空気階段の鈴木もぐらさんが2023年11月20日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で『行列のできる相談所』で大好きなビートたけしさんと共演した際の模様を紹介。北野映画についてたけしさんに質問した際に「あんちゃん、本物だね」と言われたエピソードを紹介し、大喜びしていました。
（鈴木もぐら）あと今日……収録が11月19日の日曜日で。今がもうそろそろ月曜になるかっていうぐらい。夜の11時50分過ぎなんですけども。先ほど『行列』に私、出させていただきまして。ビートたけしさんと、共演させていただきました！
（水川かたまり）そうですよ。『行列のできる相談所』。もぐらが……。
（鈴木もぐら）出させていただきまして。というのも本当にですね、私が『踊り場』でもそうなんですけど。（北野武最新映画）『首』が楽しみだみたいなことを言ってたりとか、以前はコーナーで「北野映画っぽい話」とかをやらせていただいてたじゃないですか。それを『行列』のディレクターさんが知っていてくれて。今回、『首』の特集でたけしさんが来られるってことで。「やっぱりたけしさんの映画を見てる人が1人、ほしいんだよ」って。
（水川かたまり）大ファンがほしいんだと。
（鈴木もぐら）で、呼んでいただいたんですよ。ありがとうございますっ！
（水川かたまり）すごいですよ。そんな、だってめっちゃいるわけじゃないですか。北野映画のファンの人なんてさ。その中で、鈴木もぐらがファン代表として。
（鈴木もぐら）いやー、言っていてよかった。本当に言っていてよかったですね！
（水川かたまり）もう押し売りぐらい言ってましたね。「たのむから仕事をくれ！」って言ってるのと一緒だったから。
（鈴木もぐら）同義（笑）。で、ステッカーだってさ、我々は『キッズ・リターン』風のステッカーにしていてさ。それも番組内で俺、たけしさんにお渡しすることができたのよ！
（水川かたまり）らしいですね。あれを……。
（鈴木もぐら）あの無許可ステッカーを。
（水川かたまり）『キッズ・リターン』パロディーのステッカーを作ったのを。すごいですよ。あれをたけしさんが持ってるってことですよね？
（鈴木もぐら）そうです！ もしたけしさんがすぐに捨てていたとしても、一度たけしさんのジャケットの中には入ってます。
（水川かたまり）ああ、ジャケットに入れてくれた？
（鈴木もぐら）はい。私、見てます。たけしさんが入れてくれた瞬間を。しかも「無許可ですいません」って言っても何も言わず。「もういいよ」みたいな。そこで怒ったりせず。いや、本当にお渡しできたんで……っていうことと。あと番組内でね、企画の一環なんですけども。「聞きたいことあったら、何でも聞いていい」っていうことで。俺がその『ソナチネ』に出てくる、大杉漣さんが小銭を飲まれる電話ボックスがあるんですよ。そこで小銭を飲まれて「てめえのところの電話は貯金箱かよ、コノヤロー！」っていうシーンがあるんですけど。「あのシーンって、いったいどこなんですか？ あそこに行きたいんですけど、情報が一切出てこないんです」っていう。
#3分間電話の日
公衆電話からの市内通話の料金が3分で10円になった日大杉 漣
『ソナチネ』(1993年)
Sonatine
監督:北野武 pic.twitter.com/fmq8KwKO4r— みやん２号 (@BpmAS4wwHW89MiP) January 30, 2020
（水川かたまり）それはもう、ラジオでもずっと言ってましたからね。
（鈴木もぐら）そうなんですよ。で、その話をたけしさんに直接お伺いしたんです。
（水川かたまり）なんか、言ってましたね。
（鈴木もぐら）そしたら……番組でもこれ、オンエアーで流れたんですけど。たけしさんが教えてくれて。「いや、あれは石垣島のお店で。洋七師匠と石垣島に行った時に『ここはいいな』と思って。そのお店に決めた。あのシーンは実は大杉漣さんのアドリブでちょっとやったところもあって」とか、そういう裏話も教えてくれたんですけど。実はこれ、チョキチョキされちゃってるんですけども。
