安住紳一郎 大相撲名古屋場所 白鷺の姉御、黒鷺の姉御、ひばり姉さん、若鮎姉さんの見分け方を語る

安住紳一郎 2023年大相撲名古屋場所の白鷺の姉御を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2023年7月23日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で大相撲名古屋場所の名物観客たちについてトーク。番組でおなじみの白鷺の姉御と、黒鷺の姉御、ひばり姉さん、若鮎姉さんに見分け方を話していました。

(安住紳一郎)そして、今日はそうだ。名古屋場所の相撲ですね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)皆さんは相撲、ご覧になってますか? 中澤さんは、あんまり見ないですよね?

(中澤有美子)家にいる時は必ずつけるようにいたしますけれども。名古屋場所は特に、見たいですね。

(安住紳一郎)そうですね。伯桜鵬という力士がいるんですけれども。現在、19歳ですね。前頭西の17枚目ということで。幕内の番付では一番下になるわけですけども。しかも現在、4場所目。23年。今年の1月場所でデビューして今、4場所目なんですよね。その伯桜鵬が優勝するんじゃないかということですね。新入幕力士の優勝となれば、109年ぶりということで。3敗で伯桜鵬、北勝富士、豊昇龍が並んでいますけれども。鳥取の出身で、高校生チャンピオンで。一度、高校を卒業して社会に出て、実業団チャンピオンで幕下付け出しでデビューですか。で、4場所目。「落合」から名前を変えまして「伯桜鵬」ですけどね。いや、そんなことがあるんだっていう感じですね。109年ぶりですって。

あまり普段、相撲を見ないっていう方も、もしかすると今日は大相撲7月場所、名古屋場所、注目かもしれませんね。今日、千秋楽を迎えます。名古屋場所は今、中澤さんからもお話がありましたように、私たちは伯桜鵬が優勝するかどうかも気になってますけれども、もうひとつ、違うところに着目しているということですね。西の花道なのでテレビの画面ですとちょうど右側になりますけども。チラチラとよく映るんですよね。

前から7列目、必ず座っている和服の女性がいらっしゃるんですが。夏なので、白い着物を着ている時が多いんですが。絽のものなのか、紗の織物なのかはちょっとわかりませんが。薄織物を着こなしてですね、髪を高く高く結い上げて、眼鏡をかけて。時に眼光鋭く観戦してらっしゃる西の花道、私は勝手に「白鷺の姉御、白鷺姉さん」と呼んでいますけれども。よくテレビ中継に映るということで、気づいてる方が多いんじゃないかと思いますけれども。

もう今から15年、14年くらい前ですか? 2009年頃から、番組ではそのことを年に一度、話をしていて。ラジオを聞いてる皆さんも「私も知っています」「私も気づいていました」「いや、私が言ってる人は違う人です」って。見間違う人も意外に多くてね。名古屋場所、結構おしゃれな人が多いから。着物を着て観戦している女性が多いんですよね。で、何回言っても伝わらなくて。いろいろと……もう名前をそれぞれに付けるしかないなと思って。一応もう全員の名前、つけたんですよね。

(中澤有美子)和服の方にね。

(安住紳一郎)そう。ただ、一般の方だからあんまりね、そういうこと言ってもいけないっていう風潮もありながら。でも、たぶん結構テレビが映るところに座ってるからいいだろうっていうことでね。

(中澤有美子)そうね。勝手にね(笑)。

(安住紳一郎)そうね。うん。もう「公人」という扱いにしちゃってね(笑)。

(中澤有美子)公人(笑)。

ほぼ公人

(安住紳一郎)いや、だってすごい映るからさ。本人も嫌だったらたぶん席、変わるもんね。わかんないけど。華やかでね。大相撲ってほら、だいたいテレビ中継のカメラって、こっち側のね、いわゆる……。

(中澤有美子)向正面?

(安住紳一郎)そうですね。行司さんの正面から撮りますんで。正面から撮ってるので、映っているのはみんな、向正面の方なんですよね。なので、実は行司さんの背中が見えるんで、本当に相撲を見たい人っていうのはどちらかというと、このカメラ側の正面から見てる人が多かったりするんで。まあ、向正面に座ってる人はテレビに映るっていうことは織り込み済みの人たちが多いんでね。まあ公人扱いということになってますよね。いや、そんなに嫌だったらこっち側に……まあ、いろいろ席がね、取れなかったとかいうこともあるんだとは思うんですけど。まあまあ、そういうことですよね。うん。

なのでもう、全員名前つけちゃってるんですけど。だから西の花道にいる前から7列目が私の大好きな「白鷺の姉御」ですよね。で、東の花道に黒っぽい着物をよく着てる人がいて。これは「黒鷺姉さん」ですよね。で、真正面脇、若干東の花道寄りですよね。ちょうど呼び出しさんの左側ぐらいに映る人が、比較的黄色の着物を着て、髪の結い方が前にせり出していて。花形満っていうか、「近藤です」みたいな感じの髪型をされてる方が「ひばり姉さん」ですよね。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)ひばり姉さん。名前、ついちゃっているんだよね。みんなね。で、みんな間違うから。で、白鷺の姉御と道を挟んで反対側の、行事だまりの方に寄ったところにちょっと若めの、白鷺の姉御とちょっと着物かぶる女性がいて。その人は「若鮎姉さん」ですよね。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! ぴったりだわ(笑)。

