オードリー若林 佐久間宣行のトークスキルを語る

オードリー若林 佐久間宣行のトークスキルを語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

オードリーの若林さんがニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。各所で評判の佐久間さんのトークスキルについて話していました。

(佐久間宣行)というわけで本日のゲストをご紹介しましょう。オードリーの若林正恭さんです。

(若林正恭)いやー、流れるようなオープニングでしたね!

(佐久間宣行)なに言ってんだよ(笑)。

(若林正恭)あとなんかね、我々のラジオと違うのが、なにかが始まる雰囲気がしますね。これから大きな流れが!

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(若林正恭)石井ちゃんとかも集中力とか違いますもん。オードリーの時と全然違う。あっちのモニターとか見ている時、あるんですよ。石井ちゃん。

(佐久間宣行)えっ? あのサブから見えるフジテレビとかが映っているやつ?

(若林正恭)そうそう。だから長くやればいいってもんじゃないっすね。新しい何かが始まる熱気みたいなのがありますよ。

(佐久間宣行)熱気? まあね、始まってまだ4ヶ月だから。

(若林正恭)そうっすよね。佐久間さんが俺としかLINEをしないっていうのが本当にびっくりしましたよ。

(佐久間宣行)LINE交換をしたことがある人はいるよ。麒麟の川島くんとか三四郎の相田ぐらいで。でも本当に普通の相談とか番組が始まる時に「どう?」とかっていうことを聞くのは若林くんだけだよね。

(若林正恭)へー! そうなんですか。なんかおぎやはぎさんとか劇団ひとりさんとかバナナさんとかみんなと飲みに行ってLINEとかすっごいしていると思っていました。

(佐久間宣行)まあメールは知っている。番組の立ち上げの時に交換をしているから。で、日村さんも山ちゃんも黒沢とかも知っているけど。劇団ひとりとは「収録の内容でちょっとこれ、先に相談しておいた方がいいかな?」っていう時だけメールを送る。

(若林正恭)へー、そうなんですね。

(佐久間宣行)いちばんはね、ゴッドタンの収録日、木曜日におぎやはぎがラジオを始めちゃったから。だからまず飲みに行けなくなったのよ。それまではめちゃめちゃ行っていたんだけども。番組開始当初は。そこから行かなくなって。でも、行かないで相談をしない方がゴッドタンの場合は上手く行くなっていう風になってから、そういう感じになって。あと、麒麟の川島くんはね、1回友達になれそうな時期があったんだけども。川島くんと西加奈子さんとアジアンの馬場園さんと4人で飲みに行ったの。そしたら川島くんがハイボールを30杯ぐらい飲んで運ばれて帰ったの(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハッ! 危ないでしょ、それ?(笑)。

(佐久間宣行)馬場園さんに運ばれて帰ったの。その時に「ああ、川島くんとは友達になれないかもしれない」って。

(若林正恭)そういうことをするイメージ、ないですけどね。ああ、そういう感じなんだ。

(佐久間宣行)「そんなに飲むの?」って思って。

(若林正恭)フフフ、だからたぶん佐久間さんと西さんと朝井リョウとかが飲んでいて、佐久間さんが俺を呼んでくれたんですよ。だからその前にもう知っていたんですよね。で、よく考えたらそれがだから思い出せなくて……。

(佐久間宣行)たぶん6、7年前に僕が小説家の西加奈子さんとか朝井リョウくんとかと1、2回飲んだ時に「若林くん、会いたいんじゃないかな?」って思って声をかけたの。

(若林正恭)それで俺、このラジオを聞いていて、みんな「佐久間さんのオープニングトークがすごい」って言うじゃないですか。

(佐久間宣行)言わねえから(笑)。

(若林正恭)いや、言うんですよ。それで俺、思い出したらその小説家のメンバーで飲んでいて。佐久間さんがトーク、いちばん面白いっすもんね。完成されている完パケみたいなトークを居酒屋でしていましたもんね(笑)。

