ハライチ岩井 宮崎旅行の出発前日に起きた絶望的な事件を語る

ハライチ岩井 宮崎旅行の出発前日に起きた絶望的な事件を語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2023年2月16日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で宮崎県のスケートパークを巡るインラインスケート旅に行ったことを紹介。出発の前日に起きていた絶望的な事件について話していました。

(岩井勇気)この間の土日、休みでね。

(澤部佑)ああ、そうですか。

(岩井勇気)なんか休みが取れてね。で、宮崎に行きましてね。

(澤部佑)ああ、なんかそうね。言ってたね。

(岩井勇気)宮崎、好きなんで。

(澤部佑)めっちゃ行ってるよね(笑)。

(岩井勇気)めっちゃ行ってる。宮崎で金曜の夜から……『ぽかぽか』が終わってその後、みたいな。まあ、俺が仲がいい、本当に友達の害虫駆除の会社。今、44ぐらいかな?

(澤部佑)社長が宮崎の人なんだっけ?

(岩井勇気)社長の地元が宮崎なんで、よく行くんですけれども。あともう1人ね、最近インラインスケートをやってるんで。世界チャンピオンの伊藤千秋さんっていうね。この人は43歳の人ね。

(澤部佑)教えてもらってる人ね。

(岩井勇気)今回はだから「宮崎に行く」っつっても、旅行っていうよりかは、向こうのスケートパークにスケートしに行こうみたいな。

(澤部佑)ヤバッ! こいつ、武者修行しだしている……。

(岩井勇気)そうよ(笑)。もう旅滑りみたいな(笑)。

(澤部佑)それ編に入ってきたの? 岩井インラインスケート漫画が、それ編に入ってきているの?

(岩井勇気)これね、楽しいの! これ、なにが楽しいかって、やっぱりスケートパークは1個1個、作りが違うから。セクションっていうんだけども。それが全然違うから。どうやって回るとか。行ってみたら「ここ、いつものと角度が違うな」とか「この後にすぐ、これなんだ」とかで、攻略の仕方が違ったりするので。めっちゃ練習になるんだよね。いろんなところで滑るとね。で、「3人でスケートしに行こう」っていう話になるわけ。

(澤部佑)宮崎に?(笑)。

(岩井勇気)これはもう、だから合宿だよね。

(澤部佑)そうだね。

(岩井勇気)それで金曜のさ、『ぽかぽか』生放送が3時ぐらいで終わるから。で、もうすぐ、そのままスケートを持って、羽田に行くわけ。で、待ち合わせして……。

(澤部佑)ああ、スケート持ってたな。持ってた日、あったな。

(岩井勇気)でっかいバッグでね。で、俺と社長は羽田で待ち合わせて。で、千秋さんは仕事で大阪にいるからっていうことで、大阪から宮崎に行くっていう予定を立ててたの。しかし……これがまた、金曜にそれをやろうっていう話なの。で、木曜の夜ですよ。

(澤部佑)前日。

(岩井勇気)前日の夜。ちょっと遅くなって、夜11時ぐらいに終わって。で、自分の車で行ってたんで、車で帰ったんですよね。で、スーパーに寄って、家に着いたのが12時ぐらい。それで家の駐車場に停めたわけなんですけども。家の駐車場が機械式の駐車場なの。で、機械式って上下にこうやってね、動くタイプのやつで。で、上っていうよりかは下に動くタイプのやつね。だから、地下に収納されるタイプ。

(澤部佑)はいはい。下に入って。

(岩井勇気)で、地上に1台あって、地下に4台あるタイプ。で、そこに停めたんですけども。荷物がそこそこあって。スーパーの袋とかも持っていて。だから大荷物で荷物で車からパッと出たんだよ。で、出た瞬間ね。携帯がポケットからポロッと落ちたの。出た瞬間に。車から出た瞬間に落ちたから、その携帯が機械式駐車場の停めるところの横に隙間があるんだけど、そこにサーッ!って、スルーッ!って入っていっちゃったの!

(澤部佑)うーわ! ヤバいやつじゃん!

(岩井勇気)で、「うわっ!」って思った直後よ。10mぐらい下で「カンカンカン……」って音がしたの。「怖っ! やったわ。終わったわ……」って。

(澤部佑)終わったね。終わったよ!

(岩井勇気)終わった音がしていたから。

10m下から終わった音がする

(澤部佑)終わった音だね。10m下で、携帯が「カランカランカラン……」って?

(岩井勇気)「カランカランカラン……」も遠く聞こえたからね。「うわっ、終わったわ……」って思って。

(澤部佑)泣いちゃう。俺だったら、泣いちゃう。

(岩井勇気)俺も泣きそうになったよ(笑)。1回、思ったよ。「携帯じゃない。携帯じゃない」って(笑)。

(澤部佑)「なんかだ。硬めのなんかだ」って(笑)。

(岩井勇気)「携帯じゃない」って思って探したけど、やっぱり車の中にもないし。「携帯、ないわ」ってなって。

(澤部佑)聞いてるだけで嫌だもん。この話。

(岩井勇気)「ヤバい……!」ってなって。地下は4階下まであります。隙間にもう入っちゃってさ。もう一番下まで落ちた音だったね。あれはね。で、「ヤバい!」って思って。もう操作盤みたいなやつを動かして、一旦ちょっと収納して。

(澤部佑)まず、自分の車をね。

(岩井勇気)で、「どうするの……?」って。だから山のスキーのリフトに乗って、本当に中腹ぐらいで物を落としちゃって、はるか下の山の中に入っちゃう感じ、あるだろう? あれ、もう終わってるだろう?

