オードリー若林さんが2023年7月3日放送のニッポン放送『パンサー向井のチャリで30分』の中で東京ドーム公演に向けた体力づくりのために買ったギアなし・一速だけの自転車で自転車移動を始めたことによって体力面だけでなく、精神面にもいい影響が出ていると話していました。
(向井慧)YouTubeとかでも今ね、自転車通勤というか。それでちょっといい自転車を奮発して……。
(若林正恭)いや、そうなんだけど。そんなに高いものとは思ってなくて。
(向井慧)今、すごいですよね。
(若林正恭)フレームだけなのかな? なんか18万みたいな値札が付いてるから。「まあ、言っても20ちょいかな?」って思っていたら「36万」ってレジで出て。「うーおっ!」って。1回、引き返そうかなと思ったけど……ダサすぎるじゃん?(笑)。
(向井慧)引けないですね。そうなったら。
(若林正恭)そしたら、なんかネットニュースになっちゃって。「若林、36万のチャリを買う」って。で、その下にね、誰だっけな? なんか500万ぐらいのバイクを買ったっていうニュースと並んじゃって。「俺の36万がめっちゃ安く感じるじゃん……」って(笑)。
(向井慧)スケールがちょっと……それもすごいですけどね。もちろん自転車の36万もすごいんですけども。
(若林正恭)そう。でもピンキリだから、いいものではあると思うんだけども。そうそう。
(向井慧)だからそもそも、東京ドームでライブを来年2月にやるというところから始まり。体力的な話ですよね?
(若林正恭)そうなのよ。『明日のたりないふたり』っていう山ちゃんとやっとライブが1年半ぐらい前かな? 2年ぐらい前かな?
(向井慧)伝説のね。
(若林正恭)いや、ちょっと待って? 正面から食らうと恥ずかしいよ(笑)。
(向井慧)あんな、観客なしの、配信のみで。
(若林正恭)で、ドラマでさ、毎回さ、冒頭で俺が倒れているんだよ。で、ただ過呼吸なのよ。俺、毎週恥ずかしくて。それでさ、だからあれでも体力不足を感じて。「ドームでライブをやるなら、2時間半ぐらいやるかな?」と思ったところから、「じゃあ、チャリがいいかな?」って。
(向井慧)体力的に。
(若林正恭)そう。悔しかったのよ。『明日のたりないふたり』で倒れているじゃん? みんなが……その時は過呼吸ってわからないから「どうした、どうした?」って集まっているんだけども。山里亮太が仁王立ちで俺を見下していて(笑)。
(向井慧)フハハハハハハハハッ! 体力あるからなー!
(若林正恭)モハメド・アリにノックアウトされた感っていう。角度的にさ。山里亮太の画が。それが、なんかすごく悔しくて!
(向井慧)しっかり立っていました?
山里亮太との体力差を痛感
(若林正恭)うん。オスとして負けた感っていうか。で、膝がね、高校の部活からあんまりよくなくて。で、膝にいいのがチャリと水泳らしくて。膝に負担がかからないっていうことで。それで、チャリがいいかな、みたいな。
(中略)
(向井慧)さあ、自転車の話をゲストの方に伺ってるんですけど。どうですか? YouTubeを始めて、何度も家から局とか……それで今日も自転車で来られてますもんね。
(若林正恭)そうそう。『潜在能力テスト』っていうクイズ番組。向井くん、よく来てくれているけど。収録で1本目と2本目が1時間とか1時間半とか、空く時があるのよ。で、自転車を買う前から俺、元々レンタルの自転車で……ダイバーシティとか湾岸スタジオの近くとかにもレンタル自転車があって。だから『潜在能力テスト』の撮りで手応えがなかった時、俺はその1時間の空き時間でレンタル自転車を借りて、お台場を爆走していたのよ(笑)。
(向井慧)ちょっと待ってくださいよ(笑)。そんなことしてたんですか? それは、なんですか? その手応えがない時にそれがしたくなっていうのは「考えたくない」っていう話なのか、「これ、こうしたらよかったな」っていうのをちょうどいいぐらいに考えられるのが自転車に乗ってる時なのか……。
