水谷豊さんが2023年3月19日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で娘の趣里さんの通う小学校で妻の伊藤蘭さんとともに芝居『三枚のお札』を上演したことについて話していました。
(安住紳一郎)さて、それから前に伊藤蘭さんに来ていただいた時に、たしかあれは娘さん、趣里さんの学校で水谷豊さんと蘭さんとあと先生との3人芝居をやったって話を聞いて、びっくりしたんですが。それを水谷さんに会った時に聞こうと思っていて。これは、本当ですか?
(水谷豊)本当です。もうこういう仕事をしてるということで。先生に「何か子供たちに、朗読でもいいし。何かやってあげることってできませんか?」って相談されたんですね。で、最初は「クラスの子供たちのために」ということだったんですね。娘のクラスの。ということで、「じゃあ、芝居やろうか」というになって。僕も蘭さんも出演して。担任の先生と3人で。
(安住紳一郎)担任の先生も出演されて。
(水谷豊)そうなんです。女性の先生だったんですけどね。それで『三枚のお札』という芝居をして。先生が怖い、子供たちを食べちゃうぞ、みたいな山姥で。僕がお寺の和尚さん。それで蘭さんが小坊主をやって。それで面白おかしく怖く、という。そういうことを考えて、子供たちに見せたことがあるんです。
(安住紳一郎)それは、趣里さんが何歳の時ですか?
(水谷豊)趣里が小学校の3年、4年……そんなようなもんだと思いますね。
(安住紳一郎)出来栄えは、どうだったんですか?
(水谷豊)子供たちは喜んでました。それで、「1回だけじゃもったいない」っていうんで、もう1回、アンコール上演を他のクラスの子も集めて。
(安住紳一郎)追加公演があって。
(水谷豊)追加公演(笑)。そんなことがありました。
他のクラスの子も集めて追加公演
(安住紳一郎)それで「下手だね」って言われたら、それはそれで立場がないから。やっぱり本気ですよね?
(水谷豊)そうですね(笑)。妙に本気になって(笑)。
(安住紳一郎)一番怖いお客さんですよね(笑)。趣里さんは、何か言ってましたか?
(水谷豊)そうですね。どう思ったんでしょうね? 当時、親がそういうことをやって、みんなに見せる様というのはどう感じたんでしょうかね?
(安住紳一郎)ちょっとね、多感な時だから。気恥ずかしい気持ちもあり。でもお父さん、お母さんはこういう仕事だから。「やっぱりすごいな」っていう風にね。
(中澤有美子)誇らしかったんじゃないでしょうかね。みんな、お友達も喜んでくれてね。
(安住紳一郎)でも、お母さんが小坊主の役っていうのはなかなかないよ?(笑)。
(水谷豊)スタッフもみんな、お母さんたちなんですよ。照明と、あとたまたまメイクさんが本当にプロの、知り合いのメイクさんがお母さんの中にいて。
(安住紳一郎)ああ、お母さんにいて?
(水谷豊)それでもカツラとか、メイクもちゃんと用意してもらって。
(安住紳一郎)じゃあ、もう本当に学校にプロの劇団が来たみたいな感じで(笑)。「劇団こぐま座が来た」みたいな感じのね(笑)。
<書き起こしおわり>