ハライチ岩井 廃墟の隣の大家さんの家に引越した話

ハライチ岩井 廃墟の隣の大家さんの家に引越した話 ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2020年11月5日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で今まで住んでいたメゾネットタイプの部屋から引っ越しをした話をしていました。

(岩井勇気)ええとね、引っ越しましてね。

(澤部佑)ああー。なんか、そう。それ、なんか聞いたよ。たかくらさんに。

(岩井勇気)ああ、そう? 引っ越しまして。たかくら引越センターっていう吉本芸人の方に頼んだんですよ。引っ越し屋をやっている。その人が……俺にも言ってたよ。引っ越しの日にね、「一昨日、澤部さんのところをやったんですよ」って(笑)。

(澤部佑)めちゃくちゃ近かったらしいね。引っ越しした日が(笑)。

(岩井勇気)そうそう。コンビで同じ時期にさ、同じところに頼んで。恥ずかしいなって思いましたけどね。

(澤部佑)だからたかくらさん、「なんかの企画かと思いましたよ」って言っていたけどね(笑)。

(岩井勇気)で、まあ先月ね、引っ越しして。『けもの道』というライブが終わってちょっと落ち着いたタイミングで引っ越したんですけどね。今まで、メゾネットタイプの家に私、住んでいたんですけどね。1階・2階のあるおしゃれな部屋に。家の中に階段がありますからね。

(澤部佑)ああ、大丈夫ですよ。メゾネットですよね?

(岩井勇気)ロフトっていうことじゃないんですよね。完全な1階・2階ですからね。それがだから家の中の階段でつながっているということなんですけども。

(澤部佑)知っています。それ、何回言うの?

(岩井勇気)それで上にいてもいいですし、下にいてもいいですし。上の下の階の使い方は自由なんですよね。

(澤部佑)それはそうだよ。知っているよ。

(岩井勇気)で、また階段をおしゃれに使うこともできるという。ねえ。メゾネットタイプの家で、そこに住んでいたんですね。

(澤部佑)そこ、出たんだろ? なんで前の家の説明してんの?

(岩井勇気)まあまあ、そうなんですけども。で、まあ、1階で寝てもいいですし……。

(澤部佑)まだ言っているよ。1回、切り上げたっぽかったのに。

(岩井勇気)それで1階をリビングにしてもいいということですね。はたまた2階を寝室にしてもいいですし。2階は趣味部屋とか、どう使ってもメゾネットっていうだけでまあ、おしゃれですよね。

(澤部佑)そこを出たっていう話をするんでしょう?

(岩井勇気)まあ、ですからそういう家に住んでたんですけどね。うん。……2階にお風呂があって。

(澤部佑)なんでそうなるの? なに? 池崎の手法? 自己紹介の。終わらないやつ。

(岩井勇気)だからそこに住んでいてね。立地も墓場の隣っていうね、逆にシャレた場所ですよね。

(澤部佑)シャレたというか、結構嫌がる人が多いですけどね。

(岩井勇気)逆にシャレた感じですよね。まあ、そこを出たんですけどもね。だから僕、駐車場が遠かったんでね。そのメゾネットの家がね。だから駐車場の近くにね、引っ越したんですよね。

(澤部佑)えっ? どういうこと? どういうこと?

(岩井勇気)駐車場の近くの家に。

(澤部佑)えっ? 近い?

(岩井勇気)近いですね。全然離れてないです。そんなに離れてないです。

(澤部佑)ああ、そう? もう気に入ってたんだ。その地域を。

(岩井勇気)はいはい。で、新しい家なんですけど……やっぱり墓場の隣のメゾネットっていうところに住んでたんでね、刺激があったんでね。まあ住宅サイトとかね、ちらほら見てはいたんだけれども。そういうのを日常的に見たり、検索したりなんかしていたんですけども。まあ普通の家ではちょっとグッと来ない体にもうなっちゃってましたんでね。

(澤部佑)まあまあ、わかんないですけど。

(岩井勇気)なんで引っ越すつもりもなく、サイトを見てたんですけども。だからごくたまにね、サイトを見て検索していた中で、新着でポーンと1件、飛び込んできたところが気になりましてね。で、「ちょっと内見をさせてください」っていうことで行ったら、よかったんで。気に入ったんで、思い切って引っ越したんですけど。その新しい家っていうのが、建物自体はそんなに大きくはない低層のマンションなんですけども。他の階はフロアに何軒か部屋が入ってるんですけど……そこの一番上にポコッと一部屋、平屋の一軒家みたいのが付いてるんですよね。低層マンションの一番上にポコッと平屋の一軒家みたいなのが付いてるっていう、そこなんですよね(笑)。

(澤部佑)フフフ、どういうこと? どういうこと? 屋上にあんの? どういうこと?

