宇多丸が選ぶ 2015年映画ランキング ベスト10&ワースト1

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宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の映画評論コーナー ムービーウォッチメンで2015年に扱った映画51作品の中からランキングを作成。ベスト10とワースト1を発表していました。


(宇多丸)それではいよいよ、私のシネマランキング2015。全51作品の中から、まず、第十位から第六位までの発表です。

第十位:『ヴィジット』
第九位:『きみはいい子』
第八位:『海街diary』
第七位:『野火』
第六位:『恋人たち』

ちなみに、次点というか第十一位というか。『ヴィジット』とギリギリまで入れ替わっていたりしたんですけど。先ほどもちょろっと出たんですけど。『薄氷の殺人』。こちらちょっと十位と迷ったんですが、やはり『ヴィジット』、入れさせていただきました。

第十位『ヴィジット』



はい。(高橋)洋二さんの方にも入っておりましたが、十位『ヴィジット』。M・ナイト・シャマラン。まあひさびさに、先ほどもおっしゃってましたが原点回帰的な。まあ、シャマランは割とストーリーテリングの遠近法がおかしいって。なんて言うんですかね?『ププッ!』っていうんですかね。『そこ、何度もやるか?』みたいなところとか。例えば、レンジの中に入れる下りとかね。そういうのもあるんだけど。やっぱ、上手いな!と思いましたけどね。

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特に人物の心情描写っていうか演出が、これは結構真っ当だよなっていうか。なので僕は実はですね、半笑いって言いつつですね、普通にエンディング。曲の前ですよ。エンディングで普通に泣きましたからね。っていうのはやっぱりその、劇中がずっとね、劇中の映像を作っている人物の、いま撮っている映像に対するコメントが、我々がいま見ている映画そのものの展開となって後に現れてくるっていう構造を持っているんだけど。『ああ、これが出てきたということは・・・』みたいなね。

なんかすごくPOV、ファウンド・フッテージっていう形式をすごくメタ映画的にも面白いし、ちゃんとそのストーリーテリングというか、キャラクターの心情を描くのにもちゃんと使っていて。本当に素敵な作品だなと思いました。あの、ジュヴナイルものとして本当に素晴らしい作品だと思いました。見終わると、とっても元気が出るというね。『なんだ!トラウマとか言ってる場合じゃねえな!落ち込んでいる場合じゃない!』みたいな。

その上にですね、4本、日本映画が続いているわけですけど。九位『きみはいい子』、八位『海街diary』、七位『野火』、六位『恋人たち』。ただ、ちなみにですね、この6、7、8、9はですね、正直、本当に順番迷いました。っていうのはやっぱりどこの部分を・・・高橋洋二さんみたいにひとつ、なんか基準を置いて選んでいるならともかく、これに関しては置き所によって。『あ、こっちかな?こっちかな?』っていう風になっちゃうんですけど。

ひとつ言えるのは、この4本、全く作品の規模もトーンも全く違う作品なんだけど、僕の中ではすっごい同時代的な日本映画っていうか。2015年のいま、日本で作られた映画っていう必然をすごく感じる4本という意味で、なんかある意味、僕の中ではちょっとセットになっている感じもあって。なので、順位を迷っちゃうっていうか。このあたりに・・・『全部ベストだ』とかよく言いますけど。本当、そんな感じです。

第九位『きみはいい子』



特にやっぱり、たとえば『きみはいい子』。評の中でもいろいろ言った通りですけど。思い出す場面でね、もうグッと来ちゃう。エンディング近くですけど。高良健吾さん演じるね、もともと非常に未熟だった男の子の教師が。もうほとんど男の子っていうような未熟な感じの教師ですけど。彼が、要は明らかにちょっとネグレクト気味というか、ちょっと虐待を受けているんじゃないか?っていうクラスの男の子がいつもいた鉄棒の位置に立って。で、彼がいつも何を見ていたのか?を見て、気づくっていう。

やっぱりああいう時に、『ああ、映画だな!映画の感動だな!』ってすごく思うんですよね。もうその1個を言ってるだけで、もう泣きそうです!みたいなね。あと、『僕も揚げパン、好き』ってね。そういうところでもう、泣いちゃいますよね。本当にね。はい。

