プロインタビュアー吉田豪さんがニッポン放送『プチ鹿島と長野美郷 Good Jobニッポン』で、芸能界いい夫婦ランキングや、アントニオ猪木について語っていました。
(プチ鹿島)プチ鹿島と長野美郷GoodJobニッポン、8時台はプロインタビュアーの吉田豪さんに登場していただき、GoodJobトークを繰り広げていただきます。さあ、スタジオには今夜も豪さんにお越しいただきました。よろしくお願いします!
(長野美郷)よろしくお願いします。
(吉田豪)どもー。よろしくお願いします。
(プチ鹿島)いやー、もうね、今週もどんなディープな話が出てくるか?ということなんですけど。
(長野美郷)毎週ディープですからね。
(プチ鹿島)基本的にはね、今日は11月22日で。『いい夫婦』という。そういう日なんですよ。
(吉田豪)あんまりディープにいかなそうな話題じゃないですか。平和そうな。
(プチ鹿島)手元にありますけど、週刊文春が『好きな夫婦・嫌いな夫婦』って。いい夫婦にちなんでランキングを出してるんですけど。この中からちょっとお話ができる・・・実際、会ったことある人は?
(吉田豪)そうですね。ちょこちょこありますよ。そりゃあ。
(長野美郷)どなたでしょう?
(吉田豪)でも、嫌い側が多いかな?
(プチ鹿島)これ、好きな夫婦。すごいです。佐々木健介・北斗晶。
佐々木健介・北斗晶夫妻
(吉田豪)これが好きの3位で、この夫婦は嫌いの4位でもある。
(プチ鹿島)素晴らしい!こんなバランス感覚、健介、プロレス時代にはないですよね。
(吉田豪)どちらかが間違っているってことでしょうね(笑)。健介さんはあれですよ。本当に、会うとすごいいい人なんですよ。ものすごい腰低くて。ただ、他の選手とかに話を聞くと、よく言う人が本当にいないっていう不思議な人なんです。
(プチ鹿島)(爆笑)
(吉田豪)特に『若い頃健介さんに酷い目にあわされた』みたいなことを言う人は、本当に多いんですけど。ただ、本当に取材すると腰が低い・・・天然なんですよ、かなり。橋本真也さんっていう亡くなっちゃった選手がいるんですけど、橋本さんがまあ、口を開くとこの人の悪口を言っていたんですよ。インタビューとかしても。『健介だけは許せん!』みたいな感じで。
(長野美郷)えー!そうなんだ!
(吉田豪)橋本さんが亡くなった後に健介さんと一緒にトークイベントをやった時に、その話をしたら知らなかったみたいで。壇上でショックを受けちゃって。『ええーっ!俺はライバルだと思ってたのに、そんなこと言ってたのか・・・』って。みるみるヘコんじゃって。かわいいんですよ。
(プチ鹿島)自覚はないんだ。
(吉田豪)ないんですよ。
(長野美郷)テレビでお見かけしても、すごく優しそうな。
(吉田豪)無邪気な感じじゃないですか。
(プチ鹿島)美郷さん、さっき話したら、やっぱり知っているプロレスラーで出てくるトップが佐々木健介さんですよ。だからあの人って、すごく・・・もちろん闘魂三銃士っていう人が・・・
(吉田豪)そんな説明が(笑)。
(プチ鹿島)偉い3人がいて。その次。四番手ぐらいだったんですね。
(吉田豪)そうですね。馳・健介っていうのが並んでまして。馳浩さんとね。
(プチ鹿島)無骨で不器用なのが売りでもあったり、魅力でもあったりしたんですけど。佐々木健介さんのすごいところって、パートナーに恵まれるんですよ。
(吉田豪)そうなんですよ。昔は本当、不器用で『笑顔もださないぞ、俺はこのまま行くぞ!』っていう感じだったのが、結婚して、ちょっといろいろプロレス関係でも失敗した後で、北斗さんが内助の功を発揮して、キャラを変えたんですよ。
(長野美郷)あ、そうなんだ!
