安住紳一郎と福島暢啓 アナウンサーという仕事を語る

安住紳一郎・福島暢啓 『日曜天国』ピンチヒッターを語る ラジオ

安住紳一郎さんがMBSラジオ『MBSラジオ亥の一番!次は~新福島!猪ベリグ大新年会!』に出演。福島暢啓さんとともにアナウンサーという仕事について話していました。

(福島暢啓)宮根さんとか……関西から東京に出て大成功した人って言ったらやっぱり宮根さんのイメージが強いんですけども。宮根さんはどういう風に見てらっしゃいますか?

(安住紳一郎)宮根さんはもう、大阪の皆さんが作り上げたね、なんかこうやっぱり、うん。なんて言うんですか? すごい怒りをテーマにトークを盛り上げていく感じのやり方で、うん。いいんじゃないですかっていう(笑)。

(福島暢啓)フフフ、東京はあまりこ怒りをテーマにするってのはないんですかね?

(安住紳一郎)そうね。大阪は結構ね、あれですよね。あの「腹の立つこと」っていう話で随分と行くもんね。やっぱりね。

(福島暢啓)だいたいラジオでもテレビでも怒りの雄叫びとか、怒り叫びとかいうテーマで。メールテーマも「一喝してください」みたいなようなのが多かったりするんですけど。あんまり東京のラジオを聞いてたりすると、すごくなんというか牧歌的と言うか、朗らかで、柔らかで。季節で言うと「春」みたいな雰囲気のある放送が多いなと思うんですけど。でも、安住さんの放送は結構怒りを基準にして動く時、ありますよね?

(安住紳一郎)フフフ、ちょっと私自身がね、そういうおばさんみたいなところがあるから。比較的、そういう傾向あるかもしれないね(笑)。

(福島暢啓)放送にいっぱい出る人ってなんか、おばさんみたいな人が多いですね。

(安住紳一郎)基本、やっぱあれよ。人が饒舌になるのは不満があったりとか、怒りがある時しか饒舌にならないもんね。ホテルをチェックアウトして「ホテルの部屋がすごく快適でした」ってホテルマンにあまり話しかけないもんね。ところが「いや、お湯が出ないよ!」とかさ、「どうしてあんな空調になってんの? 風が強い!」とかさ、「隣の部屋がうるさかった!」みたいな、そういうクレームがある時は饒舌になるからね。やっぱりね。

(福島暢啓)フフフ、結構じゃあ、喋るネタ探しというか。ラジオって結構安住さん、長時間しゃべってらっしゃるじゃないですか。特に日曜天国という番組は冒頭30分ぐらいは安住さんお一人のおしゃべりでしょう? その中のテーマで言うと、地方で体験した珍しい出来事とか、それか時節柄の話。それに加えてちょっと最近あった腹の立つことっていうのがひとつ、あるかな?っていう気がしてるんですけど。意図的にそれを一生懸命探してるっていうところ、ありますか?

(安住紳一郎)いや、最初の頃は何かこう、探そうっていう気持ちがあったかもしれないけれど。探そうという感じになってくるとね、聞いてる方もね、なんかわざわざ探してるなっていう冷めた感じになるので。

(福島暢啓)わかってきますもんね(笑)。

(安住紳一郎)そうですね。だから、話すことがない時は「ない!」って言って私もね、あのすぐ曲に行っちゃったりしますから。それについてもね、「プロとしてどうなんだ?」っていう意見もある中で。

(福島暢啓)意見、あるんですか?(笑)。

(安住紳一郎)あります。ある中ですけども、私は別に、ねえ。芸人さんではないから。うん。ない時は「ない!」って言って、割り切っちゃう。

(福島暢啓)へー! でもご自身の喋りというのは、強みはなんだと思いますか?

(安住紳一郎)なんだろう? 別に特に自分自身では感じるところないけれど。

(福島暢啓)なんだと言われますか?

(安住紳一郎)なんだろう? わからない。あんまり聞いたことないけど……。

(福島暢啓)ああ、そうですか? 自分で自分のオンエアーって聞くんですか?

(安住紳一郎)聞く。

(福島暢啓)見もしますか?

(安住紳一郎)気分がいいときはね。全部は聞かないと思う。

(福島暢啓)ああ、そうですか。聞いてどうするんですか? それを反省するっていうか?