第八位『海街diary』



『海街diary』はね、もういまさら僕がどうこう言うこともないでしょう。なんか、すごく『古き良き』っていう言い方はあまりすきじゃないですけど。日本映画のある種の伝統みたいなものを、ちゃんといまの映画にアップデートしていて。すごく、是枝監督らしい自然な演技の映画でありながら、スター映画。こんな華やかな映画、あろうだろうか?という映画で。素晴らしかったですね。

第七位『野火』


七位『野火』。先ほどね、高橋洋二さんのベストテン一位になってましたけど。まあ、そうなんですよね。なんか、一位にするタイプの映画でもあるんですよね。ぶっちぎりの何かですよね。何かだよね。ぶっちぎりの何か。あの、今年、ぜったいに見るべき映画みたいなのをね。

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だから、僕のこれ、ベストテンですから。僕のベストテンだからこの順位だけど。今年、ぜったいに見るべき映画っていうのを何個か挙げるとしたら、『野火』はぜったいに上位に入る作品ですね。ということだと思います。

第六位『恋人たち』


まあ、六位『恋人たち』。順番的に最近だからっていうのでちょっとインパクトが強いのもありますけども。なんかこう、いま言った同時代の作品っていう中で、いちばん、その先の着地も含めて・・・なんだろうな?僕自身もアルバムとか作ったりしてるせいもあって。

『恋人たち』が、『あっ、近い』っていうか。『近い』ってちょっとおこがましいな。なんか、僕的にこの作品が出している時代に対する出口、めいた希望、めいたものみたいなものに対してすごく共感というか。『あっ、そうだな。いまこの時代、こういうものを作るべきだよな』というような納得をしてしまったということですね。まあ、どれももう甲乙つけがたいというか。どれも一位です。あの、言っときますけど、どれも一位です。十位から上はね。はい。『薄氷の殺人』から上、全部一位です。はい。

という考え方でよろしいんじゃないか?と思いますけどね。はい。という感じですかね。もう映画に順位をつけるとか、本当、もう嫌だなあ。嫌だなあ、本当にね、あんまりしたくないですけどね。ただね、上位に行けば行くほど、実は僕の中では固まっているってことを言いました。ということで、これから運命のベスト5ですよね。こっから、みなさんが(順位予想的中賞金の)九万円をつかむか?が決まるわけですけど。この作品と順位は、まあ僕、相当数ヶ月、ずーっと考えてですね。固まっているので。ここは、さっきから動かしてないですね。

ということで、運命のベスト5。そろそろ発表してよろしいでしょうか?よろしい・・・『しない』という手もありますけどね。した方がいいですか。それはね。予定調和になってしまいますので、しましょうかね。それでは行ってみましょう。今年、週間映画時評ムービーウォッチメンで扱った映画51本のうち、栄えある第一位に輝く映画はいったい何なのか?ベスト5、発表させていただきます!

第五位:『インサイド・ヘッド』
第四位:『フォックスキャッチャー』
第三位:『スターウォーズ フォースの覚醒』
第二位:『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
第一位:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

ねえ。どうですか?この意外な一位(笑)。まさかの!まさかのですよね。まさか、まんまで・・・っていうことですよね。はい。ということで、順に行かせていただきたいと思います。まあでもね、僕的には、自分だから当たり前なんだけど。『いや、だってそうじゃん!』みたいな(笑)。『いや、だってそりゃ、わかるっしょ?』みたいな感じなんですけどね。はい。

第五位『インサイド・ヘッド』



第五位『インサイド・ヘッド』。まあ、ねえ。天下のピクサーで、クオリティーが高いのはいつもながらのことなんですが。まあでもちょっと、ここんところね、パーフェクトとは言いがたいような作品もちょいちょいあったとは思うんですよね。『カーズ2』なんかちょっと、ぜんぜんダメだなと思ったりなんかしましたけど。はい。ひさびさに、たとえばなんかの続編とか。『モンスターズ・ユニバーシティ』とか好きだけど、あれも続編だし・・・とか。

