西加奈子とオードリー若林 自分がなりたいプロレスラー像を語る

西加奈子 プロレスにハマッたきっかけを語る オードリーのオールナイトニッポン

小説家の西加奈子さんがニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』に出演。プロレス好きの若林さんと、自分がもしプロレスラーになるとしたら、どんなレスラーになりたいか?を話していました。

(若林正恭)で、俺ね、メールのやり取りでちょっと思っていたんだけど、西さんさ、自分が女子プロレスラーになった姿じゃなくて、男のレスラーになった姿で想像してるでしょ?そうでしょ?

(西加奈子)せやねん。

(若林正恭)俺、メールの文面でそんな気、したのよ。

(西加奈子)それ、セコない?セコいなって思う。自分で。

(若林正恭)セコいってどういうこと?

(西加奈子)だって女子プロやったら、自分が鍛えたら、なれるわけやん?

(若林正恭)いや、西さん!?(笑)。

(西加奈子)そこに立っているわけやん。もう男ってことで・・・

(若林正恭)西さん、女子プロレスラーになれるかな?鍛えたら。

(西加奈子)いや、だってもし本当にプロレスラーになりたかったら・・・

(若林正恭)女性でもね。

(西加奈子)で、男の人のプロレスラーになったらって想像してってことはさ、セコない?

西加奈子のコンプレックス

(若林正恭)俺、西さんと話していて、『ウチ、コンプレックス1個あんねん』っつって。『なに?』って聞いたら、『本気で殴られて、本気でKOされたことないねん』っつって。

(西加奈子)うん。コンプレックス。

(若林正恭)本気で殴られて失神したことがないのがコンプレックスなんでしょ?

(西加奈子)あんねやろ?

(若林正恭)で、俺、1回総合格闘技のスパーリングでKOされたことがあって。気づいたら、テディベアみたいな。『うわっ、めっちゃうらやましいわ』っつって(笑)。

(西加奈子)そや。めちゃくちゃ尊敬する!それ。

(若林正恭)尊敬するの?それを(笑)。

(西加奈子)うんうん。

(若林正恭)で、自分が男のプロレスラーになった姿を・・・で、男の声で応援してるんだ。『たなはしぃーーっ!』って。

(西加奈子)うん。(低い声で)『なかむらぁっ!』って。なんかそれを決めてんねん。なんか。

(若林正恭)(笑)。それをルールにしてるんだ。じゃあ、プロレス会場でそういう声で応援してるんだね。

(西加奈子)だからって女性が『キャーッ!』って言ってるのがアカンわけじゃないで。でも、自分の中で、男として応援したいねん。

(若林正恭)なんだろうね?でも、ちょっとさ、男と言ったらあれだけどさ。あの集まりでさ、加藤千恵さんなんかの。俺と西さんだけさ、やっぱり中学2年生男子だよね。

(西加奈子)めっちゃ話合うねん(笑)。うれしいねん(笑)。

(若林正恭)自分で考えたんだけど。俺。俺の最近の趣味、プロレスと、ラップ。

(西加奈子)ラップ、ええよな。

(若林正恭)と、お笑いでしょ?中学生だよね。いやー、そう思うわ。自分で。そして、男のプロレスラーになったら、こんなレスラーに・・・タイツとかをよく想像するなって話をした・・・

(西加奈子)せやねん。ウチ、でもそれちょっとな、んっ!?って思ってん。

(若林正恭)どういうこと?

(西加奈子)タイツに決めてるん?

(若林正恭)俺、タイツで決めてる。

(西加奈子)えっ?黒パンちゃうん?

(若林正恭)俺ね、黒パンじゃない。

(西加奈子)意外やな。それ、でもファンの人な、あの柴田スタイル。黒パン、黒レガース・・・

(若林正恭)ああー、あのストロングスタイル。

(西加奈子)うんうん。でも、レガースやねん。レガース、なくてもええかもな。

(若林正恭)(笑)。俺、そんなストロングスタイルのプロレスするの?

(西加奈子)いや、やっぱな、プロレスの中でめっちゃ格闘技寄りな気がすんねんな。やっぱガチっていうか。マイクパフォーマンスとか、できる?

(若林正恭)俺ね、決めてんの。どういうレスラーになるか。で、俺はこれは、たとえば中邑選手がマイケル・ジャクソンのファンじゃん。でもさ、それはさ、なんつーの?匂わせないような感じじゃん。だから、俺は、ウチの相方の衣装を決める時もそうなんだけど、元ネタがわかるものにしたくなかったの。

(西加奈子)ふーん。

(若林正恭)たとえば、だから元ネタの人がいるから悪いけど、たとえばなんか、ヤンキーの格好だな、あの人はとか。元ネタがわかるのは嫌なんだけど。俺は、言わないよ。ぜったいにインタビューじゃ言わないけど、『時計じかけのオレンジ』のアレックスが俺の中で裏テーマなのよ。だから、白いパンツに黒のブーツが合うのよ。で、黒のブーツがどれだけ合うか?だと思っているの。俺は。

(西加奈子)うんうん。

(若林正恭)で、たとえば椅子の凶器攻撃の時とか、結構振りかぶってドン!じゃん。俺は違うの。無表情で近づいて・・・

(西加奈子)うわ、もう最高やな。わかるわかる。

(若林正恭)(笑)。そういうレスラー。

(西加奈子)でも、ハットはかぶらへんな。そこまでやってもうたら・・・

(若林正恭)そこまではやらない!うわー、いいね!わかってるね!(笑)。

(西加奈子)わかるわかるわかる!(笑)。

(若林正恭)そういうタイプの選手に。でも、1.4とかG1の決勝まで進めたら、熱いプロレスをすんの。そいつが!