(澤部佑)終わってるね(笑)。そこへの行き方がもう、ないよ。

(岩井勇気)あれと一緒だから。で、「もうヤバいな」ってなって。昔ね、俺は小学校の頃ね、埼玉の西貝塚環境センターね。ゴミ処理センター。西貝塚環境センター。そこに母親と車で、ちょっとデカめのゴミを捨てに行ったんですよ。そしたら本当にね、中のゴミ処理のでっかい、なんか谷底みたいなのがあるんだよね。でっかい機械で処理をしている。もう本当にね、体育館ぐらいのでかさの感じのやつ。その谷底があって。深いすり鉢状になってるんだけど。

(澤部佑)うわっ! 『トイ・ストーリー』だな。

(岩井勇気)そうそうそう! 『トイ・ストーリー3』のやつな。あれの、本当にオレンジのランプで照らされてる感じのやつ。で、そこの縁に車でつけて。縁のところまで行って。「ああ、そのゴミ、そこから投げ入れてください」って係の人に言われて。俺はもう小学生ながらに「本当にここに落ちたら終わりなんだ。地獄と一緒だ」って。もう蟻地獄みたいになっているんだから。本当にそういう風に思った。その、あそこに落としたのと同じ気持ちで(笑)。

(澤部佑)感覚はほぼ西貝塚環境センターだ(笑)。

(岩井勇気)その蟻地獄に落としたのと同じ気持ち。

(澤部佑)終わってるね。もう。

(岩井勇気)今、何かの電話から自分の携帯に電話したら、鬼と繋がるんじゃないか?って(笑)。

(澤部佑)地獄で(笑)。地獄で鬼が拾ってる可能性がある?

(岩井勇気)「はい。ああ、なんか落ちてたぞ?」って。鬼と繋がるんじゃないかって。

(澤部佑)「でも、返さないぞ!」って(笑)。鬼がね。

(岩井勇気)「返してほしくば、こちらまで、来い!」って(笑)。それと同じ。もう完全に。「どうするの、これ?」ってなって。で、「ちょっと待って? 明日、宮崎じゃん!」ってなって(笑)。「いや、旅行に携帯なしは、ちょっと……」って。

(澤部佑)ねえ。もうそれ、11時ぐらいでしょう? 怖い怖い怖い!

(岩井勇気)そう。もうやってられない。「終わっているわ、これ」って思って。もう、絶望だよね。それでまたね、社長と連絡が取れなくて。で、集合場所や時間もまだ、決めてなかったんだよ。「これ、終わってるな」と思って。で、その前に、俺は携帯で飛行機を予約しちゃってるから。「情報も全部入っちゃってるわ!」って思って。「これはちょっともう、詰んだか?」って思って。

(澤部佑)詰んだな。

(岩井勇気)それで「ああ、そうだ! 操作盤でパネルを操作して。一番下のパネルを一番上まで上げてみたら、もしかしたらあるかもしれないな」って思って。で、操作盤を操作して、一番下のを上げてみたんだけど、ないんだよね。「うわっ、これの下じゃん!」って。それの完全に下。機械で動かせるような場所にはない。

(澤部佑)っていうことは、もう?

(岩井勇気)地面。一番下の。「いや、終わっているわ……」ってなって。で、このパーキングの機械の操作盤のところにさ、会社名が書いてあるじゃん? 「これはお客様センターみたいな、調べるしかねえわ……いや、調べられないじゃん。そもそも携帯ないじゃん。うわっ、ヤバッ!」ってなって。「ああ、そうか。1回、ちょっと家に行こう。パソコンがあるわ」って思って。それで家に帰ってさ、パソコンでその会社名を調べて。お客様センターみたいなのがあって。「出た!」って思って。電話番号が書いてあるんだよ。「ああ、どうしよう。電話しよう……えっ、携帯ないじゃん?」って。

(澤部佑)そうなっちゃうよね(笑)。

(岩井勇気)もう全部……「どうすんのよ?」って。

(澤部佑)現代人はもう、そうなんだよ(笑)。

(岩井勇気)「ああ、そうかそうか。じゃあ、知り合いに電話してもらえばいいか……いや、携帯ないじゃん!」って。そもそも、知り合いに連絡する術がないじゃん。

(澤部佑)もう身動き取れない。

(岩井勇気)これ、もう全部携帯なんだね。今ね。「いや、これは詰んだわ。本当に詰んだんだ……」って思って。「本当に詰んだんだ。これはもう、終わったんだ」って思って。

(澤部佑)「詰んだな」って言うけども。

「本当に詰んだ……」(岩井)

(岩井勇気)それで1回ね、こたつに肩まで入ってね(笑)。「はい、もうおしまいです」って。なんにもできない状態。で、本当にもうね、1時前ぐらいになっちゃってね。

(澤部佑)うわーっ! どうすんの?