(佐久間宣行)やめろ!(笑)。

小説家たちとの飲み会で完パケトークを披露

(若林正恭)中村航がいちばん下手でしたもんね(笑)。

(佐久間宣行)中村航、なに言ってるかわかんねえ(笑)。

(若林正恭)だから「そうだな。そういえば……」って思って。

(佐久間宣行)中村航は昔、歌手のmiwaさんとかもいた時にmiwaさんに向かって「武道館っていうのはもっと緊張してやった方がいいよ」っつったんだよ(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハッ!

(佐久間宣行)あいつ、頭おかしいのよ(笑)。

(若林正恭)アドバイス、するんですよね(笑)。

(佐久間宣行)武道館アーティストに(笑)。あと、オードリーの武道館の前にも自分、なんにもやってねえのに「いや、武道館っていうのは結構遊んじゃった方がいい」っていうアドバイスをするでおなじみの小説家、中村航(笑)。

(若林正恭)フフフ、1人だけニッポン放送にハマってないっていう(笑)。

(佐久間宣行)ハマってない。ニッポン放送から呼ばれないのよ。朝井リョウも加藤千恵も呼ばれているのに中村航だけ呼ばれないでおなじみの……(笑)。

(若林正恭)なんでなんだろう、それ?(笑)。

(佐久間宣行)フフフ、そのメンバーでよく飲んでいたのよ。中村航、加藤千恵、朝井リョウ、西加奈子、若林くんとかと。

(若林正恭)で、佐久間さんが途中、1時間ぐらい過ぎるとかとちえにお笑いのことで怒られ始めるんですよね。お笑い愛が熱すぎて(笑)。

(佐久間宣行)お笑い愛が熱すぎる加藤千恵に泣きながらね、ゴッドタンのことじゃないんだけど、他の番組のたとえば若林くんとかの扱いを見て、「佐久間さんはあの番組の若林さんの扱い、許すんですか!?」とかって言われて(笑)。で、若林は別にそこまで怒っていないのよ。なのに、加藤千恵がボロボロ泣き始めながら「オードリーのあの扱いってあると思います? 佐久間さん、あの番組のスタッフに言ってあげてください!」って(笑)。そんなの、頭のおかしい人じゃん? 他局なんだから(笑)。そういう加藤千恵さんもちょっとね、軽く頭おかしいんですけども。

(若林正恭)いやー、だから「思い出すとそうか、佐久間さん、完パケのトークしてたな」って思って。で、なんか悔しいのはみなさん、「トークができる」ってみなさん、言うけども。1年ぐらい新鮮さでチヤホヤされて終わるオールナイトってあるじゃないですか? そのレベルじゃないんですよね。佐久間さんのしゃべりが。5、6年ぐらい続く……でも、たぶん5、6年やるわけにはいかないですよね? 佐久間さん、やるのかな? もう体、ボロボロでしょ? 5、6年やったら……(笑)。

(佐久間宣行)5年やったら俺、48だからね(笑)。

(若林正恭)48かー。でも、ありえますよね? ひょっとしたら。それが悔しいんですよね。聞いていて思う時、あるんですよ。「面白いよ」って話題になっていて聞いてみたら「ああ、1年で終わるやつだ」って思う時、あるんですけども。

(佐久間宣行)たまに? たまにでしょう?(笑)。

(若林正恭)フフフ、「これ、10年のやつだな。腹立つな!」って思って。でも、ディレクターさんとか総合演出の人って編集をするじゃないですか。だから芸人のトークを真ん中とか頭とか……春日みたいにテレビなのにフリが長いやつのトークとか、切るじゃないですか。だからそこで勉強をするんでしょうね。しゃべりが上手い人、多いですよね。