(プチ鹿島)北斗さんっていうのが、女子プロレスラーで『女猪木』って言われるほどの・・・
(吉田豪)天才でしたね。
(プチ鹿島)表現力抜群で。その人が・・・
(吉田豪)不器用な旦那さんと結婚して。
(プチ鹿島)そしたらもうプロレス家族で。芸能界で有名になっちゃって。で、プロレスでもタッグパートナーの馳浩さん、いま国会議員になってますけども。
(吉田豪)この人も天才な人ですからね。
(プチ鹿島)天才。その人にもパートナーに恵まれてっていう。パートナーに恵まれている人柄のいい人、だと思いますよ。
(長野美郷)だからこの好きな夫婦にランクインしているのは、そういうところがやっぱりある・・・
(吉田豪)まあ、嫌いな方に入るのも理由があんだろうると思いますよね。ちなみにでも、嫌いな方の1位が石田純一さんなんですけど。僕の知っている限り、石田純一さんのことを悪く言う人はぜんぜんいないぐらいのいい人ですよ。
(プチ鹿島)ですよね。イメージとして、そんな悪いイメージないですけど。
(吉田豪)僕も接している限り、本当にいい人。裏話聞いてもいい人。
(プチ鹿島)あ、表・裏どちらもいい人。
(吉田豪)ぜんぜん。芸能界でとあるトラブルが起きた時に、間に入って解決しようとしてくれたとか。利害ぜんぜん関係ないのに。
(長野美郷)へー!素敵ですね。
(プチ鹿島)どうですか。三浦友和・山口百恵っていうのが1位になってますけど。知ってます?
(長野美郷)その、伝説として、話を聞いて知っているっていう。リアルタイムではわからないんですけど。すごかったっていう。
(プチ鹿島)だって山口百恵さんなんて、俺が小学校3年とかですよ。
(吉田豪)僕が小5とかですよ。
(プチ鹿島)小5。あ、じゃあ・・・同じはずだから・・・
(吉田豪)ああ、よくわかってないですね。80年引退ですね。
(プチ鹿島)じゃあ4年だ。間をとって4年で。お互い間違えてた。でも、実働って短いんですよね。
(吉田豪)そうです。だからこそ幻想があるから、いいイメージを保ったままで。三浦友和さんも真面目な人だし。浮気とかしないしっていうね。
アントニオ猪木・倍賞美津子夫妻
(プチ鹿島)最近話題の佐々木健介さんもね、プロレス界のあれですけど。猪木さんも昔は倍賞美津子さんっていう、まあトップ女優と結婚して。
(吉田豪)その人に表現力を学んだあとに、いろいろ浮気とかして。それが写真週刊誌にバレて、とかいろんなことがありまして。
(プチ鹿島)あれ、やっぱり本当なんですか?倍賞美津子さんっていうのはトップ女優だから、猪木さんの試合を見て、たとえば2階席の奥の方の観客に届くようにしろって。
(吉田豪)みたいなアドバイスをね。
(プチ鹿島)あと、指先の動きとか。それ、やっぱりすごいですね。
(吉田豪)倍賞美津子とモハメド・アリから学んでいるはずですね。
(プチ鹿島)(笑)。それ、すげーな!
(吉田豪)今日、そうなんですよ。猪木さんの話をしたいんですよ。だからこの、健介さんが両方に入っているっていうのが、たぶん誤解。どっちかが誤解してるってことじゃないですか。たぶんいちばん誤解されているのがアントニオ猪木だと思うんですよ。
(プチ鹿島)猪木さんね。まあ、誤解されてナンボの、スケールの大きな人じゃないですか。
(吉田豪)まあ、最近も北朝鮮に行ってね。63年ぶりの参議院での懲罰を受けたみたいな。
(プチ鹿島)63年ぶりって。まあ、ほぼ初めてみたいなもんで。
(吉田豪)正直、猪木さんが北朝鮮に行くのもね、猪木さんを知っていれば『あるある』だし。猪木さんならこういうことするよね、ですけど。たぶん知らないで、誤解している人が票を入れたと思うんですよ。僕とか好きですけど、猪木さんに票を入れないんですよ。たぶん。正直。
(プチ鹿島)猪木ファンって、平成元年のスポーツ平和党の時は知らないですよ。いま、別に国会議員猪木がんばれ!とか、それはいろいろあっていいと思うんですけど。一致してることはないですよ。
(長野美郷)そうなんですね。
(吉田豪)いろんな関係者から選手から聞いても、『アントニオ猪木は好きだけど、猪木寛至は最低!』ってなぜ言うのか?みたいなことを考えましょうよってことなんですよ。
(プチ鹿島)近くに行きたくないですもんね。一緒に仕事したくない。
(吉田豪)遠巻きで見ていたいんですよ。
(プチ鹿島)富士山とおんなじです。
(長野美郷)あー。あの、好きな夫婦の話に戻しても、大丈夫ですか?
