中島愛さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』にゲスト出演。吉田豪さんの著書『元アイドル!』について話していました。
(中島愛)フフフ、私もう最初の頃はこういうので会いたい人とかやりたいこととかあんまり言わなかったんですけど、最近言うと叶うことがちょこちょこあるから。すごい話題にしていこうかなって。
(吉田豪)だって今回の新譜発売のタイミングで打ち合わせをしていた時、「吉田豪さんにインタビューされたい」って言っていたことを聞いて。
(中島愛)そうなんですよ。「今回、プロモーションでやってみたいこととか会ってみたい人とかいたら……」っていう感じで言われた時に、プロモーターの方に「じゃあ私、アイドルといえば吉田豪さんにインタビューしてほしいです」って本当に送っていて。
(吉田豪)っていうか、僕を知ったのも結構古いんですよね?
(中島愛)もう私、中学生の時に『元アイドル!』っていう本を……。
(吉田豪)フフフ、さすがですよね(笑)。
(中島愛)当時、レッスンで東京に通っていて。東京の本屋さんを隅から隅まで見て「アイドル」っていう文字が書いてある本を必死で探していた時代があったんですよ。
(吉田豪)ほう。そんな学習をしていた時代が(笑)。
(中島愛)当時もネットはあったんですけど、私パソコンを持っていなくて。あんまり細かい検索とかができず、とりあえず書籍からなにかを得ようとすることが多くて。とにかく「アイドル」って書いてある本を片っ端からお小遣いで買っていたんですけども。
(吉田豪)で、ちょうどいいのがあったと。
(中島愛)ちょうど、ハードカバーの時ですね。『元アイドル!』っていうのを見つけて。そこで吉田豪さんをはじめて知って。
(吉田豪)そうか。Winkとか出てくるし、ちょうどいい。
(中島愛)そうです、そうです。結構ね、内容としてはヘビーだったけど。だから私が求めていたキラキラしているアイドルの本じゃなくて、はじめてちょっと違うサイドを見たなっていう感じで、すごい印象に残っているんですけども。
(吉田豪)フフフ、アイドルのダークサイドを中学生で見てしまった。「みんな、病んでいく」っていう(笑)。
(中島愛)でも、それを見て「ああ……」って思うんじゃなくて「そうか、アイドルになってくれてありがとうな!(泣)」っていう方に。
(吉田豪)感謝に?
(中島愛)そうそうそう。私、基本アイドルには感謝しかないので。「人生をここに捧げてくれて本当にありがとうな!(泣)」ってなってより好きになるっていう。
(吉田豪)ねえ。Winkも大変でしたからね。
(中島愛)本当に。やっぱり私、後から追いかけているから。すべての歴史がわかった上で追いかけているから、その紆余曲折を見られて。でも結構カルチャーショックでした。当時は。
(吉田豪)僕、だからその後、アイドル関係の仕事をしていてちょっと大変なスキャンダルがあったりとかで病みそうな人とかに『元アイドル!』の文庫本を渡すっていうプレイを何度かやっていて。加護ちゃんが騒動を起こした時と、あとは指原さんのスキャンダル発覚直後。両方に渡しているんですよ。
(中島愛)えっ、えっ? 手にしているんですか? 『元アイドル!』を?
スキャンダル発覚したアイドルに『元アイドル!』を渡す
(吉田豪)そう。「過去、いろんな人たちが大変な思いをして精神を病みながらもこうやって生き抜いてきたみたいな本なので、いま読んだら刺さると思います」っていう。
(中島愛)「君だけじゃないんだよ」っていう?
(吉田豪)そうです、そうです。
(中島愛)でもあれは……私、自分はアイドルじゃなかったからそういう視点では見ていなかったけど、自分がアイドルでその本を読むとどんな気持ちになるんでしょうね? その感想、もらいました?
(吉田豪)でも、こっちがそんなに心配していたのに指原さんとかもう全然……。
(中島愛)屈強ですからね。
(吉田豪)屈強です。心配して損したレベルの(笑)。
(中島愛)かっこいいぐらいタフですもん。本当に。
(吉田豪)「へこんだの、2日ぐらいっすよ」「ええーっ! 強え!」っていう(笑)。
(中島愛)それでこそアイドル(笑)。すごいわ、強いわー! 憧れますね、本当に。
(吉田豪)意外とこっちが心配しすぎていた可能性はあったっていうのはありますよね。
(中島愛)でも周りから見ると心配しちゃいますよね。いろんなケースもあるだろうし。本当に。
<書き起こしおわり>