吉田豪 ムツゴロウ・畑正憲の知られざる素顔を語る

吉田豪 ムツゴロウ・畑正憲の知られざる素顔を語る 上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!

吉田豪さんがニッポン放送『上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!』に出演。ムツゴロウこと畑正憲さんのあまり知られていない素顔について語っていました。

(上柳昌彦)はい。さあ、お知らせの後、今日もですね、スポットを当てていただく方が登場します。今日はどなたですか?

(吉田豪)あのね、Twitterとか見てると、みんな『岡田斗司夫をやってくれ』って言ってるんですけどね。

(上柳・松本)(笑)

(吉田豪)やらないですよ!っていう(笑)。

(上柳昌彦)ものすごいキスシーンがね、流出してますが。

(吉田豪)そっちじゃないです。ムツゴロウさんですね。

(上柳昌彦)畑正憲さんですね。えー、北海道のムツゴロウ動物王国。あれもなんか、いろんなことになりまして。

(吉田豪)大変な騒動がいろいろありましたよね。

(上柳昌彦)ねえ。東京のあきる野市に移動して、そんなことができるのか?って思っていたんですが。まあ結局、経営難で閉じちゃいまして。

(吉田豪)まあ、行った人が『犬ぐらいしかいなかった』とか、みんな言ってましたもんね(笑)。

(上柳昌彦)ずっとフジテレビでね、定期的にね・・・

(吉田豪)愉快な仲間をプッシュしてましたからね。

(上柳昌彦)やってました。お台場にニッポン放送の社屋があった時なんかはフジテレビの探検をちょっとしたりすると、ムツゴロウ動物王国の部屋っていうのがちゃんと確保されてましたからね。

(吉田豪)スペシャルがあるからムツさんとか動物とかが入れるようなスペースなんですかね?(笑)。

(上柳昌彦)動物が入れるかどうかは知らないですけど。

(松本秀夫)動物はまた別にあるとかね。そうかもしれないです。

(上柳昌彦)いや、なんかそういう部屋があって。なんかすごく・・・

(吉田豪)密だった時代があって。

(上柳昌彦)そんな存在なのね、なんて思ったんですが。3億円ですか?借金。

(吉田豪)言われてましたね。なんかね。

(上柳昌彦)はー。返しちゃったという話もあるらしいですけどね。

(中略・CM明け)

(松本秀夫)さあ、大人の楽しみに精通する達人たちが毎日登場する日刊大人の達人。水曜日はインタビューの達人、プロインタビュアー吉田豪さんです。今日はムツゴロウさん、畑正憲さんの素顔ということで。

(吉田豪)『大人の楽しみ』っていうとやっぱり岡田斗司夫感が出ますけど(笑)。違いますからね。そっちじゃないです!

(松本秀夫)(笑)

(上柳昌彦)つい、CMの間にやっぱり私も聞いてしまって。

(松本秀夫)やっぱり、すごいですね・・・

(上柳昌彦)50いくつの人が、なんであんなにモテるんだよ?ねえ。でも、情報交差点みたいな。

(吉田豪)情報交差点ですよ。どんどん入ってますよ。次々と。

(上柳昌彦)情報っていうのはやっぱりね、そういう人のところにたまっていくんですね。本当に。お金はお金持ちのところに貯まるようにね。お金はお金持ちが好き。

(吉田豪)女性は岡田斗司夫にたまり・・・(笑)。

(上柳昌彦)(笑)。そうなんだよなー。

(松本秀夫)なんにもね、入ってきませんよね。私たちには。

(上柳昌彦)なんにも入ってこないよなー!素通りだよな。で、そういう情報がまた、吉田豪さんのところにたまっていく。それをひとつひとつほぐしながらね、こっちとこっちでこうやって、おお、なるほど!なんてことを(笑)。やってるんですよ。