（水川かたまり）ああ、カットを？
オンエアーではカットされてしまっていた部分で……
行列リアルタイムで観てました。
たけしさんに、踊り場キッズリターン風ステッカー渡せたそうです。#odoriba954 pic.twitter.com/QgihDRRmyY— 空気階段の踊り場（TBSラジオ） (@kuki_odoriba) November 19, 2023
（鈴木もぐら）なんとですね、たけしさんが……俺がね、「教えてくださってありがとうございました」って言った後、たけしさんからですよ？ 「あんちゃん、『ソナチネ』のあそこが出てくるっていうことは、あんちゃん、本物だね」って。
（水川かたまり）マジ？
（鈴木もぐら）これ、すごくない？ 俺、あのチョキチョキした部分のV、ほしいわ。あれ！
（水川かたまり）「あんちゃん、本物だね」って？ すごいよ！
（鈴木もぐら）「あんちゃん、本物だね」って言っていただきましたから。「これ、めちゃくちゃ嬉しい！」って思って。
（水川かたまり）いまだかつて、そんなこと言われた人、いるの？ 「本物だね」なんて。
（鈴木もぐら）いやいや、本当にそれはめちゃくちゃ嬉しかった。まあ、だから「本当に俺の映画、好きなんだね」って言ってくれている「本物だね」なんだけども。
（水川かたまり）すごいじゃん！
（鈴木もぐら）すごいよね？ すげえだろ！（笑）。
（水川かたまり）本物認定（笑）。
（鈴木もぐら）（ものまねで）「木村、もういいよ。帰ろう！」っていう（笑）。
（水川かたまり）わかんない。俺から見ても本物だと思うよ。うるせえもん。再現しすぎて。
（鈴木もぐら）いや、でも本当にね、それが嬉しかったのと……あと、最初にお会いした時。始まって、たけしさんが途中から来られたんだけど。たけしさんが入る時に、まず改めて挨拶とかするじゃん？ みんな。「よろしくお願いします」って。その時にたけしさんが「あれ、お前、あれだろ？ 足、悪いやつだろ？」って。
（水川かたまり）「足、悪いやつ」を覚えてくれてる！ たけしさんが！
「お前、あれだろ？ 足、悪いやつだろ？」
（鈴木もぐら）「足、治ったのか？」「あ、いや。でも、整体でやってもらって良くなってるんですけど」「ああ、そっか」って、言ってくれたのよ！ もう俺、それを聞いてさ、俺は足を治すの、やめようと思って。
（水川かたまり）フハハハハハハハハッ！ ずっと足が悪いままでいようって？（笑）。
（鈴木もぐら）いや、もうそんなの、治せないよ！ 無理じゃない？ だって足悪いやつでさ……「お前、足、悪いやつだろう？」って言ってくれていてさ。そんなの、治せないよな？ いや、これはもう無理だよ。治さない理由になるよ。
（水川かたまり）治してもイメージとして……「治しました」で会話になるよ？
（鈴木もぐら）もう俺の中でだいぶ、治さない理由になっちゃっているというか。無理よ。やっぱり。
（水川かたまり）治した方がいいとは思うけどね。
（鈴木もぐら）もう、悪いままでいよう。俺。それをちょっと報告を……。
（水川かたまり）そういうことじゃないんだよ？
（鈴木もぐら）でも、もうちょっと治して足がいいやつにはなれないよね。それもすごい嬉しかったし。あれもだからキングオブコント直後にね。
（水川かたまり）『情報7daysニュースキャスター』でね。
（鈴木もぐら）そこで言ったことを覚えてくださっていて……っていう感じで。それで、『行列』を見ていただいた方はね、もうおわかりだと思うんですけど。『首』を……映画『首』を我々、鑑賞しました！
（水川かたまり）鑑賞させていただきました。
（鈴木もぐら）なんでお前まで見てるんだ？っていう話なんだよ、本当に！
＜書き起こしおわり＞
