パンサー向井『THE SECOND』の演出を語る

パンサー向井『THE SECOND』の演出を語る パンサー向井の#ふらっと

パンサー向井さんが2023年5月22日放送のTBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』の中で『THE SECOND』を振り返り。ネタ中の芸人だけを映し続ける演出や、観客審査員のコメント時の映し方の配慮などについて話していました。

(向井慧)週末は日本的にも、世界的にもですか。G7サミットがあったりとか。結構大きなね、イベントもありましたけど。僕ら的にもというか、テレビ的にもいろいろありまして。芸人さんで言うと『THE SECOND』というね。

(滝沢カレン)お疲れ様です。

(向井慧)私は関係ないんですけども(笑)。あの、出た方はお疲れ様でした(笑)。芸歴が16年以上の方々の漫才コンテスト。15年以下だと『M-1グランプリ』っていうのがあるんですけれども。それ以上になっちゃうと、なかなかチャンスもなくなって。で、くすぶっている芸人さんたちが出る場所を作ろうということで今回、『THE SECOND』っていうやつができて。それの優勝者がギャロップさんという、大阪の吉本の方で。これもめちゃくちゃ面白くて。

で、やっぱりね、くすぶってきた……チャンスはもちろんあったけど、それをがっつりつかみ取ることはできずに芸歴を重ねた方たちの魂とか人生が乗っかった大会で。「うわー、面白いな」と思って。カレンさんもちょこちょこ見れたっていう感じですかね?

(滝沢カレン)ギャロップさん……準決勝と決勝。最後のマシンガンズさんとの戦いを見させていただいたり。やっぱり、かっこいいなって思いました。お笑いというか、お笑いを作り出せることがかっこいいなという。

(向井慧)そうですよね。なんか、『M-1グランプリ』でも錦鯉さんっていうね、50歳とか、それぐらいの年齢でもチャンピオンになれるっていうのはありましたけど。これはもう、芸人さんは辞めないですね。チャンスが何歳でもあるっていう状態になりましたから。

(滝沢カレン)嬉しいよね、嬉しくないような……。

(向井慧)残酷なところもありますよ。辞められないっていう。

(滝沢カレン)一生、何か、もしかしたらどこかにあるかもしれないですからね。開けるというか。

(向井慧)そう。だから前まではね、『M-1グランプリ』って芸歴10年までが出れる大会で。もう、むしろ「辞める区切りをつけるための大会」っていう意味合いもあったんですよ。もうM-1でダメだったら、違う仕事を……とかっていうところもありましたけど。今だったらもう、広がりましたからね。良くも悪くも。

(滝沢カレン)じゃあ、もう宝塚と真逆ですよね。

(向井慧)たしかに。

(滝沢カレン)宝塚って、3年でしたっけ?

(向井慧)3年か4年ぐらいしか受けるチャンスがないんですよね。で、それがダメだったら……っていう。そこも残酷ですけど。

(滝沢カレン)それも本当につらいけど……一生できちゃうけど、先はわからないですもんね?

ネタ中は芸人だけを映す

(向井慧)ねえ。でも『THE SECOND』がいいなって思ったのは、結構ネタを見る番組とかって、ネタをやってる芸人さんが受けたりすると、そこの番組に出ている、ネタを見ている芸能人の方の顔が映ったりとか、お客さんの顔が映ったりとかしますけど。『THE SECOND』って基本、ずっとその芸人さんたちが映り続けているっていう。要は、もう見たいのってそれじゃないですか。もちろん演出としてね、「この芸能人さんが笑っているよ」っていうのをパッと映すことによって安心するっていう効果もあるんでしょうけど。それは1回、なしにして。芸人さんのネタだけにフォーカスしてる感じとかも、芸人さんへの愛を感じてね。

(滝沢カレン)審査員さんとかをお客様がやるってことですからね。あの方々は集めたんですか?

(向井慧)なんかお笑い好きな方々を集めて、審査員にして。で、そのお客さんのコメントみたいなのもちょいちょい入りますけども。でも、顔は映さずに。

(滝沢カレン)うん。たしかに背中から。

観客審査員のコメント時の配慮

(向井慧)背中だったりとか。それも、炎上対策っていうとあれですけど。やっぱりいろんな方を応援している方たちがいるから。それは納得できる意見も、納得できない意見もあるでしょうけど。なんか、そんなことも、誰が言ってるのかわかんないようにちゃんとしていたりとか。いろんな、すごい細かいところに配慮しながらっていうね。まあ、こんだけ『THE SECOND』の話をしてますけど。私はTBSの裏の番組に出てましたから(笑)。

(滝沢カレン)いましたね。向井さん。クイズ席に。髙橋ひかるちゃんとね(笑)。

<書き起こしおわり>

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