かせきさいだぁさんが2023年2月7日放送の『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』でナムコの社員時代を振り返り。ファミスタの絵を書いていた話をしていました。
(かせきさいだぁ)あと、これ。僕、昔ナムコでファミスタの絵を書いてたんですよ。90年から95年ぐらいまでナムコにいて。91年ぐらいからかな? 91年から95年ぐらいまで、ファミスタのを書いて。ちょうどうまいこと、ファミスタを作ってた岸本さんっていう……全部、最初から作った岸本さんという天才プログラマーがいるんですけど。
(吉田豪)ゼビウスとかをやっていた人でしたっけ?
(かせきさいだぁ)ゼビウスの方じゃないです。ゼビウスの方はもう辞めちゃっていて、自分の会社作っていて。で、ファミスタを作った岸本さんが……ナムコってクリエイターをあまり評価しない会社なんで、全員辞めていっちゃうんですよ。パックマンの人もすぐに辞めちゃうし。才能のある人はすぐ辞めるっていうことで有名で(笑)。それで僕も入った時に「あの方は?」「もういない」「あの方は?」「いない」って。全員、もういないんですよ。
(吉田豪)フフフ(笑)。
ファミスタのクリエイター・岸本さんに気に入られる
(かせきさいだぁ)そしたら、ファミスタの方はまだいて。そしたら、ファミスタの方がちょうど僕のことを気に入ってくれて。それでやっていくうちに本当に僕のことをすごい気に入ってくれて。右腕みたいにしてくれて。「こういう絵を書きたいんだけど」っつって。「はい! わかりました!」って。その頃、フロッピーディスクで。繋がっていたりもしないんで。自分でパソコンで書いた絵をフロッピーディスクに入れて。それで階段を登って上のプログラム室に行ってガンガンッ!って叩いて。「はいっ!」って渡すみたいなのを4年ぐらい、やっていましたね。
そしたら、CDをこっそりレコーディングしてて。CDの方が忙しくなったんでナムコを辞めちゃったんですけども。でも岸本さんもその後、なんか派閥みたいなので大変になって。それで辞めて、光栄に行ったのかな? 今もいるかどうか、わかんないですけどね。それで光栄に行っちゃって。ねえ。そういう派閥とか、めっちゃ面倒くさいんで。「そんなの、面白いゲームを作って売れればいいだけじゃん」っていう。
(吉田豪)平和に生きたい人としてはね。
(かせきさいだぁ)そうなんですよ(笑)。なんだよ、みたいな。そういうのはありましたね。
<書き起こしおわり>