完全オリジナルな発想。しかもそのオリジナルな発想っていうのが、『えっ、それを映像化するの?結構無茶だね』っていうようなアイデアを、まあ見事にエンターテイメントに落とし込んでいてですね。先ほどのリスナー投票のメールにもありましたけど。なんて言うんですかね?人生を経験するっていうか、生きることそのものをこういう風に肯定する作品って、なんか見たことがないですね。初めて見ましたね。はい。

なんかその、経験すること全てっていうのが愛おしく感じれるっていうか。俺の経験っていうか、俺、がんばれ!じゃないけど。俺、よくやってきたな!みたいな。いまも俺、がんばってる!みたいな。なんかその、人生というか世界そのものを肯定するという意味でですね、すごいことをやるなっていうか。結構難解にもなりかねないものなのにね、わかりやすくビジュアライズしてもおりますし。

見ている射程は本当に深くて、なおかつ、死ぬほど笑えるっていうね。もう最高です。最後の最後まで。やっぱりお馴染みのね、ピクサーのエンディング。今回は切れ味素晴らしかったですね。もうね、最後まで大爆笑させてくれますからね。はい。とっても素晴らしい作品だったんじゃないですかね。まあこれはもう、私がいちいち推さなくても、万人が認めるクオリティーの作品だとは思いますが。『インサイド・ヘッド』、第五位とさせていただきました。だからこの第五位は、『まあ、俺が一位にせんでも・・・』っていう第五位っていう位置じゃないでしょうかね。

第四位『フォックスキャッチャー』



第四位『フォックスキャッチャー』。まあ、先ほどの高橋洋二さん、ベストテンにも入っておりましたが。これは、要はリアルタイムで評した時、あれ何月だっけ?『フォックスキャッチャー』をやった時点で、まだね、『マッドマックス』もなにも出ていない時期でしたから。3月28日。3月の時点では、まだそういうのも出てなかったし。まあ、アカデミー賞ものとかはちょいちょい出てたけど。

この時点で、僕がね、『現時点では僕、ベストです。ただ、万人向けとは言いがたい。『つまんねえ』って言う人は普通に、かなりの量、いると思います。僕が、好きなんです』みたいなことはしつこく言ってやったあれでございましたけども。まあ、現状では四位ということで。とは言え、まあむちゃくちゃ好きな作品で。一位級に好きというかですね。なんて言うんですかね?さっき言ったように、全く笑えないダークなコメディーでもあり、でもまあ、思い返すと切なくなるようなですね、本当に悲しい話でもありですね。

と、同時にやっぱりこの映画は、やっぱり最後に残るものはちょっとね、ちょっと爽やかっていうか、ちょっと力強いものが残る映画だとは思っていて。やっぱり、チャニング・テイタムのあの最後ね。『いや、俺はまだ立ってるから。笑わば笑え』っていうね、あの感じに・・・なんかだから、ただ単に意地悪な人間性みたいなものを見下しているだけの映画ではぜんぜんなくてですね。その逆だなという風に思ったりなんかして。その撮影から何から、全ての面において非常に質の高い作品でございます。

スティーブ・カレルっていうのはこんな使い方があるのか!っていうね。やっていることはいつものスティーブ・カレルのはずなのに・・・っていうねあたり、本当に素晴らしかったんじゃないでしょうかね。

第三位『スターウォーズ フォースの覚醒』



第三位『スターウォーズ フォースの覚醒』。ねえ。現状の私のもうね、完全に狂いっぷりからしたら、まあ、狂いっぷりではそりゃ一位ですよ。こんな短時間に連続して同じ映画を見たことはないかもしれないですよね。そりゃね。『マッドマックス』ね、おかしくなっちゃって。僕も『マッドマックス』、何回も見てますけど。『すいません、まだ十回です』みたいな、そういうノリはあるけども。やっぱり、『スターウォーズ』は他と単純比較できないところもなかなかあってですね。

