open The Window』のね、ちょっと長めのMCで。すみませんね、もうね。これがまた因縁のなんちゃらかもしれませんけども。でもちょっと、今このタイミングで何か言わないというのは……もちろんね、いろんなタイプのヒップホップアーティストがいてもいいけども。我々がこのキャリア、そして今回のこういうアルバム、こういう楽曲で、たとえば現在のパレスチナの状況。ねえ。イスラエルによる、これはもう明らかにちょっとやり過ぎな状況みたいなもの。あるいは、その前のロシアによるウクライナ侵攻とか。もちろんミャンマーのこととかも忘れちゃいけない。
こういうことも含めて、なぜ我々が表現というのを続けるのか?っていうようなことを含めて、ちょっとだけね、お話させていただいてからの『Open The Window』。で、そこにJQがやってきて。JQがすごい、彼は基本的にね、今時の本当にいけてるアーティストって感じ。要するに軽妙な子なんだけど。終わった後、打ち上げでも「宇多さんのあのMCの後に行くの、すごい気合入りました」みたいな。「長くてごめんね」っつってね。あそこのね、人のMCの間、待っているのって本当、嫌なんだけどね。「ありがとうね」って。
(宇垣美里)でも、あそこもまたみんなで声を上げて。「戦争、やめろ!」って。
(宇多丸)あれは一種のデモとして、シュプレヒコールとして機能すればいいなと思いましたし。
(宇垣美里)本当によかったです。
(宇多丸)そこからのね、スチャダラパーがね。なんかよくわかんない車に乗ってキコキコとやってくるっていう。
(宇垣美里)なんで、あんなちっちゃい車で……かわいかった(笑)。
(宇多丸)「なんかスチャには一工夫で出ていただきたい」っていうんで、あれでキコキコと出てきていただいて。そこからまた、ANIくんの1マジックですよね。
(宇垣美里)持ってらっしゃる(笑)。
(宇多丸)いやー、さすがだよね。「さすが、こういうところでやるよね!」みたいに言ったら、ANIくん曰く「うん。俺もね、でもよく着地したと思った。俺、自分に感心した」っつってて。まあ、そんな感じですよね。ちなみに岡村さんも「コントをやる」とか言って、散々いろんなことをやってるんだけど。ここだけの話ですけど。「サビを覚えきってない」とかって言って。サビの歌詞、ちょっとだけカンペをここに置いていて。「あのさ、『コントの台本ができたんで』とか前日にいっぱいメールを送ってきたんだけども。その意欲をなぜ、サビを覚えるのことに……?」とかって楽屋で言ったら「あ、ちょっとこっちもいろいろ準備あるんで。出ていってください」とかって。私が出禁を食らいました。
(宇垣美里)アハハハハッ! それは聞けないっていうね(笑)。
(宇多丸)でも、本当に素敵な仲間たちと繰り広げて。
(宇垣美里)夢のような時間でした。
武道館後のRHYMESTERの動き
(宇多丸)ありがとうございます。また武道館ね、やれるといいですけどね。特に今度はまた違うアプローチ……たとえばブルーノート的な楽器のアプローチ。ソイルとのセッションもいいですし。ブルーノートバンド……ブルーノートバンドはバンドでソイルと一緒にキャッキャキャッキャやっているから。若干ね、「どうなってんの?」みたいな雰囲気を出しながらね。
(宇垣美里)ジェラっている可能性がありますね。
(宇多丸)ブルーノートはブルーノートで定期的にやっていきますし。
(宇垣美里)また行きたいです!
(宇多丸)今年もまたいっぱいやりますよ。今年もあの、子供たちが大喜びのあそこでまたやるやも……? ねー! あと、RHYMESTERとしてもそうだし、ぜひぜひMummy-Dさんのソロ活動も。皆さん、ついにお待ちかね! 「雑味」がついに消えたということで。これは私からも自信を持っておすすめできる!
(宇垣美里)そんなこと、誰も言ってないよ(笑)。
(宇多丸)心から、初めて自信を持っておすすめできる一作! Mummy-Dさんのソロ。あと、これね、RHYMESTERじゃないんだけども。私もね、まだ発表できていないんだけども。ちょっとね、これは私にとっての大仕事がこの後に控えておりまして。追って番組でもご紹介していければなと思う次第です。
(宇垣美里)これからもますますます楽しみですね!
(宇多丸)すいませんね。ちょっとベラベラ私の話を……。
(宇垣美里)なにを言ってるんですか! みんな、それを聞きに来ているんですよ!(笑)。
#NowOnaAir#宇多丸 & #宇垣美里 のコンビ
読みきれないほどの #RHYMESTER 日本武道館LIVEの感想メールありがとうございます!#radiko→https://t.co/WG8uq7HxXU#youtube→https://t.co/jneSyOiWRd#utamaru #TBSラジオ pic.twitter.com/Z5nYWUHGlX
— アフター6ジャンクション2(聴くカルチャー番組) (@after6junction) February 19, 2024
<書き起こしおわり>