(吉田豪)それで忙しくて、いま寝る暇もないという。

(上柳昌彦)寝る暇もないんですよ(笑)。本当にね。はい。ということで、今日はね、まあムツゴロウさん・・・

(吉田豪)そっちですね。

(上柳昌彦)作家の畑正憲さんでございますけども。

(吉田豪)現在79才なんですね。

(上柳昌彦)ああ、そんなになられたんですね。

(松本秀夫)ずーっとやっているわけですもんね。

(吉田豪)ずっとおじいちゃんなイメージもありますけどね(笑)。

(上柳昌彦)そうですね。あんまり変わんないですね。

(吉田豪)変わんないですよね。

(松本秀夫)本当にもう、枯れ切った感じのね。

中身はぜんぜん枯れていないムツゴロウ

(吉田豪)でも、中身はぜんぜん枯れてない。僕が初めて会ったのが、僕がまだ20代の頃ですよ。90年代末とかで。数号でなくなった雑誌『TVチョップ』っていうのがあったんですけど。もう名前からして、すぐなくなりそうな雑誌で(笑)。

(上柳昌彦)そうですね(笑)。

(吉田豪)それのインタビューをまとめたのが、僕のデビュー作の『男気万字固め』なんですけど。

(上柳昌彦)あー。

(吉田豪)それにムツゴロウさんは入ってないんですよ。実は。

(上柳昌彦)おお、おお。

(吉田豪)内容がヤバすぎて収録不可能になったっていうね。

(上柳昌彦)ムツゴロウさんの内容が?ええっ?

(松本秀夫)岡田さん・・・岡田さんじゃないや(笑)。

(吉田豪)岡田さんじゃないですよ!(笑)。一緒にしないでくださいよ!(笑)。

(上柳昌彦)岡田さんの話はCMの時にするの!

(吉田豪)(笑)

(松本秀夫)吉田豪さんが、すいません(笑)。あの、ヤバいって思うのは・・・?

(吉田豪)いや、僕はぜんぜん大丈夫なんですよ。ムツさん的にアウトになっちゃったっていうね。

(松本秀夫)あ、そうなんですね。

(吉田豪)雑誌掲載まではいいけど、単行本に載せるのはちょっと・・・っていう。要はそういう内容になっちゃったんですね。

(上柳昌彦)なるほど、なるほど。

単行本収録NGのエピソード

(吉田豪)のびのびしたインタビュー。だから、動物好きっていうことで、優しいとかそういうイメージが強いじゃないですか。ムツさんって。まあ、調べれば、調べなくても最近は伝わってきましたけど、ぜんぜん違うわけですよね。

(上柳昌彦)うん、うん。

(吉田豪)基本、麻雀好きのデタラメなおっさんっていうか(笑)

(上柳昌彦)あの、エッセイなんかを読むとね、ちょっとびっくりするような、無軌道な青春時代を意外と送ってんだなって思った記憶がありますね。

(吉田豪)奥さん妊娠した時に、現実逃避で家出して、山谷に流れ着いて・・・とかなんとか。で、そこで賭け麻雀三昧みたいな。そんな人ですからね。

(上柳昌彦)ぶっ飛んじゃってますよね。

(吉田豪)ぶっ飛んでますよ。常識を当てはめちゃいけない人が、なにかああいう道徳的な位置に座っちゃったみたいな。

(上柳昌彦)ああー。

(吉田豪)そうなんですよね。だから破天荒さが最近ようやく受け入れられて。バラエティーでもそういう部分をいじられるようになってきたんだけど。最近は。で、ムツゴロウさん。そのムツさんがフジテレビでやっていた『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』って。あれ、本当に特に決められたスケジュールはなくて、全部行き当たりばったりで適当にやってたんですよ。ムツさんが。

(上柳昌彦)あ、そうなんですか。構成に則ってじゃないんですか?

(吉田豪)あの、テレビのスタッフとかはいろいろね、コーディネーターをつけようとしたりとか、そんなの全部ムツさんが『いらない!いらない!』でやって。全てが成り行きまかせなんですけど。酷い話ばっかりですよ。

(上柳昌彦)頭の良すぎる人なんでしょうね。

(吉田豪)頭はいいですけどね。

(上柳昌彦)周りでお膳立てしたようなものなんて、いらねーよ!んなもん!いいんだよ、俺がやるんだから!っていうことでしょうね。

(吉田豪)ちょうどだから僕が取材したのが、指を喰われちゃった事件の直後で。

(上柳昌彦)なんか、すごいのありましたよね。

(吉田豪)ありましたよ、ありましたよ。

(上柳昌彦)ありましたよね。もうなんか、骨が出ちゃったみたいな。

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