安住紳一郎 朝の赤坂で出会ったかっこいい人々を語る

安住紳一郎『出演番組を見る際は自分自身を全力で応援する』 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で、出勤途中の朝の赤坂で出会ったかっこいい人々の集団についてトーク。それを見て、思わず安住さんがとってしまった行動などについて話していました。

局アナ 安住紳一郎

(安住紳一郎)私、この間、赤坂を朝9時ぐらいですか。仕事をするために歩いていたんですけど。赤坂には結構大きなホテルが何軒かあるんですが。そこから、プロ野球選手たちが遠征をしていて。名古屋のチームだったんですけど。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)かっこいいですね、プロ野球選手。バス2台、ホテルの前についているんですね。そして、「中日ドラゴンズ様」という看板が出ているんですけども。「中日ドラゴンズ様ってどういうことかな?」と思ったら……私、ちょっと好奇心が強い方なんで。もう慌てて、そのバスが走っているのを見かけて、走って追いかけちゃって。

(中澤有美子)追いかけちゃう(笑)。ええ。

(安住紳一郎)そしたら、赤坂の大きなホテルのメイン玄関ではない方の玄関にグッとつけて。そこも普通にみなさん、利用するんですけど。タクシー乗り場とかもあるんです。そしたら案の定、ドラゴンズの選手が80人ぐらい。

(中澤有美子)わーお!

(安住紳一郎)その日はたしか東京ドームで試合があったみたいなんですよ。また、ちょっと三連勝中だったので。あ、三連勝するその日の朝だったのかな? だからちょっとオーラが出まくって。しかもね、ジャイアンツに二連勝しているから。すごくオーラが出てて、びっくりした。

(中澤有美子)へー!

すごいオーラが出ている中日ドラゴンズの選手たち

(安住紳一郎)うん。みなさん、会ったことあります? そういう、いわゆるかっこいい人たちの集団に。

(中澤有美子)ないですねえ。ないです!

(安住紳一郎)すごいね。私、びっくりしたんだけど。ホテルから着替えているんだね。

(中澤有美子)あ、ユニフォームに?

(安住紳一郎)ユニフォームに。もうドラゴンズユニフォームに着替えてるんですよね。へー!って思っちゃって。

(中澤有美子)ホテルから出てきて、乗って、もう会場に行くっていう感じなんですね。

(安住紳一郎)東京ドームに行くわけですね。会場っていうか、試合に。グラウンドに行くのかな。だからもうちょっと、戦う前だから、オーラがブンブンに出ている。

(中澤有美子)そうですね。気持ちも作ってあって。

(安住紳一郎)それで、何時だったのかな? あれ。たしか、午後1時から始まるデーゲーム。先週の日曜日かな? で、午後1時からプレイボールのデーゲームのための……土曜日かな? 違う、何曜日だったのかな? 朝9時ぐらいだから3時間ぐらい前に出発するのかな? 当たり前だけど、誰も遅刻してなかったね。

(中澤有美子)(笑)。そうですか。

(安住紳一郎)さすがプロ集団だなと思って。並の慰安旅行とは違うよね。普通はね、「あっ、高橋さん、いますか?」「ああー、高橋さん、いた!」みたいな。ありますでしょう? 80人も集団でね、移動していたらね。

(中澤有美子)ありますね(笑)。でしょうね、でしょうね。

(安住紳一郎)やっぱり慣れている……慣れているんじゃないね(笑)。

(中澤有美子)気合がね(笑)。

(安住紳一郎)気合がっていうか、たぶん9時出発みたいな感じなんだろうね。きっとね。だからもう、8時58分ぐらいにはもう、出ていた。バスが、ズーン!って。「すごいな、2分前に出発するんだ、中日ドラゴンズ」って。当たり前だって話ですよね。

(中澤有美子)そうかー。

(安住紳一郎)ユニフォームを着てると、かっこいいですよね。

(中澤有美子)そうですか。みんな、大きいし。

(安住紳一郎)身長185とか190ぐらいのね、日に焼けた精悍な顔つきの。私、ちょっと野球あんまり詳しくないんで、誰が誰なんだかよくわかんないんだけども。ええ。「又吉は、いるかな?」とかね、いろいろ見ていたりしたんですけどもね。ええ。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)あとは昔、赤坂にね、繊維メーカーが親会社で持っているホテルがあったんですよね。いまはもうないんですけど。そして私たち赤坂で働いている人たちはそこを、比較的安く宿泊できたので。もともと値段の設定が低い、小さなホテルで。少し、ちょっと昔のホテルなので、天井が低かったり、ちょっとバスルームに入る時に私でさえ頭がぶつかりそうな感じの。ちょっと窮々な感じの。当然、値段を安く設定しているので、仕方がないんですけど。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)で、私も身長が173ぐらいなんですけど。私ですら、ちょっとベッドが狭いみたいな。で、起きる時に膝がぶつかっちゃうみたいな。まあ、それはそれで居心地がいいというか。要するに、遊びで泊まっているわけじゃないからという、ちょっと仮眠室的な感じの使い勝手の良さもあって。でもまあ、「狭いね」なんていう話はよくしていたんですよね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)で、そこを嫌がる人もいて。「いやー、あそこはちょっと狭いから。全然、仕事が忙しい時は嫌なんだよな」とか言う人もいるぐらい、ちょっと狭めということで有名だったんですよね。