(岩井勇気)たまにそういうの、あるじゃないですか。

(澤部佑)上に家みたいなのがついているみたいな?

(岩井勇気)そうそう(笑)。あれの平屋の一軒家みたいな感じなんですよね。

(澤部佑)ええっ? なにそれ?

(岩井勇気)だから低層マンションの一番上の家というか、すごくよく言えばペントハウス的な? ただ実際の体感の感じでは、大家さんの家っていう(笑)。

(澤部佑)フフフ、どちらかというとそんな感じだよね。話だけ聞くと。

(岩井勇気)そう。「大家さんの家」っていう方が正しいかもしれない。あれは。大家さんが住んでるっぽい家ですよね。低層マンションの一番上にある大家さんの家に引っ越したんです、私は(笑)。

(澤部佑)すごいところ見つけるね(笑)。もともと大家さん的な人が住んでいた可能性もあるもんね。

(岩井勇気)そうそう。たぶんそんな感じだったんじゃないかな? しかも今回は……前の部屋は隣が墓場でしたけども。今回、隣は廃虚です(笑)。

(澤部佑)フフフ、廃虚って? ビル?

(岩井勇気)いや、本当に朽ちた屋敷が……朽ちた屋敷の隣にある家なんですよね。だから墓場の隣のメゾネットの家から廃墟の隣の大家さんの家に引っ越したんでね(笑)。

(澤部佑)ああー、響きは負けていないね(笑)。

(岩井勇気)負けてないでしょう? 「墓場の隣のメゾネット」と「廃墟の隣の大家さんの家」っていう(笑)。

「墓場の隣のメゾネット」から「廃墟の隣の大家さんの家」へ

(澤部佑)「廃墟の隣の大家さんの家」の方がむしろ強いかもしれないね。

(岩井勇気)本当、入り口もね、他の住人とは違う入り口から入るっていう。

(澤部佑)そうか。マンションの入り口じゃないんだ。

(岩井勇気)そう。完全に大家さんの家。

(澤部佑)でもエレベーターはあるの?

(岩井勇気)エレベーターはないっすね。

(澤部佑)階段で上がるの? 大家さんじゃん(笑)。

(岩井勇気)大家さんですよね。本当に大家さんの家なんだよね。で、まあ引っ越す時にだからね、そこのたかくらさんのところに頼んで。もうあそこ、また早いのね。

(澤部佑)本当、すごいからね。

(岩井勇気)手際がすごいよね。

(澤部佑)あの人は本当にすごいよね。

(岩井勇気)そう。もうめちゃめちゃ低価格でもやってくれましたしね。

(澤部佑)そうそう。

(岩井勇気)びっくりしなかった? でも。「こんなもんでいいんですか?」みたいな価格だったような気がしたんだけども。

(澤部佑)ああ、でも安くしてくれているのかな? 早さが尋常じゃないね。「ええっ? こんなに早く?」っていう。

(岩井勇気)で、もうだから今、そのメゾネットの家はこの間、無事に引き払いましたので。ありがとうっていうね。

(澤部佑)ああ、そうですか。

(岩井勇気)だから大家さんの家に今、住んでいるんですけども(笑)。

(澤部佑)今はあなたの家っていうね。大家さんっぽい家っていう。

(岩井勇気)まあ、大家さんの家に住んでるんで、住民も朝ね、「大家さん、おはようございます」って言ってきますから。

(澤部佑)ああ、大家さんだと思われているの?

(岩井勇気)それでこっとも「ご飯、ちゃんと食べている?」なんて言ってね。

(澤部佑)ああ、大家さんだ。優しいタイプのおばさんの大家さん。

(岩井勇気)そう。でね、煮物を作りすぎた時も「作りすぎちゃったから」って学生の家に持っていってあげたりとかしてますね。

(澤部佑)大家さんだ。優しいな。

(岩井勇気)そういうのをやっていますんで。朝、だいたいマンションの前をホウキで掃除したりなんかしてますから。

(澤部佑)大家さんっすねー。

(岩井勇気)そうなんですよね。「いってらっしゃい」なんてね、住民を見送ったりなんかしていますね。

(澤部佑)やっているんですか、それを?