(安住紳一郎)うん。いろんな人の気持ちになって聞き直してみて、「これは俺のことをよく知ってる人以外はつまらないだろうな」とか思う時もあるし。あとは「こんなに憂鬱な人の話を初対面で誰も聞きたくないだろうな」なんて思う時もあるし。うん。「これはどんな立場の人が聞いても多分楽しく聞けた話だからよかったな」っていう風に思う時もあるし。まあ、なるべく、ねえ。不必要に人を傷つけたくないなとは常には考えてるんだけれど。ただまあ、どうしてもね、やっぱり本当のことを言うと少しやっぱり敵に回してしまう人もいるというのが現実だから。そこはまあ、「全体のためを思って今回は仕方ない」っていう風に気持ちをまとめたりとか。……ごめん、お正月から。

(福島暢啓)いえいえ(笑)。

(安住紳一郎)ごめんね。お正月の放送なのにこれ、年末に録っているから。ちょっと暗くなりがちだよー。収録のスケジュールがやっぱりおかしいよ(笑)。

(福島暢啓)すみませんねえ(笑)。

(安住紳一郎)もっとにぎやかにいかなきゃいけないんじゃないの? 大阪の人は。

(福島暢啓)いや、そんなことはないと思いますよ(笑)。

(安住紳一郎)そうなの?

(福島暢啓)はい。別にお正月にラジオ聞いてる人は、言ったらにぎやかなものを見聞きしたい人はテレビつけるでしょうし。

(安住紳一郎)そうか。寄席に行くしね。外に行くしね。

(福島暢啓)寄席に行くし、外に行くし。初詣ももう行ってるでしょうから。

(安住紳一郎)初売り、行ってるもんね。

(福島暢啓)今日、お家でラジオ、MBSにチャンネルまわしてるっていうことは……。

(安住紳一郎)まあ、しかも福島くんの番組聞こうっていうくらいだから、相当お正月から暗い人だよね?(笑)。

(福島暢啓)誰がそんな……(笑)。そんなそんな暗い人間じゃないですよ。そんなことないと思いますよ、聞いてる皆さんもね(笑)。常に朗らかでなくちゃいけないことはないっていうのは私、なんとなく安住さんの放送を見てる時に感じてることではあるんですけど。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(福島暢啓)いつも明るいわけじゃないでしょう?

(安住紳一郎)そうですね。たしかに。

(福島暢啓)テレビに出てる人ってなんかみんな、すごく元気で明るくて、もうハツラツとしている人ばっかりじゃないですか。でも、そうじゃない人もいるべきというか。いる方が普通なので。

(安住紳一郎)そうですね。やっぱりタレントさんとか芸人さんとかはやっぱり、どんなに暗いことが自分の身の上にあっても明るく振る舞うってのが芸道だとは思うんだけれども、アナウンサーの場合は別に芸人ではないので。そんなに常に明るくっていうことは必要ないかな?っていう風には私も感じてます。

(福島暢啓)そうですか。意図的にそれ、別に暗くしているとか、そういうことではなくて。分量を調整しているというわけではなくてですか?

アナウンサーは「出る素人」の範疇

(安住紳一郎)そうね。まあ、私たちもね、アナウンサーは「出るプロ」というよりも「出る素人」の範疇に入ってるっていう風に私は感じてるんで。なのでまあ、自分のその気持ちの赴くままというのがたぶん本来の筋だろうなっていう風に考えてまして。それで番組がうまくできればいいなとは考えてますね。

(福島暢啓)プロでありながら「出る素人」ってのはたしかに。

(安住紳一郎)いや、私たちはやっぱり素人の範疇だと思いますよ。

(福島暢啓)そうですよね。そこを忘れちゃいけない気がしますよね。

(安住紳一郎)そう。だからなんか上手くなったなとか好感度ランキングとか、本来はあるべきではないと思ってるし。普通にね、素人の集まり。で、まあ失礼のないように。そして放送局の話す係だという、そういう考え方がいいんじゃないかな?っていう風には思ってますけど。

(福島暢啓)そこから外れてる人っていうのは、見てると感じるでしょう?

(安住紳一郎)それは皆さんもテレビ・ラジオを聞いててもね、ちょっと外れてるなっていう風に……まあ別にでもね、法律で「アナウンサーとは……」って決まってるわけじゃないからね。別に誰がやってもいい話だし、「どこまでか?」っていう、そういう論議にもなっちゃうけれどね。

(福島暢啓)そうですよね。

(安住紳一郎)でもね、自分も他人から見るとどうなんだ?っていうのはちょっと置いておいて……っていうことなんだけどね。

(福島暢啓)そう。その悩みはあるんです。時たま、自分の放送を見た時に「あっ、こんなこと言って……」みたいな時は。

(安住紳一郎)「自分も同じ穴の狢じゃないか」って。うん。わかる。

(福島暢啓)あります? そういうの。

(安住紳一郎)俺は放送で失敗したら、布団に寝ずに床の上で寝るからね、もうね。

(福島暢啓)ええーっ! 臥薪嘗胆みたいなことですか?

(安住紳一郎)そう。「申し訳ない!」っていうね。でも、朝方に無意識に布団に入っちゃうんだけどね(笑)。

(福島暢啓)フハハハハハハハハッ! 無意識の自分は弱いっていう(笑)。いや、でも本当にずーっと、お仕事以外の間はテレビ・ラジオをずっと見聞きして? あ、辛いですか?