しっかり編集をする人はトークが上手い

(佐久間宣行)ああー、結構総合演出でちゃんと編集をしている人はしゃべりが上手い人は多いよね。

(若林正恭)そうですよね。ちょっとした「えっとー……」とかも切るじゃないですか。だからああいうので、そういうのがあるのかな?って思って。

(佐久間宣行)これ、ライブ芸人って言われる人たち……まだテレビにそんな出ていないような、たとえば売れるまでに時間がかかった、ゴッドタンによく出てもらった人だとエルシャラカーニとかさ(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハッ! 言っちゃった(笑)。

(佐久間宣行)エルシャラカーニはテレビに出た時のトークのフリが長くて。

(若林正恭)そんなこと言わないであげてよ(笑)。それは佐久間さんが愛情を持たないと……(笑)。

(佐久間宣行)違う違う。それはそういう風に現場でいじったから。あの番組の中の腐り芸人まではいかないけども、中堅芸人みたいな時に集まってもらったのよ。三拍子とか。で、みんな集まってもらったんだけど、あとでみんなで反省会をした時に「ライブ芸人はお客さんがみんな聞いてくれるからフリが長いな」って。テレビにたくさん出ている人は短めにパツンと、なんとか結果を出そうとするから、エピソードも短くまとまるんだよね。

(若林正恭)なるほど、なるほど。そうか。それもあるかもしれないですね。

(佐久間宣行)だから本当に、あんだけテレビ出ているのにまとまらないのは春日だけ(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハッ! あいつ本当、フリートークゾーンみたいにしゃべっている時、ありますもんね?(笑)。

(佐久間宣行)番組の時に(笑)。

(若林正恭)ダウンタウンDXとかびっくりする時、ありますもん。大丈夫なのかな?って思って。

(佐久間宣行)昔、マジ歌に出てもらった時にマジ歌ってあれ、コントみたいなもんじゃん? だからキャラクターを決めたらしっかり、そこだけ叩き出せばいいのに、設楽さんとかの前で長いフリートークを始めたのよ(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハッ! それは言われちゃうでしょうね(笑)。

(中略)

(佐久間宣行)あの、演者と飲みに行かないっていうのは俺、1個あれもあったかもしれない。片岡飛鳥さんってめちゃイケメンバーの誰とも行かなかったんだって。それは言ってた。岡村さんともほとんど行ったことがない。終わった時にしか行ったことがないってことだったみたいだから。もしかしたら、それをどこかで見て、かっこつけてるのかもしれない。俺が(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハッ! 佐久間さんが言ってなかったら俺、言ってましたから。よかったです(笑)。

(佐久間宣行)埼玉県の方。「若林さん、佐久間さんのトークが完成されているのには理由があります。このおじさん、ゴッドタンの会議でトークを1回、試しています」(笑)。

(若林正恭)贅沢な試す場でやってますね、本当に(笑)。

ゴッドタンの会議で1回トークを試す

(佐久間宣行)そうなの。ゴッドタンの会議って月曜の朝イチなのよ。だから、「このフリートーク、まだふわふわしてるな」っていう時に何の気なしに会議の途中ぐらいで「いや、この間さ、こんなことがあったんだけど……」って話をして。それ、3週ぐらい続けたらバレたのよ。オークラさんから「おめえ、ここで試してんだろ?」って(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハッ!

(佐久間宣行)「ここでウケたやつ、持っていくじゃねえか!」って言われて(笑)。

(若林正恭)いいっすね。オークラさんに1回、試して。ここで仕上げていくっていう(笑)。

(佐久間宣行)フフフ、そういうシステムでやっているんだよね(笑)。

(若林正恭)やけにいい場所でいいたとえ入るなっていうところ、ありますからね。佐久間さんのオープニング(笑)。

(佐久間宣行)それはね、オークラさんとかの顔色を見て「あ、これ、伝わってねえな」って。で、当日、作家の福田に軽く話すっていう。

(若林正恭)二重になっているんですね。

<書き起こしおわり>

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