かせきさいだぁ ナムコ社員時代のキリンジ堀込高樹を語る

かせきさいだぁ 小沢健二との初対面の際に感じた意地悪さを語る SHOWROOM

かせきさいだぁさんが2023年2月7日放送の『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』でナムコ社員時代のの同僚、キリンジ堀込高樹さんについてトーク。一緒に働いていた時代のエピソードを話していました。

(吉田豪)(コメントを読む)「キリンジはかせきさんがフックアップされたっていう認識ですが、ナムコ時代のお話を聞きたいです」。

(かせきさいだぁ)ナムコ時代……僕がグラフィック担当で。それで、オフィスは広いところなんですけど、パーテーションがあって、その向こうがサウンドルームで。それで、サウンドの音も聞こえてたんですけど。その時、パーテーションのすぐ隣が実は高樹だったらしいんですよ。高樹はそれで、ファミスタの音楽とか作ってたんですけど。で、僕も休み時間になると、他の人はもう、あまりにもゲームオタクで。すごい爆音でゲームをやるんです。

それが聞いてられなくて。それでラジカセを持っていって、はっぴいえんどとか、ユーミンとかをガンガン、デカい音で流してたんですよ。そうしたら、サウンドルームで「うるせえやつがいる。ゲームじゃない音楽を爆音で流してるやつがいる」って問題になってたらしくて。

でも高樹は「俺の趣味と同じ音楽を爆音で流してるやつがいる」って思っていたらしくて。それで、高樹とやったのはスーファミのファミスタだったんですけど。それで月曜日の午前中に全員集まって、会議をするんですよ。「先週はここまでやりました」とかっていうので。

で、その時は高樹はサウンド担当でいて。高樹が必ず最後なんですよ。それで最後に「僕は他のゲームがまだ終わらなくて、ファミスタの曲は1曲もできてません」って言って。「またかよー!」ってみんなに言われて、ドッと笑って終わるっていう会議だったんですね。

一緒にスーパーファミコンのファミスタ制作をする

(かせきさいだぁ)で、それやってるうちに僕、CDを出して。そしたら高樹が終わった後に来て、「新しいアルバム、すごいよかったです」って言ってくれて。それで僕が忙しくなって、ナムコを辞めるっていう時は、高樹が家に……その頃、5畳ぐらいのすごい狭い部屋に住んでたんですけど。自由が丘の5畳の部屋に住んでたんですけど。そこに来てくれて。それでその時、キリンジのデモテープをくれまして。「こういうのを弟とやってるんだ」って。

(吉田豪)最初からもう、あのキリンジな感じで?

(かせきさいだぁ)もうまんま、キリンジでした。弟が歌ってて。その時にはね、「まだ名前は決まってない」って言っていたのかな? 「ホリゴメズ」とか言ってたかな。「名前は決まってない」って言っていて。で、それを聞いてたら、すごいよくて。「でも、これは友達だからいいって思うのかな?」と思って。それをBOSEに聞かせて。「めっちゃいい! これ、出した方がいいよ」っつって。それで、レコード会社の人に「これ、もう出すから」っつって渡したの。

(吉田豪)「出すから」(笑)。

レコード会社の人に「これ、もう出すから」

(かせきさいだぁ)で、向こうも「すごいいいんだけど、これ!」って。それで、他のレコード会社に唾つけられてたみたいだったんだけど。唾をつけられてるだけで、なかなか「じゃあデビューしようか」ってならなかったみたいで。

で、そのうちのレーベルは「もうデビューさせたい」って言っていて。高樹が悩んでたから、「そんなの、早くデビューした方がいいでしょ?」って言って。「じゃあ、そこから出そう」ってなって、それで出したみたいですね。

<書き起こしおわり>

かせきさいだぁ ファミスタの絵を書いていたナムコ社員時代を語る
かせきさいだぁさんが2023年2月7日放送の『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』でナムコの社員時代を振り返り。ファミスタの絵を書いていた話をしていました。
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