安住紳一郎と白鷺の姉御 2023年大相撲名古屋場所を語る

安住紳一郎と白鷺の姉御 2023年大相撲名古屋場所を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2023年7月23日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で大相撲名古屋場所の名物観客、白鷺の姉御こと磯部安江さんに生放送中に電話をかけ、千秋楽を迎える名古屋場所について、話していました。

(安住紳一郎)「いやいや、あの神野選手ですか!」なんて言ってね、大盛り上がりしましたけれども。ちょっと、久しぶりにお声を聞いてみましょうか? それでは、電話をしましょう。ご商売をね、やってますんで、もう活動されてると思うんですが。久しぶりですね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)話をするの、どれぐらい振りになるんだろう? どうでしょうか?

(電話がつながる)

(白鷺の姉御)もしもし?

(安住紳一郎)あ、もしもし。ご無沙汰してます。TBSラジオの安住です。

(白鷺の姉御)ご無沙汰しております。聞き覚えのある声です(笑)。

(安住紳一郎)安江さん、お元気ですか?

(白鷺の姉御)安住さんのことはテレビでね、毎朝見ておりますので。「ああ、お元気だな」って。

(安住紳一郎)ありがとうございます。私も姉御の姿は名古屋場所、テレビで見てますよ。

(白鷺の姉御)ああ、そうですか(笑)。いつものように楽しんで見ておりますがね。

(安住紳一郎)そうですか。テレビで拝見する限り、お変わりなく。

(白鷺の姉御)はい。おかげさまでね、何とか元気でやっております。

(安住紳一郎)いやー、すいません。また(笑)。今年は名古屋もずいぶんと暑いようですね?

(白鷺の姉御)暑いですね。まあ、外にあまり出ないようにしております。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(白鷺の姉御)家の中に籠もっております。あとは名古屋場所に行く時だけはね、何とか頑張って行っております。

(安住紳一郎)今年はまた、名古屋場所、千秋楽。今日大変なことになりそうですね。

(白鷺の姉御)そうですね。うん思いもつかんで……なんていうのかな? まだ髷の結えない伯桜鵬。恐ろしいです。塩を取りに来る時に顔を見合わせますね。本当にすごい、何ていうのかな? もうこちらが見ていて、身震いがするぐらいのね迫力ですわ。

(安住紳一郎)気迫ありますか?

(白鷺の姉御)もう半端ないですよ。ええ。あんなんを見てるとね、わくわくどころかドキドキします。でも、いいですね。

(安住紳一郎)また西の花道の方で見てるから。

(白鷺の姉御)目と目が合いますのでね。まあ、向こうは意識してないけど、私の方は意識してるもんだからね。あれは目つきがすごいですよ。安住さん。見たことないですわ。

(安住紳一郎)楽しみですね。

(白鷺の姉御)楽しみ、楽しみ(笑)。

(安住紳一郎)もう姉御は愛知県体育館通いってのは何年目になるんですか?

(白鷺の姉御)そうですね。28年になります。

(安住紳一郎)28年。

(白鷺の姉御)今の席に座りまして25年ですけど。あと東の方でね、全く今の状態と同じような席で2、3年、構えておりました。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(白鷺の姉御)だから28年になりますね。

28年、名古屋場所に通う

(安住紳一郎)それは知りませんでした。昔は違う席で3年ぐらい見てたんですね?

(白鷺の姉御)そうです。東の方でね。東は当時まだそれこそ……今でも相撲のことはそんなに詳しくは知らないですけれども。興味がなかったですわ。その頃は。ただなんとなく、この鬢付け油とか、まあ一応女ですもんでね(笑)。鬢付け油とか、それから化粧まわし。あれがすごい刺繍っていうことの魅力。そんなことでね、行くたびごとになにか、自分に得るものがないかなって思いつつ。やっぱり、行司さんにしろ、それから呼び出しにしろ。もう絶対的な取り込む魅力……やっぱり国技かなと思いますね。

(安住紳一郎)華やかさがね、ありますもんね。やっぱりね。

(白鷺の姉御)華やかさが違う。あの、品のない華やかさじゃなくってね、日本独特の華やかさがありますもんね。

(安住紳一郎)あと、さっき振り返ったんですけどね。姉御のご自宅にお邪魔したの、もう10年前なんですって。あっという間です。

(白鷺の姉御)そうですね。私もね、「安住さんがお見えになったのは当時、やっぱり暑くて。来ていただいたことがあるな」って思ってね。2回、ありますもんね。

(安住紳一郎)2回ある(笑)。

(白鷺の姉御)まあ何の、ちゃんとしたおもてなしもできずに。今ならね、足の方が少し不自由になったのでね、いけないですけど。まあ元気は誰にも負けません。

(安住紳一郎)気合が違いますもんね。姉御はね。

(白鷺の姉御)そうですか?(笑)。気がついたらもう80過ぎとったいうんだよ? 自分の歳はね、全然気にしてなかったです。

(安住紳一郎)ああ、姉御はもう80を超えたんだ。いや、若い、若い。

(白鷺の姉御)若い(笑)。そんなお上手言っていただいて、嬉しいね(笑)。

(安住紳一郎)あと、大地くんとは会いました? 神野大地選手。

(白鷺の姉御)会いましたどころかね、「名古屋場所、行きたいな」って言うもんだからね、「よし、わかった! じゃあ、連れて行くよ」って言って。うちの旦那様を家に置いといて。で、大地を連れて……(笑)。