(若林正恭)いや、さすが。本当にそうで。自転車のヨーロッパの選手かなんかの名言をたまたま見て。「自転車をこぐことは、動的な瞑想だ」っていう名言を吐いている人がいて。だから収録後にさ、「いやー、あんまりうまくいかなかった」っていう時にさ、帰り道、難しいじゃん?(笑)。
「自転車をこぐことは、動的な瞑想だ」
(向井慧)めちゃくちゃ難しい。その、気持ちの持っていきどころとか。考えすぎても、ちょっとなんかよくわかんないところに入ってきたりとか。
(若林正恭)そうそう。ああいう時に俺、結構自転車をレンタルして。自転車で帰ったりとかしてて。で、それをお台場に持ち込んだりとか。そういうところから始めてるから、なんかちょうどいいんだよね。一定のリズムでこぎながら……っていうので。それで、体力をつけるっていうのと、両方がよさそうだなと思って。それで自転車を買おうと思ったのよ。
(向井慧)へー! でも、乗ってる時に……そもそも今回、YouTubeとかで言うとステッカーを持ってらっしゃって。声をかけてくれたら、そのステッカーを渡したり。東京ドームでやるっていうことの宣伝だったりするわけじゃないですか。その効果とか、どうですか? 声をかけられる感じ。
(若林正恭)それはさっきも言ったように、コーヒーチェーン店でネタとか考えて。「なにも浮かばねえな」って出て、自転車に乗って向かっているから、ちょっとイライラしてるのね。毎度のこと。
(向井慧)なるほど。その、不安感とか。
(若林正恭)そうそう。で、信号で止まっていたりする時に「若林さん」とか言われたら、(ちょっとキレ気味に)「はい?」って(笑)。
(向井慧)ファーストタッチがちょっと強めに(笑)。
(若林正恭)強めに行っちゃうのよ。で、その後、「東京ドームライブステッカー、いただけますか?」って言われると、なんだろう? その振りが効きすぎてて、泣きそうになるのよ(笑)。「何も浮かばなかった」というところから、「ありがとうございまぁすっ!」まで振れるから。情緒がおかしくなっちゃって(笑)。「ありがとう」とか言ってさ、それで渡して。
(向井慧)でも体力的には向上してるなっていうのありますか? 今、乗りだして1ヶ月以上経っていますもんね?
(若林正恭)1ヶ月半ぐらい経った。そうだね。2ヶ月経ったかな?
(向井慧)それで体力面みたいなのは?
(若林正恭)だから最初、あまりにも運動してなくて気づかなかったけど。太ももが太くなるんじゃなくて、めっちゃ硬くなるのね。硬くなって……体力もついたし。あと、森脇健児さんが大阪から東京の仕事に来る時に、あの人はのぞみじゃなくて、こだまで来るんだって。
(向井慧)そうおっしゃってましたね。
(若林正恭)のぞみだと、早く着きすぎてメンタルが整えられないっていう。で、俺もテレビ局に普通に車で行くと、あまりにも早く着きすぎるっていうか。なんかさ、仕事がなかった頃からしたらさ、テレビ局に行くことってありがたい話だけど。あまりにも、タクシーとかで行っちゃうとありがたみがないっていうか。俺的には、自転車でちょっと苦労していくぐらいがちょうどいいのかな、みたいな感じはあるよね。
(向井慧)たしかに、タクシーを使うと起きてから、かなり短い時間でもう局に着いていて。だから、起きてからまだ2時間ぐらいだけど、もう生放送が始まって……みたいなことになって。まだ立ち上がってないまんまの感じの時って、ありますもんね。
(若林正恭)まさにそうで。本当その感じが続いていて。だから、自転車でちょっと時間をかけて行くぐらいが……あとね、自転車に乗って気づいたけど。渋谷って谷だし、赤坂って坂なんだよね。
(向井慧)そうです。たしか地名にそのまま入ってるから。
自転車に乗って局入りをすると、ちょうどいい準備ができる
(若林正恭)そうそう。それでちょっと運動してから入るぐらいが目が覚めているっていうか。だから、自転車に乗りだしてから『ヒルナンデス!』、オープニングから元気だもん(笑)。
(向井慧)フハハハハハハハハッ! ああ、いい影響が出てますね(笑)。
(若林正恭)それまでは1時すぎぐらいにならないと『ヒルナンデス!』は調子が出てなかったんだけど(笑)。
<書き起こしおわり>