空気階段・鈴木もぐら 近所のコンビニ店員とのプチギャンブルを語る

空気階段・鈴木もぐら 近所のコンビニ店員とのプチギャンブルを語る 空気階段の踊り場

空気階段・鈴木もぐらさんが2021年12月13日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で近所の行きつけのコンビニの店員と密かに行っているプチギャンブルについて話していました。

(鈴木もぐら)家の近くにね、コンビニが2軒、あるんですよ。で、どっちも同じぐらいの距離にあるの。家から。だからどっちに行ってもいいんだけど、2ヶ月前ぐらいから1軒の方しか行ってなくて。

(水川かたまり)どうして?

(鈴木もぐら)というのも、店員さんがすごい感じのいい人なの。

(水川かたまり)ああ、いいところを取ったんだ。

(鈴木もぐら)で、俺のタバコの銘柄とかも覚えてくれていて。で、俺はだいたいコンビニに行ったら、タバコを買って、ホットスナックを1個、買って会計をして出るんだけど。なんかその流れみたいなのを覚えてくれていて。同じぐらいの距離だから。だったら、そっちの方に行くじゃんっていうので通ってたんだけど……でもその店員さんがさ、「ああ、ハイライト・メンソールですね」とかやってくれるんだけど……全部その個数が違うっていうか。微妙に違うのよ。

俺、だいたい1回に2箱、買うんだけども。まあ1箱の日もあったり、3箱の日とかもあって。で、「あ、ハイライト・メンソールですね」って言って2つ、もう取ってくれていて。「ああ、すいません。1個で大丈夫です」とか。それで、ファミチキとかも食べるんだけど。俺、スパイシーチキンも好きだし。肉まんもよく食べるから。だから「ああ、肉まんですね?」「いや、すいません。ファミチキで」とか。

(水川かたまり)まあ、善意でやってくれるのね(笑)。で、ちょっと微妙に違うんだ。

(鈴木もぐら)それで「じゃあ、タッチお願いします」「いや、現金で……」とかっていうので、すごく感じがよくて通ってんだけど、なかなか合わないわけ。

(水川かたまり)向こうもだから、そうしてあげたいし。向こうもちょっと優越感とかもあるからね。俺もコンビニでバイトしてた時に「この人はこれ」って覚えてるのが嬉しいってのもちょっとね。

(鈴木もぐら)あるじゃない? で、こっちも覚えてもらっていて嬉しいじゃない? だから通うんだけども……だいたい大きく分けて3つなの。「タバコが何箱か? スナックが何か? 支払いは現金か? SUICAなのか?」。で、これが1回も合ったことなくて。

(水川かたまり)フフフ、そうなの?(笑)。

(鈴木もぐら)そう。全部きれいに行ったことがなくて。だからそこに通ってはいるんだけど、もどかしい感じだったんだけど……なんかその、スロットみたいに俺の中で思えてきて。

(水川かたまり)3つ、揃えたら……って(笑)。

タバコ、スナック、支払い方法を揃える

(鈴木もぐら)「なんとかして、3つ揃えたい!」みたいな。もう、合わせましょうみたいな。お互い、絶対になんかね、あると思うし。でも、向こうにすり寄るのは俺、違うと思っちゃって。だからタバコを2個、取ってもらった時に何も言わなければもうそれで正解だし。それで「ファミチキですね?」って言われた時に何も言わなければ正解だけど、それはちょっと違う。しかも俺、通いづらくなっちゃうじゃん? 「あそこに行ったら俺、本当はフランク食いたいけど、肉まん出されたら今日はそれを食わなきゃいけない」みたいな風になっちゃうから。それは避けたいの。でも、感じがいいから……。

(水川かたまり)1回も合ったことがないのに続けてくるんだ?

(鈴木もぐら)そうそう(笑)。でも、全部覚えてるの。その流れは。もう俺が入っていたら「あ、はい。タバコですね」って。

(水川かたまり)いくつぐらいの人なの?

(鈴木もぐら)おじさん。38から40ぐらいの感じ。そのおじさん同士の攻防が繰り広げられているんだよ。で、ルールとしては入店する前に俺はもう決めるの。心に決めてからズルなしで。それで「合ったらいいな」って思ってたんだけど。それが今週、なんと合ったんですよ。ばっちり。

(水川かたまり)3つがパチッ、パチッ、パチッて揃ったの?

(鈴木もぐら)まず俺、タバコを2箱、買おうと思ったの。次の日、朝からロケでカバンに忍ばせたかったら。そしたら「いらっしゃいませ。あ、タバコですね」って2箱取って。「よしっ! 1個、揃った」って。で、寒かったから肉まん食いたかったの。「肉まんですね」って。「よっしゃ、来た来た!」って。

(水川かたまり)リーチだ(笑)。

(鈴木もぐら)そう。「リーチ、リーチ! あとは会計だけ!」ってなって。「会計……今日は俺、SUICAに金が入ってるよ? 大丈夫?」って思ったら「じゃあ、タッチをお願いします」って。「おおおーっ! 合った! よっしゃ!」ってなって(笑)。

(水川かたまり)おおおーっ!(笑)。

(鈴木もぐら)もう俺の心の中で「はじめて合ったわ!」って思って、自分の中で喜んでいて。で、買ったものを持ってさ、「ありがとうございます」って出ようとしたの。そしたら、そのおじさんがさ、「あの、ちょっとすいません。いいっすか? あの、よかったらこれ、どうぞ……」って。なんか、自分でお金を払ってくれて。「どうぞ」って。カレーまんをくれたの。俺に。

(水川かたまり)えっ、なんで?

(鈴木もぐら)だから、なんかたぶんだけど、そのおじさんも……たぶんそれが揃ったのが嬉しくて(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

(鈴木もぐら)「なんかサービスしたい!」って(笑)。

(水川かたまり)おじさんももどかしい思いがあったんだ(笑)。

(鈴木もぐら)「1回も合ってないな」っていうのがたぶんね、そのおじさんにもあったと思うんだよね。

(水川かたまり)気に留めていたんだ。

(鈴木もぐら)そう。で、俺は俺で「スロットが揃った。よっしゃ!」って思ったら、景品みたいな感じでカレーまんをくれたし(笑)。そのはじめて揃った日にくれたから、なんか2人の思いが通じ合ったっていうか。その帰り道、夜に食ったカレーまん、めっちゃうまくて。なんか心が通じ合って、テレパシーみたいでウレしいなって思ったんですよね。SMAPで『SHAKE』(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

SMAP『SHAKE』

<書き起こしおわり>

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