(安住紳一郎)大丈夫(笑)。これ、何時間続くの? ちゃんと放送に有益な収録にしてよ?

(福島暢啓)これ、有益です。こういうのが……だって、安住さん、こういう話を全然しないじゃないですか。

(安住紳一郎)だから、恥ずかしいよ。やだ。

(福島暢啓)恥ずかしいんですか?

(安住紳一郎)恥ずかしいよ。

(福島暢啓)なんでですか?

(安住紳一郎)なんか、あれでしょう? そういう「想い」とかは自分の胸に秘めて普通に放送すればいいじゃんっていう感じで。なんでここで……。

(福島暢啓)いや、それは東京ではそれでやってくださいよ。ここはもう楽屋だと思ってくださいよ。

(安住紳一郎)本当? 絶対にラジコとかで聞かれるもん!

(福島暢啓)アハハハハハハハッ! 言いたくないんですね? でも、そういうのって。

(安住紳一郎)言いたくないけど、でも聞かれると言っちゃうじゃん? しかも福島くんに聞かれると言っちゃうから。今日ね、来る時に新幹線の中で「絶対余計なことしゃべらないように」って言う風に(CBC)石井くんの放送を聞いて反省したところなの。石井くん、ベラベラしゃべってたね!

(福島暢啓)あの人は全部しゃべりますね。

(安住紳一郎)CBCの石井(亮次)くん。

(福島暢啓)はい。病的なので。

(安住紳一郎)もっと褒めてあげなきゃダメだよ、石井くんのことを。

(福島暢啓)石井さんのことですか? 終わってからちゃんとメールで褒めてるんですけどね。放送上はあまり褒めますと、ご本人が苦しそうな顔をなさるんですよ。

(安住紳一郎)ああ、そうなの?

(福島暢啓)あんまり「うまい!」とか「上手!」とかって言うと、なんかちょっとひるんじゃうので。できるだけ叩くようにはしているんですけど。

(安住紳一郎)そうなんだ。

(福島暢啓)ええ。安住さん、あんまり他のアナウンサーと共演したりする機会ってそんなにないですよね?

(安住紳一郎)ほとんどなくて。

(福島暢啓)まあまあ、アナウンサーってほとんどね、共演する機会っていうのがあまりないでしょうけど。石井さん、会いたがってましたよ。

(安住紳一郎)1回、会ったことある。

(福島暢啓)ああ、そうでしたか。なんかご挨拶程度で、深い話があまりできなかったから、ちょっと残念だったみたいなことは言ってましたけど。

(安住紳一郎)石井さんね。

(福島暢啓)興味、持ってますか?

(安住紳一郎)もちろん!

(福島暢啓)どうですか? 石井さんの働きぶり。

CBC石井亮次アナウンサー

(安住紳一郎)さすがですよね。ピチピチののスラックスにスウェードの靴を履いて。ちょっとね、あのお股ちゃんの感じが気になるところですけれどもね。

(福島暢啓)そうなんですね(笑)。私も動いてる石井さんはあまり見たことがないので。映像で。

(安住紳一郎)ああ、本当? そうね。大阪だとね。ちょっとね、ピチピチのスラックスを穿いて、おしゃれなジャケットとパンツの合わせ。で、ちょっとやっぱり目立っちゃうんだよね。股間ちゃんがね。お股ちゃんがね。それで、「今日の石井くんはずいぶん右寄りだね」って。トークの内容が右寄りっていうんじゃなくて、お股ちゃんが右寄りで。トークはリベラルっていうね。

(福島暢啓)フフフ、古舘さんが言ったっていう(笑)。タイムフリーでまさに今日、聞いてきたっていうことですね(笑)。しかと聞いたというのがいま、わかりましたけど。そうでしたか。でも石井さんのことも気にしているんですね。他の放送局の人たちの仕事ぶりっていうのはやっぱり人よりも見ているっていうのは以前、東京の放送でおっしゃっているのを聞いたことがあるんですけども。やっぱりそうですか?

(安住紳一郎)もう大八木くんのリポートとかいまも気にしている。

(福島暢啓)大八木さんのリポートを気にしているんですか? はー! 世代が近いからですかね? 同期?

(安住紳一郎)一緒。近藤亨くんね。

(福島暢啓)ああ、近藤さんの実況も?

(安住紳一郎)中村香奈ちゃん、経理に異動になったって?

(福島暢啓)そうですね(笑)。そういうのも気にしてらっしゃるんですね。

(安住紳一郎)気にしているよ。

(福島暢啓)それ、どうやって見てるんですか?

(安住紳一郎)なんかいろいろ、ネットとかも見るし。一緒にスタートした大阪MBSの仲間たち、どうしてるかな?って思って。

(福島暢啓)他の、関西以外の地域の放送局の人たちのも、それで見てるんですか?

(安住紳一郎)気になるし、やっぱり勉強になるから見たりしてる。

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