安住紳一郎 2018年レコード大賞を語る

安住紳一郎 2018年レコード大賞を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で目前に控えた2018年の第60回レコード大賞について話していました。

(安住紳一郎)さてさて、年末、みなさんもいろいろと新年を迎える準備、お忙しいと思います。日曜天国は今日で放送が最後ということで。来週1月6日、新年は1回目のスタートということになります。また来年も……(来週)っていうことになりますね(笑)。特に実は……っていうことでしょうね。うーん。

(中澤有美子)うーん。

(安住紳一郎)いい新年をみなさんもお迎えいただきたいと思います。私も今日はこの後、レコード大賞を東京初台の新国立競技場で。午後5時半から担当ということになっていまして。実は本来は10時15分から「ランスルー」と言って総練習っていうんですか? 本番と全く同じことをやる。学芸会とか学習発表会でもやりますよね? 前日に。頭から本番同様にザーッと流してやるっていう。

(中澤有美子)通しでね。

(安住紳一郎)最後の通し稽古、通しリハーサル、ランスルーって言ったりするんですけど。それが10時15分からっていう。もう行かなきゃいけないんですけども。

(中澤有美子)ええっ? あらっ!

(安住紳一郎)さすがにそれは……っていうことで。またね、ちょっとテレビのみなさんはラジオを軽んじる傾向がありますでしょう?

(中澤有美子)フフフ(笑)。言ったな(笑)。

(安住紳一郎)いやいや、だってそうでしょう? そうですよね? あんまり同等には扱いませんよね? まあ、仕方ないですよね。そのビジネスの規模が違いますからね。私、さんざん言ったんですよ。「日曜日はすいません。朝10時から生放送を15年ぐらいやっているんで、それは飛ばせないんです」っていう話をずっとしていたんですよね。ところが、誰も話を聞いてくれなくて。「ええと、じゃあ明日の通し稽古は10時15分からでいいですね?」みたいな。1人で会議の端っこで「すいません、すいませーん! 私、ラジオの放送があるんで出られないんです!」「じゃあ、10時15分からで。よろしくお願いします!」みたいな。

(中澤有美子)あれ?

(安住紳一郎)だって400人ぐらいスタッフがいるからさ。そんな私の要望なんか誰も通りゃしないんですよ。

(中澤有美子)司会者(笑)。

(安住紳一郎)そう。通し稽古はね、私のかわりにカネハラくんっていうスタッフの方がやってくれています。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)すごくだから心配よね。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)心配よね。うん。今年は土屋太鳳さんと一緒にやるんですけどもね。ずっとね、しばらく新垣結衣さんとか天海祐希さんなどなど、ものすごいスタイルの身長の高い女性と一緒だったんで、毎年毎年シークレットシューズを履いていたんですけども、今年はシークレットシューズを履きません(笑)。

今年はシークレットシューズなし

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(中澤有美子)ああ、ちょっとよかったじゃないですか。動きやすくなりますか。

(安住紳一郎)動きやすくなりますかね。ええ。うん。まあ、どうでもいい話をしてしまいましたけども。

(中澤有美子)いえいえ、みなさん心配しています(笑)。

(安住紳一郎)ぜひラジオでもレコード大賞の放送がありますので、お付き合いいただきたいと思います。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)レコード大賞60回っていうことでびっくりしましたけども。私も15年ぐらいお手伝いしているんですけども。作曲家協会っていう作曲家の集まりのみなさん方が、アメリカのアカデミー賞などもそうですけど、音楽業界にかかわるみなさん方の業界の方たちが活躍した仲間たちを表彰するっていうスタイルの音楽賞なんですよね。それを放送しているのがTBSっていうことで。よくね、TBSテレビの主催だって勘違いされている方がいるんですけど、実は違って。作曲家協会っていう、古賀政男さんとか服部良一さんとかがお作りになったその協会主催の放送をTBSが毎年請け負っているというか、やらせてもらっているっていうことなんですよね。

(中澤有美子)そうなんですね。

(安住紳一郎)なので私も行く時にはスーツを着て行くっていう。「お邪魔している」っていう感じになるので。またちょっとそこはそこで違う緊張感が走ったりもするんですけどね。

(中澤有美子)そうですか。へー!

