宇多丸 Perfume『ネビュラロマンス』を語る

宇多丸 Perfume『ネビュラロマンス』を語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんが2025年5月7日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』の「聴くマブ論!6月号」内でおすすめアイドル的楽曲としてPerfume『ネビュラロマンス』を紹介していました。

(宇多丸)まず一発目は……すいません、Perfumeです(笑)。Perfume、去年『ネビュラロマンス 前篇』っていうアルバムが出て。これがまあ、なんていうか、すごいアルバムだったんです。これ、前篇って言ってるんのに僕、「25年やっていた連載の中でぶっちぎりのトップ作品です」っていう内容だったんだけど。まもなく、おそらく後篇が出るであろうというところでついに『ネビュラロマンス』。タイトルそのままのタイトルトラックが出まして。

もうこれ、理屈抜きですね。さっき、ディレクターの津野くんも曲チェックしていてイントロがかかった時に「勝ちでしょう!」って。かっこよすぎる! はい、もう聞けばわかるかっこよさでございます。もちろんプロデュースは中田ヤスタカさんです。お聞きください。Perfumeで『ネビュラロマンス』。

Perfume『ネビュラロマンス』

(宇多丸)文句なしのかっこよさですね。Perfumeで『ネビュラロマンス』です。『ネビュラロマンス 前篇』の最後の曲のあたりが結構、フュージョンテイストっていうか。最近フュージョンっぽい曲って結構、多いですけど。それを引き継ぎつつ、皆さんお聞きの通りちょっと抑えめっていうか。

(宇垣美里)大人っぽい。

(宇多丸)大人っぽい。ウィスパーとまではいかないけど、そういうかなり抑えた歌い方で。あと、やっぱり彼女たちの生声感みたいのが昔のね、すごく加工した声でやっていた時から比べるともうグッと、もう彼女たち自身の実力というものも含めて、なんかそこを……でも、ちゃんと『ネビュラロマンス 前篇・後篇』のSF的な世界にも合っていて、みたいな。プラス、これはやっぱり結構ずっとワンループで進むのにこの気持ちよさっていうか。だからやっぱり世界的なダンスミュージックのあり方みたいなものともちゃんとハマっていて。でも、ちゃんとなんていうか、歌謡でもあるし。なんかもう、これ以上、いります?っていう(笑)。

(森田秀一)こんなにペース早くやってくれるんだったら後篇の前に中篇を出してもいいかもですね。

(宇多丸)ああ、そうだ。でも俺ら、勝手に後篇って言ってるわけで中篇かもよ?

(森田秀一)中篇かもしれないですよね(笑)。

(宇多丸)で、その中篇は前・後篇に分かれてる可能性もありますから。無限に刻んでくる(笑)。

(宇垣美里)『三体』みたいな(笑)。

(宇多丸)「アキレスと亀」みたいな。なかなかたどり着かないみたいなことかもしれない(笑)。ということでPerfume『ネビュラロマンス』をお聞きいただきました。文句なしのかっこよさです!

Perfume『ネビュラロマンス』、めちゃめちゃかっこいいですよね。最近のお気に入りでヘビロテ曲になっています。たまらん!

アフター6ジャンクション2 2025年5月7日放送回

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