吉田豪さんがbayfm『with you』の中で、SNSのバトルや論争についてトーク。その勝敗について話していました。
(松本ともこ)そしてもうひとつ。『密かに「勝った」と思った瞬間』っていうテーマで。まあ、勝ち組の吉田豪さん、どうでしょうか?
(吉田豪)いえ、ぜんぜん。ぜんぜん。でも、あれですね。こういうテーマでちょっと性格の悪いようなことを言うと、人がやっているトークイベントを見た時にはよく思います。これ(笑)。
(松本ともこ)『なんだ、これ。面白くないな』ってこと?
(吉田豪)『もっと面白くできるのに』とか(笑)。
(松本ともこ)(笑)
(吉田豪)『あの・・・なぜ自分にオファーがあるのかがわかるな』みたいな。そういう、調子に乗ったことをよく思いますよ。
(松本ともこ)調子に乗ったことを思う(笑)。人間っぽい!なにが面白くないんだろう?
(吉田豪)『刺激がないな』っていうのはよく思いますよ。
(松本ともこ)通り一遍な感じ?
(吉田豪)あの、無難。事務所が怒らないようなことしかしないとか。お客さんに目が向いてないなっていうのはすごい思いますね。
(松本ともこ)あの、イベントしかり、ラジオのトーク番組しかり、それは事務所の方との関係、ものすごくよくわかる。私。
(吉田豪)そうなんですけど、そこを無難にしすぎちゃうと、特にイベントとかだと、まあ全く集中できなくなるんですよ(笑)。
(松本ともこ)そうですよね。それ、生放送と違って、イベントで。クローズドとか。
(吉田豪)そう。イベントだったら、ある程度踏み込まないとしょうがない部分があるじゃないですか。
(松本ともこ)それを期待されているっていうのもありますよね。
(吉田豪)そうです。そうです。
(松本ともこ)それでもやっぱり、踏み込まないものありますよね。
(吉田豪)すごいありますよね。
(松本ともこ)そりゃあるよね(笑)。
(吉田豪)うん。『これは誰が望んでいるんだろう?』っていうのは、よく思いますね。
(松本ともこ)そんな時はちょっと、『勝ってるな』って思いますよね。
(吉田豪)こう、なりますよ。
(松本ともこ)グッと。『勝ってるな』と。ちっちゃくガッツポーズね。
(吉田豪)(笑)
SNSのバトルの勝敗を決めるもの
(松本ともこ)えっ、SNSで、かならずバトルはあるものじゃないですか。ああいう時の勝ち負けって、なんか、いつの間に、どうなっているんだろうって・・・
(吉田豪)SNSはだって、ああいうものは基本、勝敗も・・・SNSに限らず、世の中基本そんなに勝敗はない。あるとしたら、観客がジャッジするだけじゃないですか。
(松本ともこ)ああー。
(吉田豪)だから観客のジャッジで、観客が『こっちの勝ちだな』って思ってもらえるようにはするけれども。よく、だからライムスター宇多丸さんが論破が好きで、相手を論破するとかやってますけど。論破で相手は絶対に負けは認めないんですよ。
(松本ともこ)認めないんだ。そっか。
(吉田豪)あの、それは憎しみを生むだけなんで(笑)。絶対に良くないんですよ。
(松本ともこ)良くない。
(吉田豪)論破じゃなくて、もっと程よいバランスでやっておかないと。うん。勝敗はないですよ。
(松本ともこ)勝敗はないです。『ないな』と思っているけど、そこに・・・
(吉田豪)だからネット上の討論も、あれ別に相手を叩き潰そうと思ってやっているわけでもなんでもなくて。ギャラリーがいてのことですからね。ギャラリーがこれを見てどう思うか?って前提でやっているんで。
(松本ともこ)そうですよね。もうさ、ああいう様子を見てるとさ、もう自分なんか何も踏み込めなくなるよね(笑)。
(吉田豪)(笑)
(松本ともこ)本当、本当。でも、それが面白いことに1人でいる時とか、こうつぶやける時っていうのはポロッと人は本音を言いたく・・・っていうか、聞いてほしかったりする。そういう時、吉田豪はアイドルの一言とかを本当に拾いますよね。ちょっとやっぱりほら、みんな落ち込んだりするじゃないですか。それこそ今日、勝っただけじゃなくて負けた時とか。
(吉田豪)ああ、はいはい。Twitterで深夜とかね。
(松本ともこ)深夜の1人のつぶやきをね、誰が見てるって、いちばん吉田豪が見てくれてるって思うのは、結構あると思う。
(吉田豪)でもなんか、その後の反応を見ていても、リツイートされて喜んでいる感は伝わってきたりするんで。
(松本ともこ)うん。ほっとするの。誰かが見てくれていると。
(吉田豪)そうですよね。リツイート自体が肯定と受け取られたりもするんで。『ああ、私、間違ってなかった』みたいに。
(松本ともこ)ああ、そうよね。そう。今日は『密かに「勝った」と思った瞬間』ですけど。みんなのニヤッていうところも含めて、ぜひ送ってほしいと思います。
<書き起こしおわり>