オードリー若林 抱負で「死ぬ気で頑張ります」と言って日本を試している話

オードリー若林 抱負で「死ぬ気で頑張ります」と言って日本を試している話 オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2022年12月17日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でいつも抱負などを聞かれた際に「死ぬ気で頑張ります」と言い続けている理由について話していました。

(若林正恭)で、なんか腹が立ったんだよ。マネージャーが「春日さん、キツかったらしいっすよ」みたいなのを笑顔で言ってきたから。「いや、オードリーの漫才にとって、由々しき問題だよ!」って。春日が7分動けなくなるって。「春日がこう動いたら、面白いだろうな」と思ってるところから作るのを、俺はもう春日の体力、パワーゲージを考えながらネタ作るようになるんだよ。今から、やるんだよ。スリムクラブみたいな漫才を。

(春日俊彰)いや、無理でしょうよ(笑)。急に?

(若林正恭)意識して作らなきゃいけなくなるんだよ、あれを。

(春日俊彰)いや、そこまでは衰えてないと思うけどね。うん。まあ、そうだね。

(若林正恭)でもなんか、プライド的に疲れた感じを出す……あした順子・ひろしさんとか、「ちょっと休ませてくれ」みたいな漫才も歳を取ってくると、やるじゃん? レッツゴー3匹さんとか。でも、そういうことって、プライド的に無理だろ? 「ちょっと時間、ください」って言える?

(春日俊彰)ああー、どうだろうね?

(若林正恭)自分から言わないだろう? 俺が台本に入れて「ちょっと時間ください」って、それは俺、寒いよ。

(春日俊彰)まあ、そうだね(笑)。

(若林正恭)自分から「休ませてください」って、言える?

(春日俊彰)いやー、どうだろうなー? 言えないかもね。

(若林正恭)言えないだろう? それは日大2中・2高がいけないんだよ。こんなこと言ったら、母校に迷惑がかかるけど。あんな遠泳とか……大人になってから聞いたら、他の学校はやってないんだよね。遠泳。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! ああ、そう? 遠泳、やってない?

(若林正恭)やってないよ。

(春日俊彰)千葉の岩井海岸に行って。

(若林正恭)全員、泳ぎ切るまで終わらないやつ。

(春日俊彰)3キロか4キロぐらい。

日大2中・2高の遠泳

(若林正恭)なんでか知らないけど、船で先生が和太鼓を叩きながら、みんなで館山を遠泳するんだよ。

(春日俊彰)名前がついた帽子をかぶってね。

(若林正恭)で、泳げる順にAグループ、Bグループ、Cグループって。A、B、C、D、E、F、Gグループぐらいまであるだよ。で、春日とか、水泳部だからAグループで。もちろん春日はAグループにいるんだよ。で、Aグループなんて、余裕で泳ぐの。で、俺もCグループぐらいにいて。Dグループぐらいまでは余裕なんだけど、本当に一番下のGグループとか、文科系の、アニメが好きな子が「平泳ぎができない」っつって。それで犬かきで5キロとか……先生が横で和太鼓を叩いて。ふんどしで。「ドンッ! ダーン!」って。それで犬かきで泳いで……俺はあの時は「大変そうだな」と思ったけど。今、親の気持ちになると「なにをさせてるんだーっ!」ってなるよな。まあ、今はやってないけどな。共学になってね。

(春日俊彰)ああ、やってないんだね。あったね。あった、あった。

(若林正恭)だろ? だから言えなくなってるんだよ。ネタの間で「ちょっと時間ください」って。俺は言ったら面白いと思って、そこは繋ぐよ?

(春日俊彰)いや、だからまあ、うん。とりあえず、そうなるまではやりたいけどね。

(若林正恭)でもね、俺ね、さっきの抱負の話でいうと「今年の抱負は?」とか。誕生日とかに聞かれる時、必ず決めてるの。「死ぬ気で頑張ります」って言うの。そうするとね、なんかね、みんななんかね、笑うんだよ。俺が「死ぬ気で頑張ります」って俺が言うと。それで俺は、試してるんだ。

(春日俊彰)試している?

(若林正恭)実は。これ、初めて言うけど。俺、実は試してるんだよ。日本を。

(春日俊彰)日本を? そんな壮大ななにか、目的があったの?

(若林正恭)「結局、お前らは死ぬ気で頑張るやつらが好きなんだろう?」っていうことを俺は見抜いているのよ。だから自分で「死ぬ気で頑張ります」って言ってやって、喜ばせてやっているんだよ。案の定、喜んでるよ。結局。

(春日俊彰)「おおーっ!」っつって?

(若林正恭)うん。「『時代が変わらなきゃ』とか言ってるけど、どうせ死ぬ気で頑張るやつが好きなんだろう?」って思って。「死ぬ気で頑張ります!」「ハハハッ!」って……「死ぬ気で頑張るやつが好きなんじゃねえかよ」って思っているよ。

(春日俊彰)そんな風に思っていたのか……。

(若林正恭)怖いだろう?

(春日俊彰)怖いねー。そんな裏が、あったのか……。

(若林正恭)俺、よく言っているでしょう? 「死ぬ気で頑張ります」って。

(春日俊彰)そう言われてみると、言ってる。

(若林正恭)「死ぬ気で頑張ります」って言って、本当に滑った時が日本が働き方改革が達成された時だよ。

(春日俊彰)ああ、そう言って、引かれて。滑って、「ええーっ?」って思われるっていうことだ。

(若林正恭)「ダサッ!」っていう感じになったら……。

(春日俊彰)「まだ、そんなことを言ってるの?」って?(笑)。

「死ぬ気で頑張ります」と言うと、結局盛り上がる

(若林正恭)でも、結局盛り上がるからね。「死ぬ気で頑張ります」って言うと。

(春日俊彰)うーん。まあ、たしかに。

(若林正恭)そうでしょうね? よく言ってるでしょう、俺。

(春日俊彰)じゃあ、まだまだだね。

(若林正恭)だからそれが、年齢の話になってくるよなー。もう、嫌になっちゃうぜ。前も話したけど。そういうことになってくると。

<書き起こしおわり>

オードリー若林『明日のたりないふたり』終了直後に救急搬送された話
オードリー若林さんが2021年6月5日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『明日のたりないふたり』終了直後に体調不良になり、救急車で搬送された話をしていました。
タイトルとURLをコピーしました