(東野幸治)で、なんか社長も今日、なんか会見を開いて。フジテレビのいろんなことをね、記者の前でしゃべってました。いろんな質問の中で「『THE SECOND』、来年もやりますよ」みたいことがあったみたいなんで、よかったなとも思いますし。ただ、6分ネタ3本。だから、このルールのままでやるとね、なかなか消耗が激しいと思うから。もしかしたら今回、決勝に出たメンバー8組のうちの1組優勝やから残りの7組。なんやったらちょっと、お休みしてもいいぐらい。また次、2年後でもね、3年後でも……なかなか3本って、ちょっと難しいなとも思いますし。
なんか出ようか、出まいかって。テレビを見て「ええな」と思って。ちょっとね、M-1も優勝していない。キングオブコントも優勝していないベテランの人とかね。そういうところで。あとザ・ぼんちのまさとさん。なんか昔、フジテレビの漫才のTHE MANZAIの予選に出てて。「えっ、ザ・ぼんちさんが出るの?」みたいな感じになって、あれよあれよと勝っていったんですよね。ほんだら、ある若手が言ってたんですけど。祇園花月の合間に神社に行ったら、まさとさんが思いっきり拝んでいたっていう(笑)。あの、柏手がすごいデカくて。「うーん!」って(笑)。
(渡辺あつむ)真面目な方なんで(笑)。
(東野幸治)だからもしかしたら、ザ・ぼんちさんとか。そのぐらいの人たちも、もしかしたら挑戦してみようかなって思ってもらえたら、なんか大阪の文化漫才、東京の文化漫才がなんか、もっと皆さんに知れ渡ってっていうところで。やってよかったなっていう風に思いました。だから、思ったのはでも、また来年は違う人がね、司会をするとか。そういう、いろんな人が司会を……。
(渡辺あつむ)えっ、ええっ?
(東野幸治)いや、別にええねんけども。
(渡辺あつむ)いや、僕ね、身内がこんなん言うのもあれですけど。東野さん、司会よかったですよ? よかった、よかった!
(東野幸治)よかったやないよ(笑)。ずっと2分、ショートしててん。生放送(笑)。
(渡辺あつむ)それも全部……「時間、余ってもうてんねん!」って言うてまうところもよかった!
(東野幸治)だって、三四郎がさ、2回漫才するんやけど。「6分や」言うてんのに、5分で置いてくんのよ。で、「してやったり」っていう顔をしてんのよ。「作戦です」とか「ルールです」って……いやいや、ちょっと待って? こっち、2分ショートして。三四郎が5分で降りてくるの? みたいな(笑)。で、パッと見たら、誰にも振るところがないのよ。
(渡辺あつむ)ほんまや(笑)。審査員席がないから。
開始30分で「地獄の仕事を引き受けたな」
(東野幸治)せやねん。で、俺、あんまり言うてなかったけど。始まって30分で「地獄の仕事を引き受けたな」と思って(笑)。「しもた! あっ、ああっ! 気づけへんかった! なんで俺、気づけへんかったんや!」って。松本さんもね、言うたらニュートラルなポジションやし。なんか、片方をあれやないし。ご自身がちょっとひと笑い、それで空気をよくするっていう役割やから。「我がが、我がが」じゃないし。で、でっかいスタジオ。松本さんがまた遠いのよ。1人、ポツンって座ってる。「なんや、このやりづらいセットは?」って(笑)。あれ、漫才に特化したセットやから。言うたらバラエティタレントには全然優しくない(笑)。なんにも優しくない! つらかった。4時間超え(笑)。
(渡辺あつむ)ああ、そうやったんや(笑)。
(東野幸治)そうよ(笑)。ずっと。
(渡辺あつむ)だから……ああ、そうか。誰かとお尻の叩き合いみたいなの、やってて(笑)。
(東野幸治)やってた(笑)。根建とお尻の叩き合いは2分、ショートしていたからや(笑)。「とにかくこれで15秒!」って(笑)。だからそういう意味で言うと、言うたらお笑いに携わってきて。お笑い孝行じゃないけど。いろんな方、お世話になった方。もうキャリアを積んだ方が……だから、来年は松本さんがアンバサダーじゃなくて、違う人がアンバサダーとか。次は司会は誰々だとか。
いろんな方がね、やったらええんちゃうかなって、勝手に個人的には……総合演出はもう変わらない(笑)。総合演出は日置さんっていう方がもう頑張ってやっていただいて。言うたら、司会とか、アンバサダーとか、いろんなそのガワをちょっといろいろ変えていったり。やっぱりM-1と対比せなあかんからさ。そういうのもいいんかなって、勝手にね。勝手に思うております。
<書き起こしおわり>