(岩井勇気)「ヤバいね、これ……次の日も『ぽかぽか』金曜日、残ってるしな。知り合いにも連絡できないし……」と思って。こうやってしばらくゴロゴロしていて。「ああっ!」ってなったの。「ちょっと待てよ? あれは……あれは、どうだ?」って思って。リビングのソファの下に、カゴがあるんだけども。雑多にいろいろ入れてるカゴ。で、そこに、ガラケーが入ってんだよね。で、俺はずっと携帯を2台持ちしていたの。で、スマホと、それはPHSのガラケーなんだけど。このガラケー、ずっと使ってなくて。これ、月々2000円ぐらいだから、解約したか、してなかったか、みたいな感じだったんだよね。

で、カゴをこうやってガサガサ漁ってみて。「うわっ、あったわ! ガラケー。これ、解約したか?」って思って。で、「充電器を探そう」と思って。充電器もまたさ、ガラケー用のわけがわかんないやつなんだよ。「あるか?」と思っていろいろガサガサやってたら「これだ!」って、充電器を見つけて。それで充電して。ずっと使ってないから。「大丈夫か、これ?」と思って。それで電源を入れてみたの。そしたら、入ったんだよね。ガラケーも古いやつなんだけど、電源がついて。で、しばらく待ったら「あれ? ちょっと待って? 電波、立ってる!」と思って。解約してなかったんだよ。

で、2年半ぐらいこのカゴに入ったまま解約してなかったんだよ。「俺、これ払い続けてたんかい!」ってまず、思ったの。

(澤部佑)そうだよね? お前、恐ろしいことしてるな。

(岩井勇気)「これ、解約してなかったんだ」ってなって。全部支払いを母親に任せちゃってるから。俺、わかってなかったんだよ。

(澤部佑)そうだ。全部母親だった。

(岩井勇気)「うわっ、あった!」ってなって。そのパソコンの情報を見て電話して。「繋がるか?」と思ったら、繋がったんだよ。

(澤部佑)おおっ! 動き出したぞ?

(岩井勇気)で、「これこれこうで……」みたいな説明をしたら、「今、ちょっと業者に確認するんで待っててください」ってなって。1回、電話を切って。そこからまた10分ぐらい待って、電話がかかってきて。「ああ、かかってきた!」ってなって。そしたら「「40分後に業者が伺います」ってなって。「うーわっ! 来たっ!」ってなって。

(澤部佑)すげえ。24時間対応なのか。

(岩井勇気)そう。で、40分後ぐらいまでね、無で待ってね。だって、携帯とかもないんだから(笑)。

(澤部佑)携帯をいじって待てないもんね。

(岩井勇気)こたつでゴロゴロしていたら、ピンポーンって来て。「作業しますんで」って来て。そしたらまたそこから30分ぐらい経って、もう1回ピンポンって来て。「こちらでよろしいでしょうか?」って、携帯を。

(澤部佑)えっ、ええっ?

(岩井勇気)携帯を持ってきてくれて。「うわっ、あった! えっ、取れたんですか?」って聞いたら「あの、一番下のところに落ちてました」って。

(澤部佑)優秀ねー!

(岩井勇気)「いやー、ありがとうございますっ!って。

(澤部佑)仕事が早いな!

(岩井勇気)それで、びっくりしたんだけど携帯、無傷なんだよ。

(澤部佑)ええっ? 10mぐらい落ちて? 下なんて、普通にコンクリとかだろ? すごっ!

(岩井勇気)ソフトバンクで買ったケースね。「これ、信用できるんだ!」と思って。

(澤部佑)打ち方もよかったんだろうな。なんか。角が……とかね。うまいことね。

(岩井勇気)とかなんだろうな。「うわっ、取れたー!」って。もう、2時半ね(笑)。

(澤部佑)嫌な話! なにこれ?

(岩井勇気)それでね、次の日に宮崎行ったんですけどね。

(澤部佑)『ぽかぽか』やって、宮崎に行って。

(岩井勇気)で、2泊3日。中日、朝飯食べて、スケートパークに行って。昼飯食べて、違うスケートパークに行って。で、夜飯食べるっていうマジの合宿(笑)。

(澤部佑)平日の疲れを癒す旅行じゃなくて(笑)。

(岩井勇気)っていうね。

(澤部佑)旅行の話はおしまいですか?

(岩井勇気)旅行の話は何もないです。

旅行の話は終了

(澤部佑)2泊3日の旅行は一瞬(笑)。完全に旅行の話だと思っていたんですけども、一瞬で……。

(岩井勇気)携帯を駐車場に落とした話です。

(澤部佑)怖い!

(岩井勇気)めっちゃ怖かったよ、あれ。

(澤部佑)もし、また落とした時は『探偵!ナイトスクープ』でも、お取りしますんで。

(岩井勇気)ああ、そうですね(笑)。

<書き起こしおわり>

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