(岩井勇気)やっていますね。大家さんの家に住んじゃっていますので、それはまあね。

(澤部佑)そこに住んだ人がやるべきことってわけじゃないけどね。

(岩井勇気)まあ家賃もちゃんともらってますしね(笑)。

(澤部佑)それは返した方がいいと思うけどな。大家さんじゃないから。

(岩井勇気)まあ「お金がない」っていう学生とかは、本当に……「2ヶ月までだよ」って言って滞納は許していますけどね。

(澤部佑)ああ、いい大家さんだけども……ダメだよ。勝手にお前がそんなことしちゃ。

(岩井勇気)「あなたのために2ヶ月までだからね」って。

(澤部佑)ダメよ。本物の大家さんが困るから。

(岩井勇気)だからもし、住人に矢部太郎さんがいたら漫画になってますから。私(笑)。

(澤部佑)ヒョロヒョロの「僕」と? 細い「岩井」が?(笑)。

(岩井勇気)その場合、『大家さんは僕』っていうタイトルですけどね(笑)。『大家さんと僕』じゃなくてね。

(澤部佑)大家さんの岩井がね。

(岩井勇気)だから『大家さんは僕』っていうタイトルになりますけどね。

(澤部佑)別に大家さんではないからな……。

『大家さんは僕』

(岩井勇気)出されているゴミがちゃんと分別できてないなと思ったら、ゴミ袋をバラして入れ直しますしね。

(澤部佑)ああ、入れ直すところまでね。

(岩井勇気)やりますんでね。あたしゃあ。

(澤部佑)「あたしゃあ」? いや、いいよ、やんなくて。

(岩井勇気)その土地の名物野良猫を半ば飼っていおますからね(笑)。

(澤部佑)餌をあげちゃうから。大家さん? ダメよ!

(岩井勇気)名物野良猫に名前をつけて半ば飼っていますからね。

(澤部佑)半ばね(笑)。

(岩井勇気)女子大生の住人が夜中、「窓の外から変な音がする」ってたずねてきたら、おたまを持ってその女子大生の家に行ったりなんかして。

(澤部佑)おばさん大家さんじゃん(笑)。なんで設定をおばさんにしてんの?(笑)。いいよ、おじさん大家さんで。

(岩井勇気)そしたら、窓の外にカナブンがいて窓にバチバチ当たっていたっていう風になってね、住民と笑っちゃってね。「ちゃんと確認しなさいよ、あんた」「すいません、大家さん」なんて。ほのぼのなやつもありましたけどね。

(澤部佑)違うから。あなたは別に。

(岩井勇気)マレーシア人の住人、ずっと片言だったんだけどこの間、「大家さん、お疲れさまです」って上手く言えて(笑)。「ねー、日本語、うまくなったね」なんて言ったりして。だからいつもね、「大家サンノ煮物、オフクロノ味」なんて言ってくれてね。「いいマレーシア人ね」なんてね。

(澤部佑)はあ? なに言ってんの?

(岩井勇気)なんでまあ、引っ越しましたんでね。今後はもっといい大家さんになれるように頑張ろうなんて思っていますよ(笑)。

(澤部佑)いやいや、大家さんではないですから。大家さんっぽいところに住んでいるだけで……。

(岩井勇気)大家さんのところに住んじゃっているんでね。

(澤部佑)いや、ないのよ。どこに住んだら大家さんになっちゃうみたいなのは。『世にも奇妙な物語』みたいな話、ないのよ……。

(岩井勇気)いい大家さんだと思われるように今後、がんばろうと思っています。

(澤部佑)いやいや、やめろよ? 大家さんみたいな話(笑)。今後、大家さんみたいな話。

(岩井勇気)大家さんの家なんでね。

(澤部佑)ダメだよ。お前、マンションの入口から入れない人なんだから。

(岩井勇気)大家さんの入口からしか入れない(笑)。

(澤部佑)上の大家さんみたいな家の住人だから。ただの。

(岩井勇気)大家さんの裏口から入るんでね。

(澤部佑)洗脳されちゃっているじゃん。その家に。大家さんの呪いで(笑)。

<書き起こしおわり>

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