ハライチ澤部 家族全員で行ったフジロック・フェスティバル2023を語る

ハライチ澤部 家族全員で行ったフジロック・フェスティバル2023を語る ハライチのターン

ハライチ澤部さんが2023年8月3日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で家族全員を連れてフジロック・フェスティバルに行った話をしていました。

(澤部佑)フジロックにね、行ってきましてね。先週末。金、土、日と行ってきましてね。5年ぶりですかね? 家族でフジロック、行ってきましたね。うちの両親も連れて。うちの両親も音楽、好きだからね。だからもう澤部家3世代でフジロック。そこに知り合いのモヒカンのおじさんも入り……。

(岩井勇気)なんで入ってくるんだよ?

(澤部佑)澤部家3世代の中にモヒカンのおじさんも一緒に混ざって。

(岩井勇気)なんだよ、それ? パラサイトみたいなことか?(笑)。

(澤部佑)モヒカンのおじさんに乗っ取られているのかな? そういうことなのかな? で、行ってきましてね。金曜日、『ぽかぽか』が終わって、その後に新幹線に飛び乗り、新潟・越後湯沢に行きましてね。なんだかんだ、それこそこの間の金曜日、いろいろあったんだよね。生放送が終わった後もなんか、いろいろと……バレーのイベントとかね。それで結局、越後湯沢に着いて。そこからフジロックの会場の中に入ったのは、なんだかんだでもう19時とかぐらいだったかな? 18時……。

(岩井勇気)やってるんでしょう? ずっと。

(澤部佑)まあ、夜遅くまでやっているんだけども。とりあえず入って、もうみんなで行ってね。で、「とりあえず、夜ご飯を食べよう」ってなって。で、オアシスエリアっていう一番大きい、屋台がいっぱい並んでいるエリアがあって。そこでご飯を食べようってなって。屋台でみんなでなんかいろいろ買ってきてさ、いっぱいご飯を1ヶ所に集めてね。「よし、食べよう」なんて。で、ちょうどそのオアシスエリアの近くにレッドマーキーっていうステージがあって。そこでヤー・ヤー・ヤーズっていう俺がすごい好きなバンドが演奏してたの。ずっと。演奏してて。で、その一番聞きたい曲がバーン!って始まったわけ。最後の方で。

「ちょっとこの曲だけ、聞いてくる!」みたいな。で、バーッと行って、ワーッて飛び跳ねて。「やったー!」っつって。で、戻って、またみんなでたこ焼きを食べて。やっぱり子供がいると、こういう楽しみ方になってくるというかね。「ちょっと行ってくる」っつって1、2曲聞いて、また戻ってくるみたいな。そんなずっと行っちゃうと、子供を全部任せることになるから。「行ってきな」とは妻も言ってくれるんだけど。でも、ちょっとさすがになんか、行きづらいしね。で、ちょっと行って戻ってくるみたいな。

(岩井勇気)「1時間だけパチンコ行ってきていい?」みたいなこと? うちの親父の。

(澤部佑)ああ、たぶん近いね(笑)。あなたのお父さん、言ってた? 「1時間だけパチンコ行っていい?」よりはもっと俺、我慢してると思うけど(笑)。それよりは。

(岩井勇気)ああ、なるほどね。

(澤部佑)で、なんか子供を連れて、家族で行きたいっていうのが俺の夢だったしね。そもそも、家族でフジロックっていう。だから、その飯を食ってる時に一番下がもう寝ちゃったの。ベビーカーに乗った状態で。19時過ぎて。で、寝ちゃったからもうその日のいわゆるトリ。最後のストロークスってバンドがいたんだけど。それももう、見ずに帰るっていう。

(岩井勇気)なるほどね。

(澤部佑)結局、今年の一番見たかったフー・ファイターズっていうバンドも……。

(岩井勇気)知ってるよ。なんとなく。ジョジョのスタンドで出てきたもん。

(澤部佑)ああ、そう(笑)。ジョジョのスタンドで出てくるもんね(笑)。

(岩井勇気)『ストーンオーシャン』で。

(澤部佑)そうそう。そのフー・ファイターズも結局、見てないの。フー・ファイターズが21時過ぎとかで……。

(岩井勇気)もう目玉みたいな感じ?

