Adoさんが2023年7月31日放送のニッポン放送『Adoのオールナイトニッポン』の中で学生時代にしていた妄想についてトーク。『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』のようになりたかったという話をしていました。
(Ado)続いてのメール。「私は去年の夏休みに人生初の足の指骨折をしてしまいました。小学生の頃は骨折してる人や松葉杖をついてる人は憧れの的でした。夏休みの終わりかけにやったのですが『2週間で完治』と言われ、ちょうど夏休みの最終週に完治。『せっかく骨折したなら、みんなにちやほやされたかったな』という去年の出来事です」。ああ、たしかにね。ヒーローになれますからね。「(ガチャッ)おはよう」って来た時に「だ、大丈夫!? どうしたの? 手伝うよっ!」。これ(笑)。ほしい。そう。夏休み明け一発目だと、「何があったの?」っていう。これ!
「うん。痛くはなかったんだけどね」みたいな(笑)。「そんなことないでしょう? 大丈夫?」みたいな。「いや、全然。痛くはなかったよ。うん」みたいな。ちょっと余裕な風を吹かすとね、ちょっとかっこいいんだよね。あれ(笑)。よくないけどね。いや、健康が一番なんだよ? でもね、わかるよ。「いいな、あの子は机を運んでもらって。『大丈夫?』って言ってもらえて。私だって大丈夫じゃないよ、心が……」って思いながら(笑)。「私も注目されたい」って毎日、妄想してた。毎日、毎日妄想してました(笑)。私、妄想癖がすごい昔からあって。
「私も注目されたい」と毎日、妄想していた
(Ado)なんか毎日のように「ちやほやされたい」っていう思いがあって。だから、こうやって歌い手になったんでしょうけどね。私も。なんか、これが叶ったことはありがたいことですけども。当時はもう本当に、「ああ、骨折できたら私も『Adoちゃん、大丈夫?』っていろんな人に言われて、机とか運んでもらって。牛乳とかもくれたんだろうな。デザートとかも『私の、あげるよ』ってくれたりしたんだろうな」って思ったり。
あとは今ここでとか……あと、「文化祭とかの時にステージ出演とかあったら、歌ってやったのにな」とかって、出た! 古典的なやつ! みたいな(笑)。妄想第1位、文化祭で歌って「あいつ、あんな歌、うまかったのか……」「えっ、あの人、なんかすごく歌うまい!」「クソッ! うちにあんなライバルがいたなんて! 最悪ね……」「つ、付き合ってください!」みたいな(笑)。スターの妄想してた! スターの妄想、してた。で、結果、割と有名になったけど教室で騒がれることもなかったっていう。
やっぱり教室で騒がれたかったなって思いがあって。「おい、最近Adoっていう歌い手、知っている? 『うっせぇわ』でデビューした……」「えっ、どうしよう? (本名)ちゃん、知ってる?」「うん? 誰だろう。私は、知らないな」って言いったかったー! 言いたかった! 本当はそうやって、言いたかったー! 「あ、今日もAdoが流れているね」「私も好きだよ、Ado」とかって言いたかったー! ハンナ・モンタナに、なりたかったー! ハンナ・モンタナになりたかった! マジでハンナ・モンタナ! 今でもハンナ・モンタナを見るたびに「くそっ、お前、羨ましいな!」って思って。「お前、マジで羨ましいな!」って。
「ハンナ・モンタナ、お前、マジで羨ましいな!」
(Ado)本当に……ディズニープラスで『ハンナ・モンタナ』を見るたびに、歯を食いしばる。「羨ましい! お前になりたかった!」って。『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』。なりたかったー! めっちゃ羨ましい、あれ!(笑)。本当にさ……(笑)。
<書き起こしおわり>