(若林正恭)これから先、聞いてよ。「オードリー若林リョウは日本のお笑い芸人……」。ここまでは、まあまあいいよね。「俳優……」って。まあ、ギリギリだよね? 映画に1本、出たことがあるぐらいだから。「タレントです」って。ここもギリいいわ。「1978年3月1日生まれ」。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)俺、9月20日生まれなのよ。
(春日俊彰)誰なのよ?(笑)。
(若林正恭)「これ、どういう間違い?」って思って。「3月1日生まれ。大阪府出身です」って。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! えっ、なんでそんなことになっているの? それはさ、変な話、検索エンジンにかけても最初に出てくるぐらい、別に難しくない情報じゃない? 生年月日とか。
(若林正恭)これ、マジで俺のことをそんなに知らない、今日のラジオを初めてたまたまつけてたっていう10代がいると思うんだけど。「この人、話面白いな。普段、YouTubeしか見ないから知らないわ」っていう14歳の男の子。
(春日俊彰)いるかな? まあ、奇跡的に1人ぐらい、いるかな?
(若林正恭)で、「オードリー若林」ってAIに聞いたら「若林リョウ」だって思うっていうことだよね? これ、マジで。
(春日俊彰)いや、でもそうだよね。
(若林正恭)で、Wikipediaとかだと直しがあったりするわけじゃん? それでその後、「相方はオードリー春日として知られる春日俊彰です」って。これ、いいよな?
(春日俊彰)これは合っているよ。
(若林正恭)で、ここからよ? 「若林は大学卒業後に就職する」。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! そうだったんだ。知らなかったなー。
(若林正恭)「が、すぐに退職してお笑い芸人を目指し……」。俺、就職してたんだよ? 「2002年にオードリーを結成しました」。これ、2000年じゃん?
(春日俊彰)2000年だと思っていたけどな。
(若林正恭)「2004年にM-1グランプリで優勝し……」。
(春日俊彰)早っ! 早いし、優勝してたんだ(笑)。
(若林正恭)優勝してないし、2008年じゃん? いや、4年も早く優勝してたらこんなにねじ曲がってないですよ、私(笑)。
(春日俊彰)そう。早い。スムーズだもんね。芸人としたら、エリートというか、すごいよ。
「2002年にオードリー結成。2004年にM-1優勝」(AI)
(若林正恭)2002年に結成して、2004年にM-1優勝って、もうとんでもない新星現るじゃん。「優勝し、人気を博しました。以来、テレビ番組やラジオ番組などに出演し……」。まあ、このへんはいいわな。でも、その後よ。「また若林は俳優としても活躍しており、映画やドラマなどに出演しています」。これ、ギリギリセーフだね。嘘じゃないよね。 ドラマも佐久間さんのに出させてもらったりしているから。「代表作には映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』」。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 嘘でしょう?
(若林正恭)「『ちはやふる』などが挙げられます」って(笑)。俺、『ちはやふる』の上の句の方に出ているんだって?
(春日俊彰)見てみようかな。もう1回。見逃している可能性あるな(笑)。
(若林正恭)これ、マジで危ないよね? このAI。これが今、すごい話題で。これが主流になるって言われていて。めっちゃ広がっていて。で、青銅さんも「作家の友達とかに『やれ、やれ』って言われて。面倒くさいからしてないんだけども」って。でも、青銅さんは知っていたよ。「危ないんでしょう? どうせ」みたいに。知っていたけども。だから俺、これは正さなきゃって思って。どっから行こうかな?って感じじゃん。で、とりあえず、『ちはやふる』だけはマジで……もし今日、このラジオを聞いた人が「ああ、『ちはやふる』に出てたんだ。じゃあ、配信で見てみよう」って『ちはやふる』を見たい人が「出てこねえじゃん!」ってさ、なってはいけないっていうかさ(笑)。
(春日俊彰)でも、そうよ。信じたら……。
(若林正恭)で、俺は「オードリー若林は『ちはやふる 上の句』には出てませんよ」って言ったの。そしたら、「失礼いたしました。私の間違いです。ご指摘ありがとうございます」って返ってきて。そしたらまた、「失礼しました」の後に説明をし始めたの。そしたら、なんか違う回答が返ってきて。「オードリーとしての活動の他に若林はバラエティ番組やドラマなどにも出演しています。バラエティ番組や、ドラマ『グッドワイフ』『陸王』などがあります。また映画にも出演し、『20世紀少年』『シン・ゴジラ』などに出演しています」って(笑)。
(春日俊彰)ええっ、見たけど、気づかなかったけどな。どこだろう? うわー、見直さなきゃダメだな。ちゃんと。
(若林正恭)俺、『シン・ゴジラ』に出ているんだって(笑)。
(春日俊彰)じゃあ、出た上で映画館に見に行ってたんだね。若林さんね。
(若林正恭)そう。で、やっぱり『シン・ゴジラ』は訂正しなきゃと思って。消せばいいんだよ。「『ちはやふる』が違う」っつってね、足さないでいいのよ。わかんないけど。どういうシステムなのか。で、「オードリー若林は『シン・ゴジラ』には出てませんよ」ってまた打ったら、「オードリー若林は日本のお笑い芸人、タレント、俳優です。本名は若林正恭。1978年3月3日生まれ」。
(春日俊彰)ああ、2日遅くなった(笑)。
(若林正恭)「9月20日なんだって!」っていう(笑)。「東京都出身です。若林は高校時代に演劇部に所属し……」。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! えっ、両方入ってたってこと? アメフトと演劇?
