オードリー若林 安易に「世界線」という言葉を使う人々を語る

オードリー若林 世間の人にテレビがうっすら嫌われていると感じる瞬間を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2023年1月7日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で「世界線」という言葉を安易に使ってしまう人々について、話していました。

(若林正恭)さあ、「言語化できない」のコーナーでございます。言語化できないけど、なぜか引っかかること。妙に好きなことを春日さんと一緒に言語化していきたいと思います。こちらのメール。「最近よく『この世界線、どこ?』や、『あの人と結婚する世界線がいいな』など、世界線というワードを頻発する人に言語化できないほど腹が立ちます」(笑)。ああ、「世界線」って言うよね。

(春日俊彰)言うね。腹が立つまで行くんだ?

(若林正恭)マッチングアプリとかの広告にあるよな。「私が主役の世界線」とか、書いてあるよ。

(春日俊彰)ああ、そうやって使うぐらい、メジャーなあれなんだね。

(若林正恭)世界線って言うよね。言う人、いるよね。

(春日俊彰)うん、いるね。

(若林正恭)でもこの人、腹が立っているんだね(笑)。

(春日俊彰)「腹が立つ」まで行っているんだ(笑)。

(若林正恭)これ、俺は使わないけど。年齢的にも、世界線っていう言葉は。でも最近、このことをすごい考えていて。

(春日俊彰)ほう。どういうことですか?

最近、よく考えていること

(若林正恭)なんか「飯テロ」とかっていう言葉を使うやつ、なんなんだろうな?って思ってたんだけど。俺、めちゃくちゃファッションのこと、わかんないじゃないですか。だからなんか、スタイリストのフクダさんに選んでもらった服をまんま着て。で、メイク室に行って、メイクさんに「これ、かわいいですね」って言われたのを片っ端から買い取るっていうスタイルなの。それって、俺のセンスじゃないじゃん? 人のセンスじゃん。でも、これって言葉に対して、そういう人たちなんじゃないかな?って思うんだよね。「世界線」っていう言葉をみんなが使っているから。「ああ、これ、いいんだ」って思って使っているぐらい、言葉センスに疎い人なんじゃないかな?っていう。

(春日俊彰)ああ、なるへそ。自分でそれを選んでいないと。

(若林正恭)だからコットンの西村くんが「若林さん、パーカーにジーパンって、なにも着ていないのと一緒です」って言うのは、西村は自分でファッションがわかるから。「これがいい」と思って、オリジナルのファッションになるんだろうけど。俺はわかんないの。どれとどれを組み合わせたらいいのかって。なんか、サイズが……とか。そういう感じで言葉を考えてるんじゃないかな?って思うようになったんだよね。

(春日俊彰)ああ、そうなんじゃないですか?

(若林正恭)だから世界線という言葉を使うことに別になにも思っていないというか。「ああ、なんか流行っているんですよね」みたいな。

(春日俊彰)「流行っている=いいことなんだ」みたいな。

流行っているから、使っている?

(若林正恭)俺もよく「これ、かわいいですね」とかメイクさんに言われて。「今年、なんか流行ってるみたいですね」「ああ、なんか私も聞いたことあります」みたいな、なんかそんな会話しているのよ(笑)。そういう感じなんじゃないかなと思うんだよな。

(春日俊彰)ああ、なるへそ。まあ、それはそうなんじゃない?

(若林正恭)まあ、あんまりお笑いの人では……若い人は使うのか。「世界線が……」って、あんまり聞かないけどな。

<書き起こしおわり>

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