(澤部佑)もう目玉。フー・ファイターズって。で、スタートが21時過ぎなの。で、結局子供が「疲れた」っつって、その21時の2、3時間前に「もう帰る。ホテルに戻る」っつってね。で、戻って。だから子供を寝かせて、もう1回戻ってフー・ファイターズを見るみたいな気持ちでいたんだけれども。子供を寝かせていたら、もう一緒に寝ちゃってね(笑)。

(岩井勇気)結局ね。

結局見れなかったフー・ファイターズ

(澤部佑)で、気づいたらもう朝になっちゃっていて。そうなっちゃうの。結局。なんかすごい疲れちゃって。やっぱりね。

(岩井勇気)まあね。そのフー・ファイターズを見るより気持ちいいからね(笑)。正直、言ったらね。

(澤部佑)そう。気持ちよさで言ったらね。フー・ファイターズ、テンションが上がるとかはフー・ファイターズの方がやっぱり圧勝だけど。気持ちよさで言ったらね。

(岩井勇気)そこで寝ちゃうのと、フー・ファイターズを見に行くんだったら、寝ちゃう方がいいもんね。

(澤部佑)気持ちよさで言ったら、そりゃね。そういうのもあって、もう朝起きたらもう終わってるよね。フー・ファイターズ、終わっているし。

(岩井勇気)やっていてくれないの?

(澤部佑)ずっとやっていてはくれない。さすがに妻に言われた。「なにしに来てるの?」って(笑)。「そうだよね」って。

(岩井勇気)「次の日の朝、行けばいいじゃん」って(笑)。

(澤部佑)「いや、そうだよね。朝はもうやってないもんね」ってね。でも、なんか別にそれも「ああ、見たかったな」っていうのはあるけれども。まあ、いい。「家族で行きたい」っていう夢の方が俺的には……。で、本当にその2日目の朝だったかな? 朝9時過ぎぐらいにさ、もう会場に入っていっていてさ。山の中に川があるんだけど、その川のアクティビティみたいな。インストラクターの方がついて、子供が川で遊べるみたいなのがあるんだよ。

(岩井勇気)そんなの、あるんだ。

(澤部佑)それにうち、応募してたの。だから「時間、間に合わないぞ!」って。そのグリーンステージっていう一番大きな、芝生がブワーッてあるんだけどもさ。娘2人と手を繋いでそこを……まだ誰も人、いないから。そこをダッシュしていたの。それだけで、俺はもう幸せなんだよね。「幸せだ!」ってもう、口に出して言っていたね。「幸せだ!」って。走っててね。9時過ぎに。

(岩井勇気)なるほどね。

(澤部佑)本当になんか、「映画とかだったらこいつ、直後に死ぬんだろうな」っていうようなテンションで絶頂を迎えてたの。本当に。それぐらい、俺は楽しく過ごしていて。で、ずっと会場内もさ、3日間ウロウロしていると、声かけていただくこともいっぱいあって。やっぱり「『ぽかぽか』、見てます」みたいなね。「お昼の、見てますよ」「『ぽかぽか』、見てますよ」みたいなことを結構言ってくれて。あとは会場内にでっかいホワイトボードというか、落書き、寄せ書きコーナーみたいなのがあるのよ。好きなことを書いていいみたいな、そこにでっかい赤いペンで『ぽかぽか』って書いてあって。

(岩井勇気)ええっ?

(澤部佑)謎の……『ぽかぽか』ファンかな?

(岩井勇気)奥さんがやってくれてるんじゃないの?(笑)。

(澤部佑)うちの妻が、俺が「ちょっと1曲、聞いてくる」って行っている間に『ぽかぽか』って?(笑)。

(岩井勇気)「見たら嬉しがるぞ」って。

(澤部佑)でも、汚い字だったよ? 赤いペンでなんか雑に『ぽかぽか』って……うちの妻のあれなのかな? だとしたら、嬉しいね。まあ、ありがたいなって。で、ラジオも言われるんだよ。毎年、一番言われるかな? 「ラジオ、聞いてます」が。「ラジオ、聞いてます」って言われるんだけど。今年はだからもう子供たち、おじいちゃん、おばあちゃんと遊んでいて。で、妻と俺の2人だけの時間みたいなのが一瞬あってさ。で、2人でちょっとお酒を飲んでいて。その時に1人、若い男がね、「ラジオ、聞いてます。ターン生物です」って言われて(笑)。俺、そこでビール、吐いちゃった(笑)。「なんだよ、ターン生物って? こいつ、なにを言っているんだ?」って。最新のやつね(笑)。