(安住紳一郎)60回で、グラミー賞が年明けて2月ぐらいにアメリカの音楽賞がやりますけども。それが61回。なので、レコード大賞が60回。たぶん世界的に見ても60回を越えている音楽賞はアメリカのグラミー賞と日本のレコード大賞しかないと思うんですけども。

(中澤有美子)そうですか。

(安住紳一郎)まあね、ちょっと最近はいろいろな、こういうような音楽賞が続ける必要があるのか?っていう、そういうような話もよく聞きますけども。まあ、一方的な私の知っている歴史を説明しますとそういうことだということですね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)すごいですよね。1959年。昭和34年ですね。いまから59年前。アメリカで1回目のグラミー賞の式典、表彰式が行われた時、それを日本の若き作曲家たち。古賀政男さんとか服部さんだと思うんですが。見に行っているんですよね。それで、「日本の音楽業界の隆盛のためにも、我が国にもこういうような音楽賞を作るべきだ」っていう風にそこで痛感したみたいなんですよね。それで、行動をすぐに起こして。それがたしかね、1回目は5月とか言っていましたね。だから半年後にすぐレコード大賞を立ち上げているんですよね。だから当時の日本人たちの「世界に追いつきたい」っていう思いと行動力、その気概、驚きますよね。

(中澤有美子)本当に。

(安住紳一郎)で、その年の暮れ。昭和34年の12月27日。文京公会堂というところでお客さんわずか200人の前で1回目のレコード大賞の表彰式を行って。その時、「どこか放送をするところ、ありますか?」って言ったんだけど、どこも手を上げなくて当時のTBSラジオかな? そこが手を上げているんですよね。テレビじゃなくてラジオが。わずか放送時間は30分。しかも音楽の楽曲披露なし。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)ただ延々と「それでは表彰です」っていう表彰式の模様を延々30分だけ放送するっていうのがスタートなんですね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)なので、いまはテレビの印象が強いのかもしれないですけど。TBSラジオで放送しているレコード大賞っていうのが歴史的には先にあったということですね。

(中澤有美子)ふーん!

(安住紳一郎)今年はラジオの放送は駒田健吾アナウンサーが担当ですかね。まあ、歴史あるレコード大賞の放送を駒田健吾くんがやるということですね。まあ、そこにはいくばくかの感想は持っていますけども。

(中澤有美子)フフフ(笑)。いま、なんか。はー、へー(笑)。

(安住紳一郎)フフン(笑)。そう。ラジオの方の進行の方が、ちょっといろいろとね、工夫があったりして。それはそれで面白いので。紅白歌合戦もラジオやっていますけどもね。

(中澤有美子)そうなんですよね。

(安住紳一郎)もし興味がある方はテレビとラジオ、両方をつけてレコード大賞を聞いてくださるといいなと思っております。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)それからお知らせばかりでなんですけども。ただいまTBSテレビの方で皇室スペシャルをやっておりまして。そこの進行を私、やっております。

(中澤有美子)フフフ、どういうこと、これ? もう、両方出ていますよ。

(安住紳一郎)そうですね。こちらも非常に気合いが入った。ええ。

(中澤有美子)私も見たい!

(安住紳一郎)これはなかなかいい内容になっていますから。私はTBSで皇室を担当している皇室部のようなものがあるんですよね。そこに、長らく務めてらっしゃる内勤の方とすごく仲良くさせていただいていて。J-Walkのファンの方でね。

(中澤有美子)ああ、はい。伝説の演出家の方(笑)。

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(安住紳一郎)伝説の演出家の方ですね。皇室デスクの方とすごく仲良くしていただいてまして。ええ。で、私のそのアナウンサー生活での中で皇室番組を担当するっていうのも人生の軸としてありまして。長らくお世話になっているということなんですよね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)それから明日、31日は夕方からスポーツ大型特番SASUKEのスペシャル。第36回SASUKEっていうのもございますね。こちらの方の進行も担当しておりますので。

(中澤有美子)ですよね。これも長時間ですかね。

(安住紳一郎)いえいえ。よろしくお願いしたいなと思いますね。私の給料、変わりなしということで。

(中澤有美子)こんなにやって?

(安住紳一郎)いえいえ。まあ、ちょっとわかりやすくスケジュールの方が組まれております。

(中澤有美子)へー、すごい!

(安住紳一郎)すいません、お知らせばかりになってしまって。申し訳ございません。

(中澤有美子)でもね、拡大版のニュースキャスターも。

(安住紳一郎)ああ、そうですね。

(中澤有美子)その前の金スマも出てらして。

(安住紳一郎)あらっ、そうですね。たしかに。

(中澤有美子)連日連日で。

(安住紳一郎)すいません。本当にね、ありがとうございました。本当に。近所のクリーニング屋さんですらね、心配してくれてますからね。「年末、ずいぶん立て込んでますね」「どうも」なんて言ってね。

<書き起こしおわり>

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