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難しいところもあるんですが。まあ、やっぱり不可能を可能にしたっていうことですかね?絶対に、特に今回の新作で、よくてここだろう?と。で、もうここは望むまいと。つまり、要は次世代が云々とかは望むまい。結局、旧三部作の匂いを嗅いで、『おおっ、すごい!旧三部作の匂いがするよ!ぜんぜんするよ!前よりする!』みたいな感じで喜べば御の字だと思っていたのに、ぜんっぜんそっちじゃなかった。俺、むしろだから、ヨシキさんもおっしゃってましたけど。そこはもう、むしろ余計に感じるぐらいだっていうね、ことが本当に起こりうるんだというところで。

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本当に、そういう意味で志が高いぐらいに思います。単なるフランチャイズを続けるための、儲け主義でこうはできないでしょ?って。あと、すげー大胆なこと、やってますからね。だって、ストームトルーパーが主人公って、考えます?普通。とかさ。めちゃめちゃ大胆なこともやっているし。でも、ぜんぜんいい感じなのは、的確にスターウォーズらしさの本質を掴んでいるっていうことと。

あと、真っ当にちゃんと、いい感じの役者のアンサンブルとかが起こるとさ、化学反応が起こっていると、やっぱり見てたくなるよねっていうさ。で、やっぱりスターウォーズなり何なり、どんな映画でもそうですけど。見ていたくなるような化学反応っていうのはね、やっぱり映画の魅力のひとつだなということで。本当に魅力的な役者さんを的確に揃えて、的確に演出して、いい感じのヴァイブスを出すっていう(笑)。本当に、本当に。そういうこと。

で、それがやっぱりJ・Jの過去のどんな作品よりも高度にできているというところもありますし。はい。本当に見事な。エピソード7としては申し分ないあれじゃないでしょうかね。まあ、三位なので。ひょっとしたら、わかんないよ?エピソード8とか9とか見て、下方修正っていう可能性はあるよね。『なんだよ!あの振り、こんな程度のことしか考えてなかったのか!?』みたいな。『なんじゃ、そりゃ!?じゃあ俺、あんな風に思って損した!』みたいなことは無しじゃないから。まだ可能性としてはね、ゼロではない。

上がる可能性だってありますよね。『練られてるぅ!練られてるぅぅ!』っていうね、ことはありますから。ただ、これ文句をいう人はさ、たとえば僕は大好きな映画で、むちゃむちゃ見るたびに泣いているけど。『ジェダイの復讐・ジェダイの帰還』とかさ、見ればさ、映画としてどういう出来かはさ、今回と比べるべくもないじゃん。もうぜんぜん、今回映画としてむっちゃちゃんとしてっから。はい。ということで、みなさん、もういい加減、わかるだろう?と。すいません。『フォースの覚醒』についてはね、いろいろ言いたいことがありますが。

第二位『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』



はい。第二位『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。これね、たぶんここで引っかかっている人が多いらしい。要するに、今回のベストテン、ベスト5を当てるので、当てられない人が多いらしいんですけど。いやいやいや!俺が『ローグネイション』どんだけ好きか言ってるじゃん!もうちょいちょい言ってんじゃん!むちゃむちゃ言ってんじゃん。会うたびに。会う人、会う人にもう・・・要はさ、今年のスパイ映画。いろんなブームがありましたよね。もちろん『スペクター』も楽しかったですし。『キングスマン』、大好きですよ。僕だって。『コードネームU.N.C.L.E.』だって楽しかったですしね。

ただ、その中でどれ派?っていうと、俺はぶっちぎりでローグネイション派。まあキングスマン派とローグネイション派。大きく分けて2ついると思うんだけど。『キングスマン』、面白かったですよ。ぜんぜん大好きですよ。ただ僕はやっぱりこの『ローグネイション』の直球ど真ん中っていうか。要はさ、メタなふざけとかも、もうぜんぜんいらないじゃん?っていうか。『いや、俺がもう体張って、真正面から新しい時代のエンターテイメント、やってやんよ!』みたいな。『飛行機?やるよ、おい!ヘルメットとかいらないし!』って。まあ、ちゃんとやっていると思いますけどね(笑)。