(岩井勇気)「人には言ってないんですけども。実は僕、人間じゃなくて、ターン生物です」って(笑)。

(澤部佑)「なんでそれ、俺に言ってくるんだよ?」っていう(笑)。

(岩井勇気)「僕にはわかるんです。同胞が」って(笑)。

(澤部佑)「あなたもターン生物ですよね?」みたいな(笑)。「ああ、あれのことか。ありがとうね」って。そうなっちゃう。まだ。最新だったからさ。これがまた「ハライチョフです」とか「タンタ民です」っていう人、多いよね。

(岩井勇気)ああ、そう?

(澤部佑)フジロックの会場でも多いのよ。「ハライチョフです」とか「タンタ民です」って言ってきちゃう人。「ああ、最近は聞いてないんだな」って。謎のこの寂しさが……だから、よくないよ。岩井のこの総称をコロコロ変えるのって(笑)。

(岩井勇気)いつのリスナーか、わかるみたいな? 「いつから聞いてないんだろう」って。

(澤部佑)ちょっと引っかかっちゃうんだよな。嬉しいはずなのに。で、なんかその流れで「ターン星人です」って言う人がいて(笑)。

(岩井勇気)オリジナルのやつ(笑)。

(澤部佑)あれこそ本当に宇宙人かと思ったね。「ターン生物」がごちゃついたのかな? 「僕、ターン星人です」って(笑)。ビクッてなったけどね。それでラジオの話とか、いろいろしていて。それでハッと思い出して。ここでもちょっと話しましたけども。東京駅の八重洲でフジロックのイベント、トークショーみたいなのをやって。なんかあんまり爆発しないまま、終盤を迎えて。そしたら小学3年生の男の子が一番前にいてね。その男の子が俺に向かって「結構なんかいろいろテレビとかで見るけど、別にファンではない。好きではない」みたいなことを結構大きい声で言って。それがもうボカーン!って受けて。本当に神様、神のようだった。「神の一声で大爆笑だった」っていう話をしてね。

で、その子の親がワークショップみたいなのをフジロック内で、なんか子供にアクセサリーを作るのとかを教えてるっていう人でね。だから「本番も行くんだよ」ってその子が言っていて。「じゃあ、会いに行くよ」みたいなことを言っていたんだよ。「ああ、一応約束してたな。会いに行こう。顔を出しに行こう」と思って、そのワークショップがあるところに行って探してたの。そこにはいっぱいあるのよ。テントも。だから「どこかな?」って探していたら「澤部さん! 神です!」って言われて。パッて振り向いたらその男の子がいて。「ラジオ、聞きましたよ。神です!」って言われて(笑)。

(岩井勇気)いくつなんだよ?

神(小3男子)との再会

(澤部佑)小3。うちの長女と一緒。「神です」って言われて。「いや、そんな自分であんまり言うなよ」みたいな。「危なかった。来なかったらメール送ろうかと思ってましたよ」って言われて。「あぶねえ。なんだ、こいつ?」って思って(笑)。やばめのやつだけど、でもかわいいやつでね。なんか、自由研究もフジロックのことを毎年、やってるんだって。

(岩井勇気)うわっ、かっこいい!

(澤部佑)で、今年はフジロック図鑑を作るっていうので。会った人の名前と職業を聞くインタビューをするっていうことで。。俺も「澤部佑、芸人」って書いて。ホワイトボードを持ってそれを写真に撮って。俺の写真も自由研究に使ってもらえるっていう。

(岩井勇気)ちゃんとしてるじゃん。

(澤部佑)そうそう。ちゃんとしてるな、みたいな。で、なんかせっかくだからっていうので、うちの子供もそこでてるてる坊主……いろんな布の切れ端で、てるてる坊主とかを作ったり。布の切れ端でイヤリングを作ったり。あとは流木でキャラクターを作るみたいな。それを子供たち、みんな教えてもらってやって。すごい楽しそうでさ。「ああ、よかったね。できたね」って。ご機嫌だったの。みんなね。でも、ちょっとまたそれが終わってさ、会場内をウロウロしていたら、一番下の4歳息子が「はあ……疲れた」ってなって。ちょっとグズりだして。「じゃあ、もうベビーカーに乗りな」っつって、ベビーカーに乗っているけど、それでももうなおらない。グズり倒し。