(西加奈子)わかるわーっ!うん!わかるわかる!

(若林正恭)わかる?

(西加奈子)おおぉーっ!って。

(若林正恭)そう。あいつが感情を出した!ってなるのよ!

(西加奈子)『こんな若林、見たことないーーーっ!?』やろ?

(若林正恭)そう!で、後楽園ホールの何人かの試合は、そこまで出さない。いつものサイコのレスラー。

(西加奈子)うん。わかるわかる。

(若林正恭)だけどG1クライマックスは、感情出しちゃう。

(西加奈子)わかるわかる!うん、わかる!

(若林正恭)(笑)

(西加奈子)それめっちゃグッとくる!もう、ドドドドドッ!(足踏みする)

(若林正恭)なるでしょ?

(西加奈子)なるなるなる!

(若林正恭)えっ、西さんはどういうレスラー?

(西加奈子)ウチな、ウチ、自由やん?だって、女やから。想像、ナンボでもできる。

(若林正恭)あ、体の体格とかができるってことか。

(西加奈子)ほんだらさ、誰にでもなりたいねん。だからやっぱり、みんなかっこいいなと思って。

(若林正恭)ああ、どの選手のスタイルもいいなと。

(西加奈子)せやねん。でも、いちばんの理想は武藤かな?最初はスーパーベビーフェイスでやって、もうムタもやって、nWoやって、いまあんなんでとか。マスクもやりたいねん。

(若林正恭)マスクマンやりたいの?

(西加奈子)マスクマン、やりたい。えっ?マスクマン、やりたない?

(若林正恭)俺、マスクマンはちょっとないんだよな。俺の中で。あ、そう。いや、マスクマン好きなんだけど。なんかね、なんだろう?目の色、表情で魅せたい部分はある。あの試合のあの顔!みたいなのがあるじゃん。

(西加奈子)うんうんうん。でも、マスクマンがマスクを取る時、すっごいけどな。やっぱり。三沢がな、自ら取るとかも有りやと思う。

(若林正恭)あ、三沢さんのね!ああーっ!

(西加奈子)そう。そういうのも。

(若林正恭)試合のスタイルはどんなのがいいの?ルチャっぽいのか、それとも、ストロングスタイル?

(西加奈子)必殺技はなにがいい?どんなんがいい?

(若林正恭)必殺技ね、俺、結構テクニカルな技を駆使しようと思っているの。だから割かしスーパージュニア・・・

(西加奈子)無表情でやろ?

(若林正恭)そう。無表情なんだけど、結構飛んだりするタイプ。躊躇なく飛んで行く。

(西加奈子)ヒールなんやろ?そんで。

(若林正恭)そう、ヒールだね。ヒールだけど、まあ、クライマックスの時だけはちょっと熱くなるんだけど(笑)。

(西加奈子)うんうんうん。エエな。

(若林正恭)あ、そう。だからそれぞれの、みんな完成されてさ、来るから。ちょっと俺、この間さ、それ、思っていたんだけど。小松選手とかいて、ヤングライオンみたいに言われたりして、黒パンツじゃん。あそこから・・・俺、まだ去年の6月からしか見てない、いわばニワカよ。だから、小松選手とかがあそこから何か見つけていくの?これから。

(西加奈子)だってさ、それこそオカダやで。オカダな、オカダ最近やで。あれ。

(若林正恭)あ、黒いパンツ、履いてたの?

(西加奈子)黒パンやったんちゃうかな?どうやったっけな?いちばん最初な、凱旋でな、2組ぐらいでやって。ほんで、かっこええ子やな!って。すごい、髪の毛金髪やったかな?でもホンマにな、ぜんぜんな、あんなじゃなかったのよ。

(若林正恭)あ、そうなんだ。

(西加奈子)すごいかっこよかったけどな。で、その後にまた見に行った時に、もうオカダカズチカで出てきて。一緒に行った子に、『すげーな!』って言ったら、『いや、西さん、あれ、見た子やで』って言われて。『うわっ、マジか!?』みたいな。

(若林正恭)そこがつながる。

(西加奈子)そうそうそう。オーラがやっぱり出てくるのかな?って。

(若林正恭)それ不思議だよね。オーラだけはね、レスラー、見に行くと面白いよね。

(西加奈子)面白い。しびれるよな。

<書き起こしおわり>

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