(吉田豪)戻すんですか?猪木の話、したかったのに。いいですよ。どうぞどうぞ。
(プチ鹿島)猪木の話に脱線しちゃって、ごめんなさいね。
(長野美郷)まだ聞きたいのもありまして。あの、渡辺徹さん・榊原郁恵さんご夫婦にもお会いしたことがあるという風に。
(吉田豪)これは会ってなくて、僕は結婚式の引き出物を持っているだけですよ。
(長野美郷)えっ?行かれたんですか?
(吉田豪)行ってないです。僕、呼ばれていない結婚式の引き出物を買うのが趣味で。
(鹿島・長野)(笑)
(長野美郷)えっ、どんなものなんですか?
(吉田豪)これはお皿とかでしたね。グラスかな?
(プチ鹿島)他は誰の引き出物を?
(吉田豪)もちろんアントニオ猪木を筆頭に。アントニオ猪木・倍賞美津子は持ってますよ。それは。
(プチ鹿島)(笑)。猪木・美津子の引き出物は何が?
(吉田豪)巨大な絵皿でしたね。これ、2皿ぐらい持ってますよ。
(プチ鹿島)(笑)。すごいなー。
(吉田豪)残念ながら接点はそれぐらいしかないです。
(プチ鹿島)でもその距離感って、豪さんの巻き込まれない。でも面白がれるところですね。
(吉田豪)猪木さん、何回も取材してますけど、大変ですからね。ぜんぜん人の話も聞かないし。対談相手が地獄のような思いをするんですよ。去年か一昨年かに、石井館長っていう。K-1のね。あの人との対談で、Dynamite!っていう10万人興行があったんですよ。約10年ぐらい前に。それの思い出を語ってほしいって話で。猪木さんはもう、その思い出なんかなにもないんですよ。そんな話をする気もないんですよ。だから石井館長が必死にいろいろ話しても全部スカして、『海賊船のね、財宝を引き上げたいんですよ』みたいな話を相変わらず。これ、もう20年以上している話なんですけど。もう石井館長が困りまくってっていう感じでね。
(プチ鹿島)そうなんですよ。猪木さんってロマンを追いかけて、全部失敗してるんですけど。たとえば僕らが小学生のころって、ブラジルでね、会社。新しいビジネスを作るって。エコロジーだって。牛のフンとかを餌に変える、みたいな。
(吉田豪)で、それをやろうとしたんですけど大失敗して。
(プチ鹿島)あ、牛のフンじゃねーや。トウモロコシやサトウキビの絞りかすを、牛の餌にするんですね。でもそれっていま、ブラジルとかでちゃんとしたエコロジーであるんですよ。
(吉田豪)ところがそれで会社が全くうまく行かなくなって、社員とか選手にたっぷり金を払わせて返さずに・・・みたいな感じで。そういうことをいっぱいやっている人なんですけど、その話、していいですか?今年、こんな本が出たんですよ。『元気があれば何でもできる アントニオ猪木流「燃える」成功法則58』っていうね。
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(長野美郷)(笑)
(吉田豪)『ビジネスに欠かせないエッセンスをあらゆる世界で戦ってきた男から学ぶ』っていう。要は猪木にビジネスを学ぶっていうんですけど。
(プチ鹿島)ビジネスの切り口から来ちゃいましたか!