(岩井勇気)暑いだろうしな。

(澤部佑)で、息子が「YouTubeを見せろ」ってなってね。「いや、それはちょっと違うじゃん。お父さん、大自然の中でさ、子供と……」って。で、川で遊んだりもしたんだよ? 息子もさ。「お父さん、そういうのがしたかったんだよ。フジロックでさ。だから、YouTubeは違うじゃん。ダメだよ」って言っていたんだけども、もうグズりが止まらないの。で、「もう、ちょっとだけだよ……」って。

で、息子がYouTubeを見だしたら、昆虫の動画を見るわけ。本物の昆虫の動画。「ちょっと待ってくれ。ここ、山の中なんだよ?」って。そこら中に虫がいるんだよ。バッタ、コウロギ、カマキリ、トンボ……死ぬほどいるんだよ。ウジャウジャと。「そっちじゃないか?」って。でも、もう動画を見て。最近の子、もうおかしくなっているんじゃないか? やっぱりよくないね。

(岩井勇気)まあな……。

(澤部佑)で、バッタがちょうどベビーカーのところにピョンと来たら「うわーっ!」って。うちの息子、「うわっ!」って言いながら、手元ではビズリーチのCMが流れてるから。もう世界観がグチャグチャだよ。で、虫が好きなんだけど、本物は怖いみたいな。ちょっと、よくないよね?

(岩井勇気)もう、イカれちゃっているんだよ。頭がな。子供は。今後、成長する子供は頭がイカれちゃっているよ。

(澤部佑)「イカれちゃっている」とまでは言っていませんけども。ちょっと心配で……。

(岩井勇気)ロクな大人にならないよ。

(澤部佑)そこまでは言ってない。心配にはなるじゃない? でも、なんだかんだでずっと楽しくね、過ごしていたの。久しぶりの家族フジロック、最高だ!っつって。で、もう最終日。日曜日。もう帰らなきゃいけない。月曜日、『ぽかぽか』があるから。日曜日のもう途中、夕方前ぐらいには出なきゃいけないっつって。「いや、でも最高だった。そろそろ帰ろうか」って。1回、宿戻って荷物を片付ける。「じゃあ1回、宿に戻ろう」っつって、会場をあとにしようとして向かっていたら、またその寄せ書きの前を通ったの。

そしたら『ぽかぽか』って書かれていた上に、なんかでっかいシールが貼られていて。たぶん『ぽかぽか』のアンチがいたんだろうね(笑)。もうめちゃめちゃ隠されていてね。それでなんか、すごい傷ついちゃって。傷心のまま、東京に帰らなきゃってなって。で、新幹線で帰ります。最後、一応確認というかね。意思を確認しておこうかなと。「来年も行く?」みたいな。そしたら長女と次女は「うーん……まあ、考えておく」みたいな(笑)。

(岩井勇気)すぐに返事しないのか(笑)。

(澤部佑)で、一番下の息子、4歳の息子は「うん! 絶対に行く!」っていう、嘘みたいな返答をしていたから。たぶん気を使っているんだろうね。嘘の返答をしだして。

(岩井勇気)だってYouTubeを見てるんだから。

(澤部佑)そう。で、妻に最後に聞いたら「うーん、今年が最後かもね」って言っていたよ(笑)。

(岩井勇気)フハハハハハハハハッ! 妻は正直か(笑)。

妻の正直な意見

(澤部佑)ちょっと、そうね。だから、またこの1年をかけてプレゼンをしていって……っていうね。

(岩井勇気)みんな、お前に付き合っていただけなんだから。

(澤部佑)まあ、今回に関して本当にそうだね。それを「好き」にちょっと変えていかないとっていうね。

(岩井勇気)つらいだけだもんな。フジロックって。

(澤部佑)そんなことない。そんなことないはずなんだけどな。

<書き起こしおわり>

ハライチ澤部 子連れのフジロック・トイレ問題を語る
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