安住紳一郎 埼玉県の新作イチゴ・べにたまを語る

安住紳一郎 埼玉県の新作イチゴ・べにたまを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2024年2月4日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で埼玉県の新しいイチゴの品種、べにたまをリスナーにプレゼント。まだ埼玉県外では売られていないべにたまの魅力を話していました。

(安住紳一郎)そして今日はプレゼントがあります。日曜天国、最近聞き始めたという方はもしかすると知らないかもしれませんが。かなり果物、フルーツに関しては、いや、ちょっとテレビ・ラジオ界の中でも独走中という。マスコミ界の成城石井とも、日経トレンディとも言われていますが。「マスコミ界の日経トレンディ」って、日経トレンディもマスコミじゃないか?っていう話なんですけど。かなりね、ありきたりのものではない、一辺倒なものではない。かなりね、いいものを紹介してきたという自負があります。

(中澤有美子)早くね。

(安住紳一郎)そう。早くね。だって、「あまりにも早すぎて結局、ブームが来なかったじゃないか?」っていうのもあったりもしましたけれども。それでもですよね。ここ10年、15年とこの番組の歴史と合わせるかのように日本の果物も品種改良が進みましたからね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)皆さん、小さい時……何年前かわかりませんけど。私などは30年前、40年前を思い出しますと、イチゴとかはもうほぼ、なんか今考えると野イチゴのようなものを食べていたような記憶ですよね。違いますか? なんかね、「ええっ?」って思いますよ。今、だってもう本当、ピンポン玉クラスのイチゴがポンポンポンポン、出てきますけど。あんなもの、なかったですよね?

(中澤有美子)なかったです。ケーキに載ってるイチゴがもう素晴らしく完成度の高いもので、驚くというようなね、感じでしたよね。

(安住紳一郎)そうですよね。本当に今、考えると私たちは何を食べていたんだ、みたいなね。

(中澤有美子)選択肢もなくて。

(安住紳一郎)なかったですよね。今回はイチゴのプレゼントということになるんですが。埼玉の新しいイチゴの品種、「べにたま」を20人の方にプレゼントしたいと思います。ひらがなで「べにたま」ですね。「たま」は埼玉の「たま」ということですよね。もうイチゴが好きな方。あるいはフルーツにちょっとアンテナ感度が高いぞっていう方はこの埼玉のべにたまって言われたところでもう、唸ってるはずです。今日は番組をお聞きの皆さんにべにたまを20人の方にプレゼントしたいと思います。

(中略)

(安住紳一郎)関東でイチゴと言ったらやっぱり栃木だろうと、私もそう思うわけですが。そこはね、しばらく変わらないとは思いますけれども。今後、この埼玉のイチゴが台風の目になりそうだという風に言われていますし、私もそうじゃないかなという風に思います。今回は2パック。なので、ちょうどイチゴがよく入れられている箱がありますけども。あれが1箱、20人の方のところに行くということですが。1パック6個入りで、サイズはたぶん3Lサイズのもので。見たらね、びっくりすると思います。あまりにもそのイチゴが美しくて。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)この表現が合ってるかどうか、わかりませんけど。本当に食品サンプルのような、形がね、揃ってるんでですよね。で、ツヤツヤ、ピカピカ。そして本当にアポロチョコレートを大きくしたかのような見事な円錐形。びっくり。サンリオが作ったんじゃないかって思うようなイチゴ。「えっ?」って。

(中澤有美子)ああ、なるほどね。夢のようなね。

サンリオが作ったようなイチゴ

(安住紳一郎)夢のようなイチゴ。本当にね、きれい。見た目が、ビジュアルが。クリスマスイチゴ選手権というのがあるんですが。要はケーキの上に乗せて映える。そういうところを競うみたいなところもあると思うんですが。そのクリスマスイチゴ選手権。冬イチゴっていうことですが。そこで2023年、最高金賞に輝いているということなんですよね。これ、埼玉で開発された品種で。実は埼玉県内でしか今は販売できてないんですよ。販売しちゃいけないということなんですよね。2021年に誕生したべにたまなんですが、3年間は県外に出荷せず、地産地消を進めていて。なので県外で売ることができるのは今年の冬からかな? 来季の冬、次の冬からということで。2024年の12月ぐらいから県外でも販売ができるということなんですが。なので、言ってみると今、あれですよね。鎖国を解除していない、最後の冬ですから。まあ一番、埼玉の中で品質のレベルが上がってきて。そして県外の人にはまだ知られていないということですから本当に、いいもの。この後はね、もうたぶんものすごい市場に出て、値段もぐんぐん上がっていくんじゃないかなと思いますけれどもね。どっちかというと、インサイダー的なプレゼントですよね。