(安住紳一郎)そうですよね。で、最近は白鷺の姉御の右奥。花道から離れた西側の奥の方。15列目くらいにも着物を着た女性の方が座ってらっしゃって。その方の名前は、募集中です(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)覚えました? 皆さん。名古屋場所の見方。ねえ。みんな、涼しげに着物を着てるからね、目立つんですよね。うん。そう。西の花道、私の大好きな白鷺姉さん。東に黒鷺姉さん。東正面脇に黄色の髪の結い方、「近藤です」のひばり姉さん。そして白鷺の姉御の花道挟んで行司だまりの方に若鮎姉さん。そして西の花道奥ですね。まだ名前はないお姉さんがいらっしゃいます。そのうちクレーム、来るよね(笑)。

話長くなってますけども。で、その白鷺の姉御がよく映るんで、一体どういう人なんだろう? なんて気になっていてね。で、2011年。大関魁皇引退場所なんで、忘れもしませんけど。私が直接、愛知県体育館に行って、白鷺の姉御に話を聞こうと思ったんだけども、やっぱりちょっとね、見知らぬ人が突然話しかけるのもおかしいだろうということで。またちょっと後日と思って、その様子だけはね、少し遠目に見させていただいたんですけども。

そしたら、休憩時間に喫茶店があるんですけど。愛知県体育館の喫茶店でコーラを飲んでる姉御お見かけして。で、そこを初めて見たんだね。たしかね。それで「あっ! 間違いない、あの人だ!」と思ってね。でも、あんまりジロジロ見ちゃいけないから、喫茶店の前を通り過ぎるだけだったんだけど。そしたら白鷺の姉御が、着物とか化粧が崩れないように、女性ならではの感じで。あんまり上半身とか顔を動かさずにね。で、化粧とか口紅とかが落ちちゃうから、細いグラスのコーラにストローをさして、微動だにせず飲んでるの見て「白鷺だ!」と思ったよね。やっぱりね。

(中澤有美子)その時の興奮を伝えてくださったのを今でもね、鮮やかに覚えてます(笑)。

(安住紳一郎)もう「あっ!」と思ってね。鳥がほら、くちばしでさ、花瓶から水を飲んでいるみたいな感じだったもんね。「あっ!」って思った。

(中澤有美子)そうですよね。観測したんですよね?(笑)。

(安住紳一郎)いやー、ごめんなさいね。それで、その後ですよ。いろいろとつてをたどって。まあ知り合いの知り合いなどたどってたどっていきまして、ようやくご本人とお話することができるようになったのが2013年ですね。今からもう10年前。ねえ。いや、私がね、こんなに失礼を承知でいろいろ言ってるのはもう、懇意になってるからなんですよね。この後ですよ、2013年の9月。なんと白鷺の姉御のご自宅からこの番組、放送してますからね。

(中澤有美子)そうなんです。

(安住紳一郎)事の経緯、どうやって説明したらいいかわかりませんよ。ねえ。お邪魔して。磯部安江さんっていうんですけども。名古屋市内の鶏肉の大きなご商売をやってらっしゃる鳥孫商店というお店の女将さんなんですよね。柳橋中央市場にお店ありましたけれども、再開発で移転して。今は大名古屋食品卸センターっていうところにお店を移してるみたいですが。名古屋コーチンとかありますからね。鶏肉の名古屋の商売っていうのは非常に大きな商売なんですけども。本当に、もうだから大企業の女将さんということになるんですけれども。お邪魔して。いやー。で、そうだ。この話も。お孫さんがマラソンランナーの神野大地選手ですからね。

(中澤有美子)そうなんですよね。

神野大地選手よりも先におばあちゃんを知っていた

(安住紳一郎)私たちは神野大地さんを知るよりも先に、神野大地さんのおばあちゃんを知っていて。おばあちゃんがたしか一番最初、あれですよね? 「孫が駅伝やってるんだ」「ああ、そうですか」「もしかすると箱根に出るかもしれない」「ああ、そうなんですか」「今年は出られなかったんで、来年こそは……なんて話をしてます」なんて言ってたんですよね。そしたら次の年、「いや、ついにうちの孫が駅伝を走ることになりましたから応援よろしくお願いします」なんて言って。「娘の子供なんて名前が違うんで」「えっ、なんていうんですか?」「神野大地です」「ええっ!」ってなったんすよね。

(中澤有美子)そうです(笑)。あの!

(安住紳一郎)「いやいや、あの神野選手ですか!」なんて言ってね、大盛り上がりしましたけれども。ちょっと、久しぶりにお声を聞いてみましょうか? それでは、電話をしましょう。ご商売をね、やってますんで、もう活動されてると思うんですが。久しぶりですね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)話をするの、どれぐらい振りになるんだろう? どうでしょうか?

(電話がつながる)

(白鷺の姉御)もしもし?

(安住紳一郎)あ、もしもし。ご無沙汰してます。TBSラジオの安住です。

(白鷺の姉御)ご無沙汰しております。聞き覚えのある声です(笑)。

(安住紳一郎)安江さん、お元気ですか?

(白鷺の姉御)安住さんのことはテレビでね、毎朝見ておりますので。「ああ、お元気だな」って。

(安住紳一郎)ありがとうございます。私も姉御の姿は名古屋場所、テレビで見てますよ。

<書き起こしおわり>

安住紳一郎と白鷺の姉御 2023年大相撲名古屋場所を語る
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