(吉田豪)僕らがはっきり言えるのは、猪木さんに絶対、ビジネスだけは学んじゃダメなんですよ(笑)。ビジネスで成功したこと、ないですから。この人。
(プチ鹿島)逆をやればいいんです。反面猪木で行けば、ビジネスはたぶん成功すると思うんですよ。
(吉田豪)前書きでこんなこと書いてあるんですよ。『プロレスのことが本書のテーマではない。アントニオ猪木からなにか学べないか?そして誰も解いていないビジネスの観点から、なにか私たちへのヒントはないだろうか?本書はアントニオ猪木からビジネスパーソンがなにを学べるか?を問い詰めて生み出されたものだ。いままでにない捉え方でアントニオ猪木を書けたものと自負している』っていうんですけどね。絶対間違えてるわけです。
(長野美郷)(笑)
(プチ鹿島)いままでにないところを無理やりやるとこうなっちゃうっていうね。
(吉田豪)著者がね、闘魂の遺伝子を出版会に伝えたい著者・松本幸夫さんっていう人が何者なのか調べたら、ヒューマンラーニング株式会社取締役で、NPO法人云々とかそういうちゃんとしてる人らしいんですけど。いままで出した本が孫正義さんの本とかスティーブ・ジョブズの本なんですけど、この本と同時期にこの人が出したのが、『生島ヒロシに学ぶ聞く力・考える力・伝える力』っていうね。
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(長野美郷)(笑)
(吉田豪)毎回、学ぶ相手を間違えている気がするんですよ。生島さんにそれ学んじゃダメじゃないですか。おっちょこちょいな人ですから。
(プチ鹿島)で、猪木さんにビジネス的な成功ノウハウでしょ?
(吉田豪)そうなんですよ。中も、『自分の卍固めを持とう』とかね(笑)。
(鹿島・長野)(爆笑)
(吉田豪)すごい雑なことを言ってるんですよ。
(プチ鹿島)猪木は出た!国会に卍固め、延髄斬りと同じような感じですよ。
(吉田豪)ぼんやりした。しかも猪木さん本人に取材しているわけでもないし。参考資料もここ最近の猪木本9冊だけで。不思議なんですよ。もっと使えそうなフレーズやエピソードあるのに、なぜ?っていう話ばっかで。いちばんモヤモヤするのが、いまなぜかUFCとか総合格闘技じゃなくて、アルティメット・プライドでの寝技を批判するんですよ。10年以上遅いんですよ!
(プチ鹿島)ええーっ!
(吉田豪)『アルティメットのように自分の技だけパッパッて出す戦い方は、ただのケンカ!』みたいな感じで。『それと比べてプロレスは素晴らしい』って、20年ぐらい前の批判ですよね。
(プチ鹿島)それでなんで出版できるんですか?相当プレゼンが上手い?
(吉田豪)上手いんでしょうね。
(長野美郷)いま、このタイミングでこの本の出版っていう風には・・・
(吉田豪)いま、プレゼンっていういいフレーズが出ましたよ。『元々猪木はグラウンド、寝技が得意だけど、これは観客にしてみたら面白味に欠けるもので。私もプライドの試合で寝技が長いと、ややつまらないなと思ってしまうことがあった。プロレスは立ち上がって殴ったり蹴ったり場外に出してみたり凶器で攻められたりと、バリエーションがある。プレゼンテーションにおいてもこのバリエーション効果は有効だ』ってことで。プレゼンの話になっていくんですけどね。
(プチ鹿島)はい。
(吉田豪)『プロレスをプレゼンに入れ替えて考えてほしい。どんなインパクトのある必殺技を今日はプロレスで見せようか?どんな驚きを今日のプロレスでは用いてみようか?どんな感動的なプロレスの試合のストーリーを見せようか?やっぱりプロレスとプレゼンは重なっているのだ』って、重なってないですよね。
(プチ鹿島)(笑)。重なってないですね。
(吉田豪)強引だし。それ言い出したら、『プレゼンにケツは決まっていない』とか反論されるじゃないですか。雑なんですよ。プレゼンも格闘技と同じで真剣勝負とかね、地味でもいいからグラウンドで追い詰めて判定でもいいから、とかね。そういうこと言えるはずなのにっていうね。
(長野美郷)いろんな信念。フィールドを変えても通用するってことですかね?そうじゃない?