なんか、とにかくそういう過去の作品のリファレンスとかさ。それのくすぐりみたいな。そういうことをぜんぜんしなくても、直球で面白がらせること、別にできるから!って言う。なんか、そこにすごく僕はエンターテイメントの本当に王道っていうか。それを見ましたし。あと、評の中でも言いましたけど。これからご覧になる方いるから、まだネタバレしないようにしますけども。

やっぱりそのオープニングの見事さと、それに対応するクライマックスの、もうここ十年ぐらいの中でも結構屈指の『ざまあ!』ですよね。『ざまあ!ざまあ!まあ、ざまあ!』。悪役に対する『ざまあ!マジ、おおう!』って。溜飲が下がるっていうのはこのことですよね。本当にね。はい。で、なおかつ、それは『スパイ大作戦』の面白さっていうのの本質にいちばん立ち返ったものであって。いままでの『ミッション:インポッシブル』シリーズ。

まあ、『ゴースト・プロトコル』も傑作でしたけど。『ゴースト・プロトコル』でさえちゃんとやっていなかったことを、ついにちゃんとやってくれたという意味で。たぶん『ミッション:インポッシブル』はこれを超えるのは、もう難しいだろう?って思うから、二位っていう。そういうところもございますね。はい。あ、もうどんどん時間がね・・・

第一位『マッドマックス 怒りのデス・ロード』



『マッドマックス』はもういいだろう?俺がいまさらどうこう言わなくてもさ。とにかくひとつ言えるのは、ものすごい映画の根源みたいなところを追求した結果、ものすごい未来の映画になっちゃったみたいな。なんか映画の根源であり、映画の未来みたいな。スターウォーズ特集の中でコンバットRECのね、メールにもありましたけど。やっぱりその、たとえば映像表現1個を取ってみても、いまこんな映像で驚くことができるんだ!っていうかさ。

しかもそれは、ここ10何年もCG表現で派手なことを・・・もちろん、『マッドマックス』もCGは使っているんだけど。そういうことじゃどうやらなくて。なんか、そのね、なんですかね、これね。いまだにちょっと語り尽くせないところがありますけどね。でもとにかく、原初の映画であり、未来の映画っていう。これが僕にとっての『マッドマックス』の全て。だから、映画を見続けてきた意味と、映画を勉強してきた意味と、映画をこれからも見続ける意味みたいなものが全て詰まっている作品じゃないでしょうかね。

ここまでの作品は、なかなかないですよ。ちょっと桁違いだよね。『マッドマックス』はね。去年『ガーディアンズ(・オブ・ギャラクシー)』でウェーイ!って言っていたけど。そういうレベルではないですよね。はっきりね。うん。もう何十年に一度レベルじゃないですかね。まあ、私がいまさら褒めるまでもないでしょうが。これからね、いろんなベストテンを席巻する作品じゃないかと思っておりますので。

まあとにかく『怒りのデス・ロード』。この一作をもって『いまの映画、新しい映画は見る価値が無い』とかっていうのはいかにたわ言か?っていうのがわかるかという意味で、素晴らしいあれじゃないでしょうかね。というわけで以上五作品。私のですよ、私のチョイスでね、決めさせていただきました。ということで、どんだけ当たってるんでしょうかね?シネマランキング2015、ベストテンを発表させていただきました。

(中略)

さあ、最後にライムスター宇多丸のシネマランキング2015。ワースト作品をサクッと発表いたします。ちなみに、高橋洋二さん。2015年のワーストは『ジュピター』だそうですが。私のワースト一位は・・・『エイプリルフールズ』です。

ワースト『エイプリルフールズ』



はい。ということでね、まあ理由は・・・はっきり言って、今年、地雷。ムービーウォッチメンになってから、『あんまり地雷地雷したのはもういいじゃん?』っていう方針もあるし。あと、そんなになくなってきたのもあると思うんですよね。昔みたいに大々的に宣伝して大ヒットしていてクソっていうのが。まあ、あえて言えば『ギャラクシー街道』がね、当たらなかったんでね。っていうのがありましたけど。

せのちんさん曰く、『目が腐る』っていう。ただね、僕ね、『ギャラクシー街道』が入っていても、僕は『エイプリルフールズ』です。ということは言っておきたいと思いますね。

<書き起こしおわり>

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