(安住紳一郎)フフフ(笑)。

(中澤有美子)そうでしたか(笑)。

(白鷺の姉御)大地と隣同士で。一生懸命……相撲のことはちょっと、前から好きは好きでも。

(安住紳一郎)姉御ほど、詳しくはないもんね。

(白鷺の姉御)そうですよ。そりゃ、相撲に一生懸命かまけとったら、自分の方が大変になっちゃうから。で、宇良関がとっても好きな力士みたいでね。「あーちゃん、宇良が好きだけど。宇良が来たら、あーちゃん、声かけてくれる?」って言うから、「なにを言っとるの。あーちゃんじゃなくて、大地と一緒にね、声かけしようか」って言ったら、「うーん……」って言ってたけど。「よし、じゃあ宇良関が一番、済んだら俵に足をかけるから。その時に思いっきりね、『宇良ーっ!』って呼ぶから。大地、一緒になって呼んでみる?」って言ったら、「うん」って言うから。

それまではなにかちょっとね、あの子なりに恥じらいを感じてたみたい。その、かけ声するのが生まれて初めてのことだもんでね。で、私が「じゃあ、いいかな?」って言って。俵に足に乗っけた瞬間。その瞬間が大事なんですね。で、俵の上に足を乗っけた瞬間……乗っける本当にタイミングよく、「宇良ーっ!」って言って。声かけました。もう、喜んじゃってね。

孫、神野大地との大相撲観戦

(安住紳一郎)やっぱりね、番組に7月になると名古屋場所で、西の花道の横にね、白鷺の姉御が……っていうんで。毎年毎年、たくさんの人がね、手紙をくれるんですよ。

(白鷺の姉御)本当?(笑)。それはね、安住さん。私から言うのはね、変に思うか……どういう、買いかぶっちゃってって思われるかもわからないけど。今でも「白鷺の姉御! 写真、撮っていいですか?」「なにを言っとるの? こんなね、若くてね、ピチピチした人ならいいけど。ともかく、こんな姿でいいの?」って言ったら「大丈夫です! ありがとう!」って。もう、なんか申し訳なくてね。でも私は相撲が好きだからね、そんなことに遠慮せずに、行っておりますけども。誰彼なくね、言ってくれます。「見てましたよ」「頑張ってね!」って。私が相撲取るんじゃないんだけど。「頑張ってね!」って言ってくれるから「ありがたいな」と思ってね。

昔は私、ハンドルを握って体育館まで行っていましたけども。ちょっと足が不自由になったことで、迷惑かけてはいけないということで、タクシーをお願いしてやってるんですけど。タクシーを降りたところから館内に入るまで……300メーターはあるかな? 300メーターならいいけど、80メーターぐらい、あるかな? そこを歩きます。もう本当にね、カメラを納めてくれるからね。「まあ、ありがとうね」って。心の中で「こんなババさんを映してくれて、ありがたいな」思いながら。「ありがとう、ありがとう」って入っていくんですけどね。気分がいいですね(笑)。笑えちゃうでしょう?

(安住紳一郎)アハハハハハハハハッ! だから、もうできるだけ長く名古屋場所、見に行ってくださいよね。ねえ。たぶんお金の心配はないんだろうから(笑)。

(白鷺の姉御)いやいや、そんなことないですよ。もう、家計の方も火の車ですし。もうとにかく、好きは通り越して本当に自分に元気をもらう。嬉しいですね。

(安住紳一郎)すいません。朝のお忙しい時間、すいませんでした。

(白鷺の姉御)いいです。はい。

(安住紳一郎)ちょっとまたいつか、お会いできる日を楽しみにしてますんで。

(白鷺の姉御)そうですね。私も楽しみにしております。お元気でね。はい。はい。

(安住紳一郎)はい。ではでは、ご主人様によろしくお伝えください。

(白鷺の姉御)はい、わかりました。ありがとうございます。ごめんください。はい、どうも。

(安住紳一郎)失礼いたします。いやー、嬉しいね。

(中澤有美子)本当に。お元気そうです。

(安住紳一郎)はい。白鷺の姉御の声ですね。なんか、夏が来た!っていう感じがしますね。私がね、勝手に白鷺の姉御のことを番組で話したことがきっかけで、皆さんにも知っていただくっていう機会が増えたんですけども。ちょっとね、今聞く限り、足がね、少しやっぱり、前ほどじゃなくなったということで。まあ会場でね、お見かけしても、姉御も相撲を楽しみにしているんで。リスナーの皆さん、ここまで言わなくてもわかってると思うけど。まあ、ほどほどにね、解放してあげてください(笑)。でも、本人やっぱり声をかけられるの、嬉しいみたいね。ねえ。最近はなんか、取材をほとんど断ってるってね、ちらっと聞きましたけどね。大相撲名古屋場所、白鷺の姉御、またね、お顔がテレビに映るのを楽しみにしたいと思っています。

<書き起こしおわり>

安住紳一郎 大相撲名古屋場所 白鷺の姉御、黒鷺の姉御、ひばり姉さん、若鮎姉さんの見分け方を語る
安住紳一郎さんが2023年7月23日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で大相撲名古屋場所の名物観客たちについてトーク。番組でおなじみの白鷺の姉御と、黒鷺の姉御、ひばり姉さん、若鮎姉さんに見分け方を話していました。
白鷺の姉御 孫・神野大地(青学大)の箱根駅伝2015大活躍を語る
大相撲名古屋場所の名物観客、白鷺の姉御こと磯部安江さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』に電話出演。2015年の箱根駅伝で新・山の神として大活躍したお孫さん、青山学院大学の神野大地について話していました。 (安住紳一郎)さて、新年1回目...
神野大地と安住紳一郎 白鷺の姉御を語る
青山学院大学陸上競技部の神野大地選手がTBSラジオ『日曜天国』にゲスト出演。安住紳一郎さんと駅伝や実業団での生活、祖母の磯部安江さん(通称・白鷺の姉御)などについて話していました。 (安住紳一郎)それでは、今日のゲストです。今年の箱根駅伝で...
タイトルとURLをコピーしました