(中澤有美子)ふんふんふん。

(安住紳一郎)ところがある時、東京はスポーツチームが遠征してきて宿泊する場合が多くて。その繊維会社が持っている強烈な、めちゃめちゃ強いバレーボールチーム男子が泊まっていたんですよ。

(中澤有美子)(笑)。えっ、えっ? はい。ああー……

(安住紳一郎)そしたら朝、その「低い、低い。天井が低い」って怒っていた廊下のエレベーターとかを身長2メートル20ぐらいの外国人選手が首を曲げながら、「オハヨーゴザイマス」とかってやってきて。「わっ、わっ!」って思って。

(中澤有美子)眠れたのかなあ?(笑)。

(安住紳一郎)「眠れたかな?」って、たぶんそのバレーボールチームは当然ね、自分の親会社が経営しているホテルだから文句の言いようもないし。「ありがとうございます」っていう感じで泊まっているわけじゃない? ですよね。もうびっくりして。

(中澤有美子)狭い……首を曲げながら(笑)。

(安住紳一郎)「狭い、狭い。天井が低い。頭がぶつかる。シャワールームの天井が低い」とかってね、すごく有名だったところに2メートルクラスの選手がゴロッゴロいて。「あの人たち、ベッドから足、どれぐらい出てるんだろ?」なんて思ったりして。

(中澤有美子)そうですねー!

(安住紳一郎)それ以来、私はそのホテルが「狭い」って言うことを止めたんですよ。

(中澤有美子)ああ、そうですか。もう(笑)。あれを思えば。ええ。

(安住紳一郎)そう。みなさんね、なにも言わず。本当になにも言わずに泊まっていて。びっくりして。本当、びっくりして。「えっ!」って。その時も、バスがね、玄関についていて。素晴らしい。

(中澤有美子)へー! そうですね。ええ。

(安住紳一郎)あとは、何年前ですか? 20年ぐらい前? 18年ぐらい前ですか? モーニング娘。の人気が絶頂だった頃。モーニング娘。の移動の飛行機で一緒になっちゃったの。これも楽しかった―、なんか。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)なんとなく、虎の威を借る狐みたいな感じで、ちょっとそういうあれですよね。かっこいいとか、人気者集団と一緒に行動すると少し気持ち、興奮しますよね?

(中澤有美子)そういうものですか?

(安住紳一郎)私もなんか、モーニング娘。が当時、何人いたのかな? 7人ぐらいいて。羽田空港、みんなマスクをして帽子を目深にかぶっているんですけど。もう、オーラが出まくってますから。みんなもう、一瞬で気づいて。モーゼの川みたいにこう、バッと開くわけじゃない。

(中澤有美子)あ、人波が(笑)。

(安住紳一郎)人波がね、救急車が通るみたいな感じで、ウワッと分かれた後、好奇の視線と憧れの眼差しみたいなのでブワーッとなるわけですよ。

(中澤有美子)そういう感じになりますよね。

(安住紳一郎)そこの後について行くのが、すごい気持ちいいの。

(中澤有美子)ついて行ってみた?(笑)。

(安住紳一郎)ついて行くと、気持ちいい。ちなみに、だから中日ドラゴンズの列の最後尾にもついて行きましたよ。

(中澤有美子)そういうことですか(笑)。

(安住紳一郎)なんかこう、気分が味わえるじゃない?

(中澤有美子)そうですよね。わかります、わかります。

(安住紳一郎)やっぱり、ねえ。ホテルの場合は、「うわっ、ドラゴンズだ!」みたいな感じじゃないですか。ちょっと、老いも若きも野球選手に対する憧れはありますでしょう?

(中澤有美子)ありますよ。

(安住紳一郎)タクシー運転手も身を乗り出したりとかさ。「おっ、おっ、ドラゴンズだ」みたいな感じになっているところの、その視線のおこぼれをちょっともらうの。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)キラッキラッキラッて。「うわー、キラキラしてるな。ちょっと私も入ってみよう」と思って。「ああ、気持ちええわい」って(笑)。

(中澤有美子)ああー、なんかわかる。

(安住紳一郎)わかりますよね?

(中澤有美子)そうそう。ああ、そうですね。ディズニーランドとかのパレードが終わった最後尾をただ歩いてみるみたいな(笑)。ちっちゃいところで言うと、そういう感じでしょうか?

(安住紳一郎)そうでしょうね。ええ、ええ。パレードの後ろでちょっとね、阿波おどりみたいな感じで。私もちょっと……みたいな。私にも喝采、いただけるかしら? みたいな感じ?

(中澤有美子)そうそう(笑)。

(安住紳一郎)でも、そういう感じになりますよね。私も……なんていうね。結婚式で盛り上がる余興をやった人の余興に乗ってくる人とか、いるもんね。なんかね。

(中澤有美子)ありますよね(笑)。

(安住紳一郎)ものすごい喝采を受けている余興で、「俺もじゃあ、ちょっとやって、この勢いに乗ってみたいぞ!」っていう感じ(笑)。

(中澤有美子)あります(笑)。そういうことか。

(安住紳一郎)と、いうことで。

<書き起こしおわり>

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