(プチ鹿島)ちょっと読みたくなってきた。
(吉田豪)特に誤解しているのが、『猪木さんは裏切られることが多かった』って言ってるんですよ。『それは性格によるところが大きくて、おおらかで細かいことを気にしない人だから、人を信じちゃうから猪木さんは裏切られるんだ』って言ってるんですけど、僕の知っている限り、逆ですよね。猪木さんは何度も裏切ってきた人ですよ。
何度も裏切ってきた猪木
(プチ鹿島)そうですよ。自分の団体辞めていった人に、『これでいい大掃除が出来た』って平気で言う人ですから(笑)。
(吉田豪)でも戻ってきたら受け入れちゃう。
(プチ鹿島)戻ってきて、また仲良くやって。そういう人なんです。器がぜんぜん違うんですよ。いい悪いじゃないんです。
(長野美郷)なるほどー。
(吉田豪)ちなみに猪木さんの政界進出についてもこういうことを言ってるんですよ。『当時はほら、消費税とかのころだったから、それを廃止とかうたうような候補者は多かったけど、票が取れるからそういうことを言うけど、猪木さんは違った。猪木は自分の信念のもとに、平和と外交をメインにアピールした』って言ってて。あれ?っと思うじゃないですか。猪木さん、『国会に卍固め、消費税に延髄斬り』でしたよね?
(プチ鹿島)そうですね。
(吉田豪)言ってますよ。消費税って(笑)。完全に誤解してるですよ。
(プチ鹿島)逆にその人が、いつぐらいからの猪木さんを見てるのか?とか、書こうと思ったのか?っていうのを知りたいですね。
(吉田豪)どれぐらいのファンなのか。絶対詳しくないでしょ?っていう。
(プチ鹿島)プライドの、『元気ですかー!』ぐらいから、知ったんじゃないですか?
(吉田豪)まあでも、モンスターマン戦がどうこう・・・とか言いますよ。出てきますよ。まあ、後追いで見たのかもしれないですけど。
(プチ鹿島)あー。いい夫婦の話、します?じゃあ。
(吉田・長野)(笑)
(プチ鹿島)他、ランキング気になるの、あります?
(長野美郷)戻ってきましたね。いっぱいあります。V6の井ノ原さんと瀬戸朝香さんご夫婦も、好きな夫婦15位に入っているということで。豪さん、なにか?お会いしたこと、ありますか?
(吉田豪)イノッチは取材で会ったことがあって。V6取材した時に、ジャニーズの唯一って言っていいかわからないですけど、サブカルにものすごい詳しい人なんですよね。
(長野美郷)あ、そうなんですね。
(吉田豪)入った時点で、『吉田豪さんですよね?』って言われるぐらいの。初めてですよ。ジャニーズの人に認識されてるって。
(プチ鹿島)それはすごいですね。
(吉田豪)で、交友関係もすごい近いっていうか。お姉ちゃんが変わった人なんですよね。お姉ちゃんが、外国のミュージシャンと交際してとかいろいろあったりとか。その名前とかが著書、イノッチの本を読んでいると、サブカル情報ばっかりですよ。イノッチの好きなバンドの話とかにしても、URCレコードがどうとか。ものすごいアングラな話ばっかりする人なんですよ。
(鹿島・長野)へー!
(吉田豪)っていう受けができるから、たぶん朝のワイドショー的な司会やっても、上手くこなせるっていう。引き出しすごい人です。
(プチ鹿島)他、実際に会った人って・・・
(長野美郷)愛川欽也さん・うつみ宮土理さんは?
(吉田豪)会ってますね。キンキンは取材してますよ。
(長野美郷)どうでした?実際にお会いしての印象って?
(吉田豪)キンキンはね、仲いい夫婦みたいによく言われてますけど、実際そうでもない気もするというかね。愛川さんが無駄金ばかり使って、うつみ宮土理が怒っているエピソード、相当多いじゃないですか。勝手にいろいろ作っちゃって、みたいなね。愛川さんもかなりヤンチャな人ですからね。永ちゃん見出した人ですからね。
(長野美郷)あ、そうなんですか!へー!