(若林正恭)これ、怖いのが「そこでお笑いに興味を持ちました」って。これ、間違えちゃうよね? 見た人は。で、「1997年に東京農業大学に入学し……」。これ、マジだからね?(笑)。「お笑いサークルに所属して芸人活動を開始しました」だって。俺(笑)。
(春日俊彰)知らなかったなー!
(若林正恭)でも、「2000年に相方とオードリーとしてお笑いコンビを結成し」ってなって。これ、厳密に言うと、その時のコンビ名は「ナイスミドル」だけど。それは俺はもう訂正しない(笑)。
(春日俊彰)まあ、細かいよね。そんだけ間違えたら、そんなところは細かいところだね(笑)。
(若林正恭)それで俺、これ、「演劇部はちょっときついな」と思ったら「若林は演劇部じゃなくてアメフト部に所属していたんですよ」って打ったら、「ご指摘ありがとうございます。たしかに若林正恭さんは演劇部ではなく、アメリカンフットボール部に所属していました」って。俺が「アメフト部」って打ったのにになんかフルで返してきて。「いや、あてつけみたいな感じで返してきたけど、お前が間違えたんだからな?」って。
(春日俊彰)あと「たしかに」っていうのはちょっと、引っかかるね。そっちが間違えて……(笑)。
(若林正恭)でもね、そこは丁寧なんだけど。その後よ。また説明し始めるのよ。で、今度ね、1回「東京都出身」だったのに、「1986年4月1日生まれ」って。若くなってるのよ。ちょっと。で、「神奈川県出身」ってなって。毎回変わるんだな。これ、なんか読み取り方なのかな?
(春日俊彰)1個、訂正すると合っていたところが変わったりするのかな?
訂正しても毎回、間違った情報が追加される
(若林正恭)それで俺、もうこれで……何度やっても。「直していけば最後にちゃんとした情報に行き着く」と思いきや、違うのを足してくるからさ。もう延々続くって思って、これで俺、やめたんだけども。まずオードリー若林は相方のオードリー春日と共にお笑いコンビオードリーとして活動しています」。まあ、これはいい。「2002年に東京NSC校に入学し、同期にはダチョウ倶楽部」。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)「麒麟などがいます」。これ、麒麟さんも先輩だし。
(春日俊彰)もう別世界だね。
(若林正恭)「2004年にデビューし……」。これ、2003年は何をやってたんだよ? 2002年にNSC。で、2003年は何をやってたんだよ? 同じコンビなのに(笑)。
(春日俊彰)留年したのかな?
(若林正恭)1年留年したのかな? 「2004年にデビューし、2006年には第29回ABCお笑い新人グランプリで優勝しました」だって。2006年なんて俺らさ、夜行バスでさ、大阪まで行って、1回戦で落ちたやつだよね?
(春日俊彰)落ちたよね。それなのに、大阪で賞を取ってるんだ。
(若林正恭)で、もうマジでこれでダメだと思ったんだけど。「またオードリー若林は俳優としても活躍しており、映画やドラマに出演することも多く、2019年には主演映画『翔んで埼玉』が公開されました」って(笑)。もう『翔んで埼玉』まで見て俺は「これはサトミツ、必要だな」と思ったんだよ(笑)。主演なんだってさ(笑)。
(春日俊彰)主演……出てたっけな?
(若林正恭)いや、怖いよね。このAI(笑)。
<書き起こしおわり>