2024年2月16日、日本武道館で行われたRHYMESTERの17年ぶりの武道館公演、めちゃ楽しかったー! あまりにも素晴らしすぎたので、勢いにまかせてライブレポートしちゃいます。
公演スタートはちょっと早めの午後6時。5時すぎに九段下の駅についたらアトロクの蓑和田Dとばったり会って一緒に武道館へ。久しぶりなのであれこれ楽しくお話して前日放送後の放課後ポッドキャストでの宇多丸さんの様子などを伺ったりしていました。さすがにポッドキャストは最後までいなかったそうですが、改めて宇多丸さん、すげえなーと思ったりしつつ、武道館に到着。蓑和田Dとはここで別れて、展示されている西原商会トラックを撮影したりしながらしながら会場入り。
中に入ってみるとアリーナ席だとはわかっていたものの、まさかのドセン(ど真ん中)、前から1ケタ台の神席であることが判明! これはもう勝ったも同然やと思いながらライブ開始を待ちます。周りを見渡すと会場はほぼほぼ満員。皆さん、すごくいい顔をされているように見受けられました。
10分くらい押してライブスタート。上のステージにせり上がってきたRHYMESTERの御三方、かっけー! そして最初の曲『After 6』のイントロがかかると会場内はブチ上がり! これをやるための午後6時開演だったんですよね(笑)
『After 6』でスタート
2曲目はReiさんを呼び込んでの『My Runway』。オレンジのドレスでギターをかき鳴らすReiさん、めちゃかっこいい! 宇多丸さん、Dさんと並んでの振り付けも素敵でした。
3曲目はMighty CrownのMasta Simonさんが登場しての『予定は未定で。』。アトロク1時代の交通情報のBGMですね。よく考えたらこの曲もアトロク1で交通情報をやっていたぐらいの時間にやるという心にくい演出だということに書いている今、気づきました(笑)。たまらん!
4曲目に入るところで会場内に聞き覚えのある美声が響き、ステージ左の檻的なセットの中に岡村靖幸さんが登場。手にはスマホを持ちながら「ちょっとラップを書いてきたから披露したい」と言い出します。「えっ、なに言ってるんですか?」と戸惑う宇多丸さん、Dさんを無視して自作ラップを3回ぐらい披露。宇多丸さんのダメ出しを受けた後で檻から出てきた岡村ちゃんとRHYMESTERで『マクガフィン』! さっきまでのボケた雰囲気から打って変わってキレキレのダンス&歌唱を披露する岡村ちゃん、やっぱりかっけー! RHYMESTERのお二人と楽しそうに絡んでいる姿が印象的でした。
パフォーマンス後に宇多丸さんから「岡村ちゃん、ズルいんだよ。自分のライブではMCをやらないのに、俺らのライブでは『ラップのコントがしたい』って言いだして……仲がいいし好きだけど、岡村ちゃんは出禁です」と言われる始末(笑)。RHYMESTER&岡村ちゃんのキャッキャウフフなノリ、いつまででも見ていたいと思わされる素敵な時間でした。
「岡村ちゃんは出禁です」(宇多丸)
そして次に登場したのはクレイジー・ケン・バンドから横山剣さん&スモーキー・テツニさん。仕立てのいいスーツをビシッと着こなした剣さん、めちゃかっこいい! そして披露するのはこの武道館公演のスポンサーでもある西原商会の社歌『西原商会の世界! Part 2 逆featuring CRAZY KEN BAND』。モニターにMVのアニメーションが流れる中、ナイスなパフォーマンスを披露してくれます。
さらに逆featuringシリーズの名曲をもう1曲ということで『肉体関係 part2』もカマしてくれるRHYMESTER&CKB。そして「放置プレイ」でパフォーマンスを終えると「逃げろ!」とビートルズの武道館公演の前座・ドリフターズオマージュで退出していくところも含めてたまらん演出でした(笑)。
ゲストが4組登場する怒涛のゲストパートが終了して、一旦ブレイク。このツアーでやっていた「季節の◯種盛り」過去曲シリーズコーナーが始まります。宇多丸さん演じる料亭の女将・おウタがRHYMESTER活動休止前の楽曲の四種盛りを披露すると宣言してスタートしたこのパートは『耳ヲ貸スベキ』『リスペクト』『ザ・グレート・アマチュアリズム』『ライムスターイズインザハウス』と続きます。『耳ヲ貸スベキ』のライブパフォーマンスを見たのなんていつ以来だろう? さんぴんCAMP世代のおじさんにはグッと来るたまらん選曲!
活動休止前曲コーナーの次はSOIL&”PIMP”SESSIONSとReiさんが登場してのジャズコラボレーションコーナーへ。『ジャズィ・カンヴァセイション』、そして『初恋の悪魔 –Dance With The Devil-』を披露していきます。SOIL&”PIMP”SESSIONSにReiさんのギターが加わることでまた新たなケミストリーが生まれていてめちゃめちゃかっこいい! 「また俺たちで曲をやりたいよね」「次はReiちゃんも曲に参加したいって言ってたよ」なんていうトークも飛び出していたのでライムス&ソイル&Reiのコラボレーション楽曲が今後、あるかも? 相性はバッチリだとこのライブで証明されたので、すげえ曲ができそう! 今後に期待したいところです。