安住紳一郎 早朝の赤坂・野良猫バトルを語る

安住紳一郎 早朝の赤坂・野良猫バトルを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で仕事帰りの早朝の赤坂で見かけた野良猫バトルについて話していました。

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(安住紳一郎)私も土曜日の仕事が終わって朝に帰るのがだいたい5時ぐらいなんですけども。もういまは日が明るいですもんね。なので、なにかちょっと普段見えないものがいろいろと見えたりして楽しかったりもするんですが。今朝は赤坂で6時前か。赤坂はオフィス街なんですけども、野良猫がたまにいまして。野良猫がすごい大喧嘩をしていましてね。

(中澤有美子)おお。

(安住紳一郎)朝6時ぐらいに「ウニャーッ!」「ニャーッ!」ってやっていまして。朝6時なんてほとんど人が通っていないんで。あんまり猫の喧嘩している声っていうのは他の哺乳類にとってもあまりいい音ではないですね。私はまた、昔猫を飼っていたのでなにかちょっと、どういうことになっているんだ?って思って。少し、ねえ。

(中澤有美子)はい。心をかき乱されるものがあります。あの声は。

(安住紳一郎)なので私は黒いカバンを道に置いてですね、ちょっとした……あれは他所様の敷地なのかな? わからないけども、膝ぐらいまでのびている芝草みたいなのをかき分けて「やめなさい!」って。

(中澤有美子)フハハハハハハッ!

(安住紳一郎)言いに行きましたよね。

(中澤有美子)「喧嘩はやめなさい!」って(笑)。

野良猫の喧嘩に「やめなさい!」

(安住紳一郎)「やめなさい!」ってね。ちょっとこっちも怖いからね。向こうのギラッとにらみ合っていますでしょう? 意外に至近距離からにらみ合っていまして。白猫と黒トラでしたけどね。白猫の方がちょっと体格が小さくて劣勢だったようですね。なので私は黒トラの猫の後ろから回って、黒トラがこっちを怖くなって見ますよね? そうすると、その均衡状態が破れて白猫がサッと一目散に逃げていきましてね。一件落着か、なんて思いまして。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)うん。最初はどうしようかな?って思ったんだけど、さすがにずっとね、「ウニャーッ!」「ニャーッ!」ってやっているから。「うーん……どれどれ」って思って。「やめなさい!」って言ってね。「(ザンザンザンッ! シャッ!)やめなさい!」って。朝6時に。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)まあ、どちらかといえばその猫の喧嘩よりも猫に近づいて「シャーッ! シャーッ!」って言っているおじさんの方が危険人物ではありますけども。で、白猫がシャッ!っていなくなったんで。でも、黒トラの方はまだちょっと……黒トラじゃないな。キジトラっていうのかな? そっちはまだ白猫の行った方をなんか警戒していましたけどね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)それで「うーん、発情期なのかな?」なんて思って、また舗装道路に戻って黒いカバンを取って50メートルぐらい歩いたんですよね。そしたらまた「ウニャーッ!」っていうのが始まって。また納得いかなかった白猫が戻ってきたみたいで。

(中澤有美子)ああーっ! そうか。物足りなかったんだ(笑)。

(安住紳一郎)「物足りなかったのかな?」って思って。「うーん、やりたいならやった方がいいのかな?」って思ったんだけど、なんかちょっと最後まで関わりたいっていう思いもあって。やっぱり100メートル戻って。またカバンを置いて。今度はもう慣れたものでね。スッと行って。「やめやめ!」って。そしたら次々にいなくなりましたね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)「米朝首脳会談が実現するといいな」みたいな、そういう気持ちに至ったりして。

(中澤有美子)アハハハハハッ! 本当だ。なんか似ている?

(安住紳一郎)そうですね。まあ、やる/やらないみたいな。

(中澤有美子)「やっぱりやる!」(笑)。

(安住紳一郎)「やるのかな? やらないのか? うーん……まあ、それぞれのプライドもあるだろうし。でも、ここは赤坂の平和のためにひとつ穏便に……」なんていって。それで舗装道路をずーっと歩いていって赤坂通りに出て。で、そこから近道なんでスッと180度転換して、あそこのコンビニエンスストアの前に出てきたら、その喧嘩を途中でやめた白猫が堂々と俺の前をスーッと行って道路を渡っていったのね。

(中澤有美子)はー。

(安住紳一郎)上手に車が通っていないタイミングを見計らってスーッと行った時、俺に一瞥もくれていないから。「お前の恩人がいま前にいるけど、どういう気持ち?」みたいな。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)「ふーん……はー」みたいな。スーッと行っちゃって。

(中澤有美子)1、2メートル先を?

(安住紳一郎)1、2メートル先をスススーッと行って、また違うお蕎麦屋さんの茂みの方に進んでいきましたけども。「おーい」なんて声をかけちゃって。

(中澤有美子)「いるよー、ここにいるよー!」(笑)。

(安住紳一郎)ねえ。なんていうね。猫の鳴き声も夏らしくなってきましたね。

(中澤有美子)そうですねー。

<書き起こしおわり>

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