(中澤有美子)そうですね。見たことないですもの。

(安住紳一郎)見たことないですもんね。まだね、スーパーには……埼玉県内のスーパーではべにたまをという、埼玉県の方はいらっしゃるかと思いますけれども。イチゴの栽培、埼玉は古くて戦後。アメリカから輸入されたダナーという品種で。結構埼玉ね、やっぱり土地がいいので、ずいぶんと広く栽培されていたということがありまして。1970年代には、作付面積全国1位ということで。イチゴは埼玉という一時代があったんですが。その後、私たちが中学生ぐらいの時。これ、はっきり覚えてますが。福岡のとよのかっていうのが来ましたでしょう? もう、あのダンボールのデザインタイムさえも覚えてますよね。とよのかっていうのが九州から来まして。そして、女峰ね。いまだにちょっと読む時に読みが「めほう」だか「にょほう」だかわからないっていう感じの女峰ですけど。そして96年、栃木でとちおとめが出現して。とちおとめの時代がずっと続いていたということで。

(中澤有美子)長かったですね。

(安住紳一郎)当然今もね、とちおとめはたくさん生産されていて。美味しいイチゴ。私も大好きですけどね。そして今度、福岡のあまおうね。甘くて大きくてうまいっていうね。なんていう欲張り、あまおう。

(中澤有美子)そうでした(笑)。

(安住紳一郎)あとは静岡の紅ほっぺ。で、栃木が今度とちひめを出してきて、ということで。苛烈な品種改良が続いて。で、栃木がいわば、イチゴといえば……ということで独走が続いていたんですけれども。当然埼玉もね、畑がいいところですから。いい品種があれば、それなりに。埼玉のポテンシャル、高いですからね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)埼玉とか千葉とか神奈川が本気を出した時はもう手がつけられないですよね。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

(安住紳一郎)いや、本当に私、北国の田舎出身なんで。まあ、やばいですよ。うん。すごいと思いますよ。本当に。やろうと思ったら、何でもできるんだから。だいたいはマンション建てちゃったりするんだろうけど(笑)。でも、土はいいし。当然ね、農家の方、代々素晴らしい方たちがね、お継ぎになってるってこともありますし。何回も言うけど、千葉なんか縄文時代から人が住んでますからね。本当ですよ。

(中澤有美子)そうですね。居心地がいいところですよね。

安住紳一郎 千葉のすごさとまとまりのなさを語る
安住紳一郎さんが2021年8月8日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で千葉県についてトーク。千葉の持つポテンシャルの高さや千葉県民のまとまりのなさについて話していました。

(安住紳一郎)居心地もいいし。人口もだって600万、700万いるわけでしょう? すごいよね。首都圏だけでスウェーデンとかフィンランド、超えてますからね。

(中澤有美子)そういうことになるんですね。

(安住紳一郎)そういうことですよ。ノルウェー、スウェーデン、フィンランドって皆さん、わかりますよね? あのデンマークの上のね、北欧三国。あれ、もう埼玉、千葉、神奈川と思ってもらって構いませんから。

(中澤有美子)いいの?(笑)。

(安住紳一郎)いや、もう人口規模、変わりませんから。ええ。

(中澤有美子)ええっ? そうかー。

(安住紳一郎)そうですよ。東京の周りにヨーロッパの3国がくっついてみたいな感じでいいんですよ。すごいですよね。今回はこの埼玉のべにたまということですね。2016年にあまりんとかおりんという2品種がデビューしたんですが。その後、2012年からスタートしたプロジェクトということで。10年近くかけてということですね。この埼玉のかおりんと三重のかおり野をかけ合わせて誕生したのがべにたまということですね。熊谷の埼玉県農業技術研究センターで開発され、現在は吉見町や加須市で栽培されています。北川辺地区を中心に栽培されているということなんですが。

とにかく成長の勢いも早くて、葉っぱも大きいし、幹も高い。で、水も肥料もたくさん必要で。6回目以降の収穫は実が小さくなるので、だいたい5回目くらいの収穫で終わり。収穫、出荷しないっていうことにしているっていうね。普通は、あれですよね。水も肥料もたくさん。葉っぱも大きいしっていうとやっぱりもう、ねえ。これは結構、手がかかるなっていう感じですけども。やっぱりこの北川辺地区。埼玉のね、あのへんの土壌の良さというものが十分にカバーして余りあるっていうことじゃないですか? いいですよね。ちょっと本当にもう、見た目にびっくりしますから。「えっ?」っていう感じ。そして、私もいただきましたけど、ものすごくね、瑞々しんですよね。食べると、ちょっと口元がゆるい人はもうお汁が出ちゃうぐらいの。

(中澤有美子)ねえ。なんか「溺れそうなほど」って言ってましたね。

溺れそうなほど瑞々しいイチゴ

(安住紳一郎)ちょっと熟れきった桃みたいな感じで。もうジュルジュル!っていう感じ。吸い付いてくれ、みたいな感じで。

(中澤有美子)なるほど。バキュームながらね。

(安住紳一郎)バキュームしながら食べてほしい。美味しいって感じでした。ねえ。べにたま。まだ埼玉県外では買えないっていう、そこがまたちょっとね、先取りの感じ。

(中澤有美子)手が届かない感じ!

<書き起こしおわり>

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