安住紳一郎 孫に「パパ・ママ」より先に「じいじ」と言わせたかったリスナーのその後を語る

安住紳一郎 人生で唯一のスピリチュアル体験を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2023年3月12日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で以前、「孫に『パパ・ママ』より先に『じいじ』と言わせることにトライしている」というメールを紹介して大きな反響があったリスナーから、その結果に関するメールが届いたことを紹介していました。

(安住紳一郎)柏市の男性の方からいただいています。お便り、紹介したいと思います。この方は皆さんも覚えていると思いますが。去年の11月ですね。「私の流行・流行語」というテーマの時にお便りいただきましたけれども。生まれたばかりの赤ちゃんに「ママ・パパ」よりもいち早く「じいじ」と言わせたいというおじいちゃんからのメッセージでしたね。

(中澤有美子)ねえ。

(安住紳一郎)「お父さん、お母さんの楽しみを奪うな」とかね、「そんな簡単におじいちゃんのことを言うわけがない」「いやいや、実はその夢、可能なんです」などなど少し、リスナーの皆さん方からの予想以上の論争を巻き起こすという結果になりましたけれどもね。

(中澤有美子)いろんなご反響をいただきましたけども。

予想以上の論争が巻き起こる

(安住紳一郎)「ああ、意外に深い問題なんだな」っていう風にね、考えさせられました。私もね、軽く考えすぎていたみたいなことですね。なんか、あるんでしょう? ランドセルを買うのは誰かとかね、一番先に名前を呼ぶことに関してはすごく、その子の人生とか周りの人生を巻き込むから結構大きな問題なんだっていうね。もし仮に一番先に誰かの名前を呼んだとしても、それを聞かなかったことにするみたいなこともあるみたいでね。

(中澤有美子)フフフ(笑)。そうですね。公式には認めないとかね。いろいろね、あるみたいでした。

(安住紳一郎)いろいろあるみたいですね。なんか、そういうことがあるんでしょう? 柏市の男性の方。ありがとうございます。「昨年の8月、娘が産んだ孫にいち早く『じいじ』と言わせたいという話を紹介していただいた者です」。ありがとうございます。お元気ですか? 「孫は生まれてから事情があり、実家である私の家に半年、滞在しました。その孫ですが、昨日ついに『じいじ』と言わぬまま、娘と一緒に自分たちの家に帰りました」。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)ねえ。「孫の世話は娘と妻が夜も叩き起こされながら奮闘していました。私は仕事から帰宅するとじいじ教育をしながらちょこっと遊び、翌朝は仕事に出かける毎日でした。昨日、ついにじいじと言わぬまま、自分たちの家に帰りました」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)そうなるよね(笑)。よく頑張りました。いい夢、見られたね。「元々、予定していたことなので妻は『あと2週間だね。来週、帰っちゃうね』とカウントダウン。私は『そういうことは言わずに、やめておきなさい』と冷静に答えていました。しかし、ついに婿さんが車で孫と娘を迎えに来ました」。なにか、仕事の事情があったのかな?

「婿さんが車で孫と娘を迎えに来ました。私も休みの日だったので、朝から孫を抱っこしたり、写真を撮ったりしてまったり過ごしていました。いざ、婿さんが車のチャイルドシートに孫を乗せ、シートの上で不安そうな孫の顔を見た時に、目頭がぐっと熱くなるのを感じました。娘夫婦が窓越しに手を振るのを見送った時、自分の肩がガタガタ震えるのを感じました。この歳になり、はじめて私は声を上げて泣いてしまいました。

おそらく子供の時以来だと思います。親が亡くなった時も、そんなことはありませんでした。今までで一番、寂しさを感じた瞬間でした。孫を、私は愛していたことに気づきました。あの不安げな孫の顔はきっと『じいじ』と心の中で言っていたと思います」。

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「書いているだけでまた涙が出てくるので、今日はこれでおしまいにします。皆さん、じいじプロジェクト、成功しました!」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! ああ、たしかに感じたから?

(安住紳一郎)ねえ。「あの不安げな孫の顔はきっと『じいじ』と心の中で言っていたと思います」。

(中澤有美子)言っていたから(笑)。心細くて(笑)。

「じいじプロジェクト、成功しました!」

(安住紳一郎)皆さん、成功しました!(笑)。「書いているだけでまた涙が出てくるので、今日はこれでおしまいにします」って……そんな、すぐに会えるでしょう? ねえ。

(中澤有美子)もう、泣き笑い(笑)。

(安住紳一郎)優しい方なんだね。すごく感受性が豊かでね、いい方なんだろうな。

(中澤有美子)そうかそうか。肩が震えるほどに、もう嗚咽がこみ上げちゃったんですかね?

(安住紳一郎)自分でもびっくりしたんじゃない? 「声を上げて泣いたのは子供の時以来」って。奥さんもびっくりしただろうね。きっとね。

(中澤有美子)「2週間だとか、言うものじゃないよ」って言っていたのにね。

(安住紳一郎)別にね、元々ね、そうだもんね。娘夫婦ところの子供だからさ。別に家で育てるって決めたわけじゃないんだから、そりゃそうだっていうことなんだろうけども。「うぉん、うぉん、うぉん……おおおお、おおおお……」って泣いちゃったんでしょう?(笑)。
(中澤有美子)お父さん(笑)。

(安住紳一郎)笑っちゃいけないけどさ。でも、そうだよね。声を出して、おんおん泣いたんだね。

(中澤有美子)なんか、疑似体験できた。

(安住紳一郎)疑似体験できました。ありがとうございました。ねえ。「じいじ」と言わぬまま、帰ったそうです。

(中澤有美子)でも、言ってそうです(笑)。おめでとうございます。

<書き起こしおわり>

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