安住紳一郎さんが2023年11月12日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でたまに行くお蕎麦屋さんで外国人観光客が蕎麦の食べ方を興味深く見てくるため、いつもよりも大げさにアピールして食べ、蕎麦の食べ方を遠隔指導していることについて話していました。
(安住紳一郎)豊島区の方。ありがとうございます。
(中澤有美子)ありがとうございます。
(安住紳一郎)「私の気分が上がる時。私は毎朝、ラジオ体操に参加しています。6時30分というのは海外からの観光客がホテルをチェックアウトし、移動する時間帯のようで、みんなスーツケースをゴロゴロ引きながら駅に向かっています。ラジオ体操は駅前広場でやっているので、皆、物珍しそうに横目で見ながら通り過ぎていくのですが、時々スーツケースを止め、見よう見まねで参加する外国人がいます。特に子供が止まって『僕もやりたい!』みたいに駄々をこね始め、一緒に参加する親子がいると『よっしゃ!』と思い、上がります。『外国人、釣った!』と思い、体操しながらドヤ顔になります」。これはいいね(笑)。
(中澤有美子)「釣れた!」って思うんだ(笑)。
(安住紳一郎)「はっはーっ!」っていうね。気持ち、わかるよね。
(中澤有美子)そうですね(笑)。楽しそうに見えたら嬉しいです(笑)。
(安住紳一郎)いいよね。「外国人、釣れた!」っていうね。わかる。私、たまに行くお蕎麦屋さんで、やっぱり外国のお客さんが最近、日本の町の蕎麦屋っていうものに対して興味があるみたいで。で、行くとそばヌードルを頼んでるんだよね。すると、特に天ざるの食べ方とかよくわかんないみたいで。で、特にざるそばとかもりそば、つゆをちょっとだけしかつけない感じ。その、マナーみたいなものに対して、ものすごい見てるんだよね。外国人が、日本人をね。生粋のそば好きの日本人たちを見てるんだよね。
すると俺も「見てるな」と思うからさ、やっぱりさ、「ちゃんとやってやんなきゃいけないな」って思うからさ。もう本当に先端、ちょこっとだけつけてやるんだよね。見えるように。で、ちょっとなんか匂いを嗅ぎながらすすっているのを見ると、なんか「ああ、そうなんだ。I know」みたいな感じで、一緒に真似してやっているのを見るとね、「ああ、これでまた1人、蕎麦道に引き込んだぞ!」みたいなさ。
(中澤有美子)啓蒙活動を。
蕎麦道の啓蒙活動
(安住紳一郎)啓蒙活動をしていますよね。しかも、向こうもなんかあんまり見ちゃいけないと思ってるから。チラチラ見てるから。こっちもなんか「見てるのかな?」みたいな感じでやって……「あっ、見てないのか!」みたいな。「見ろ、最後まで!」みたいな(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 自意識過剰(笑)。
(安住紳一郎)自意識過剰になっちゃって。「なんだ。俺の後ろを見てるな?」みたいな感じになったりとかさ。「見てないんだったら、もうちょっとつけたかった!」とかさ、あるじゃんね。「つければいいじゃん」みたいな。ちょっとしかつけなかったからさ。「ああっ! なんだよ!」って思って。「これは、お見本用にやったんだよ……」っつってさ。頑張ったのに。で、全然お腹にたまらないんだよね。「あれ? 今日、昼食べたかな?」みたいなさ。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! もう1回、改めて食べたい(笑)。
(安住紳一郎)そうそう。で、先に出る時とかにさ、なんかさ、何か言われるのかな?って思って。こっちもなんか、ちょっと英文の構文を用意したりとかしながら。「Have a nice trip.」とか言うつもりなんだけどもさ……「挨拶、ないんか!」みたいな(笑)。「さんざん先生を見ておいて? これだけお見本をあげたのに、何の挨拶もないんか!」って思って。
(中澤有美子)ああ、そう(笑)。
密かに英語のひとことも用意
(安住紳一郎)本当だよね。「Have a nice trip.」なんてね。「Enjoy Japan」なんつってね(笑)。
(中澤有美子)そうですね。本当、そういう気持ち。
(安住紳一郎)ねえ。大事ね。そういうことね。おもてなしかな?
<書き起こしおわり>