(プチ鹿島)この、中尾彬・池波志乃さんが11位に入ってますね。好きな夫婦。
(吉田豪)僕、でも両者とも取材してるのは唯一、玉置浩二・青田典子ですよ(笑)。
(プチ鹿島)お!来ましたねー。
(吉田豪)ちなみに、また同じ話に戻しますと、玉置浩二の刺激的な感じが全盛期のアントニオ猪木のようだって僕、言ってたんですよ。
(プチ鹿島)(笑)。そこに猪木の闘魂遺伝子が。なかなかあれは同じジャンルでは継げないですからね。たとえばどういうところに出てます?
(吉田豪)世間をあっと言わせる感じ。一時期の、ちょっとヤバかったころの玉置浩二は完全に神がかって。ライブをやれば騒動を起こし、みたいな感じで。
(プチ鹿島)じゃあ青田典子はある意味、倍賞美津子的な。
(吉田豪)でも、あるかもしれないですね。いま、だからコントロールしにくかった玉置浩二さんを青田さんが上手くコントロールできるようにしていて。いい夫婦だと思いますよ。だから、ドラマも欠かさず行ってるっていうじゃないですか。絶対問題が起きるって言われてたのに。
(プチ鹿島)これ、あれですか?加藤茶さん夫妻っていうのは、接点はないですか?
(吉田豪)ないですねー。気になりますけどね(笑)。
(プチ鹿島)気になる夫婦ですか(笑)。笑っちゃいけないですけど。なんで俺は笑ってるんでしょう?さあ、ということで11月22日、いい夫婦の日。美郷ちゃん、憧れでいいです。こんな夫婦になりたいな、みたいな。
(長野美郷)あ、でもこんな夫婦になりたいなというか、最近田中将大投手と里田まいさんご夫婦の、なんて言うんですかね?田中投手を応援している里田さんがスポーツのニュースとかで出てくると、すごく想ってるんだなっていうのが画面を通しても伝わってくるので。里田さんの涙してるのを見て、ちょっと感動しちゃうっていうか。
(プチ鹿島)里田まい経由で。
(長野美郷)ちょっとありましたね。あと、お料理もすごく上手で。
(プチ鹿島)豪さん、どうですか?このランクの中で、シンパシーを感じるとしたら?
(吉田豪)シンパシー?なんだろう?
(プチ鹿島)豪さん、まだ独身ですよね。憧れの夫婦とかいます?この中で。
(吉田豪)結婚に憧れてないですからね(笑)。そもそもね。
(プチ鹿島)結婚に憧れてない理由っていうのは?
(吉田豪)でも、アントニオ猪木と倍賞美津子はすごい憧れます。理想の夫婦でしたね。玉置浩二・青田典子はでも、ちょっとあるかな?
(プチ鹿島)ちょっと待って下さい。豪さんがいま、手元にある雑誌の、長野美郷ちゃんをインタビューした記事ですか?
(吉田豪)よくわかりましたね。
(長野美郷)あ、この間していただいた。
(プチ鹿島)俺の知らない間に。
(吉田豪)発売は、そろそろですかね?
(長野美郷)あ、そうなんですね。楽しみだ。
(プチ鹿島)うーん。じゃあもう、2人でやってください(笑)。
(吉田豪)なんで流すんですか?
(長野美郷)寂しくなっちゃったんだ(笑)。
(吉田豪)見出しが、『豪さんも憧れの方なんですよ』って。上手すぎるでしょ、これ?
(プチ鹿島)なになになに?もう。
(長野美郷)いや、プロインタビュアーとしてっていうのは、私もインタビュアーという立場でお話を伺うことがあるので、豪さんのインタビュー術をちょっとでも盗みたいなと思って。この時はお仕事に臨んだんですけど。
(プチ鹿島)いつ発売ですか?来週ぐらい発売ですか?
(吉田豪)今日・明日ぐらいだと思いますよ。
(プチ鹿島)ぜひこの番組を聞いてらっしゃる方は、この雑誌ね。お買い求めください。豪さん、今週もありがとうございます。
(吉田豪)どもー。
(長野美郷)ありがとうございました。
<書き起こしおわり>