宇垣美里とトミヤマユキコ トンチキ服の魅力を語る

宇垣美里とトミヤマユキコ トンチキ服の魅力を語る アフター6ジャンクション

宇垣美里さんとトミヤマユキコさんが2022年12月13日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でトンチキ服の魅力について話していました。

(宇垣美里)週末にかけて冬型の気圧配置が続きます。関東平野部は晴れて空気が乾燥し、山沿いでは雪が強まるおそれがあります。平野部も朝の冷え込みが強まり、寒さが本格化してきそうです。今日も寒かったですもんね。

(トミヤマユキコ)もう冬ですね。もう逃れられない(笑)。

(宇垣美里)もう、モコモコになるしかなくて。これ、ちょっと、なんでしょう? トンチキ服を着るにはちょっと厳しい時期が来たなっていう気持ちですね。

(トミヤマユキコ)ああ、なるほどね。

(宇垣美里)変な形は温かくない。

(トミヤマユキコ)ああ(笑)。体温が逃げやすい服が多いですからね。トンチキ服はね。

(宇垣美里)悔しい!

(トミヤマユキコ)この情報、あんまり人の役に立たない、私たちだけの情報だけど(笑)。まあ、いるかもしれない。全国にね、「もうトンチキ服がしばらく着られない」と思ってる皆ん……仲間です!

(宇垣美里)ねえ。頑張ろうね!

(トミヤマユキコ)頑張ろう!

(宇垣美里)以上、お天気でした(笑)。

(中略)

(宇垣美里)さっそくトンチキメール、来ておりますよ。

(トミヤマユキコ)来てる? 早いな! ありがたい。

(宇垣美里)ラジオネーム「正岡子規の顔 下から見るか、横から見るか」。

(トミヤマユキコ)アハハハハハハハハッ!

(宇垣美里)まあ横からしか私、見たことないんですよね。

(トミヤマユキコ)下からがわかんないなー(笑)。

(宇垣美里)横顔のイメージ、ありますけどね。正面から見たことないかも。逆に。

(トミヤマユキコ)逆にね(笑)。なんだ、このラジオネーム? 最高か!

(宇垣美里)いいよ、いいよ(笑)。「宇垣さん、トミヤマさん、こんばんは。宇多丸さんに少し申し訳なさがあるものの、トミヤマさんの登場にテンションが上がっております。宇垣さんとトミヤマさんといえば、漫画はもちろんですがやはりファッション(トンチキ)。トンチキさんが来ていた居酒屋メニュー風セーター、今でも頭に浮かびます。トミヤマさん、最近のお気に入りトンチキ服などありますか?」ですって。

(トミヤマユキコ)ああー。というか、居酒屋のセーター、まだ覚えててくださっていて、ありがとうございます。まだ着てるんですよ? 今日、着てきてないだけで、まだ着てるんですよ?

居酒屋ニット

(宇垣美里)あと、私あれが好きでした。ワンワンが……めっちゃめっちゃワンワンな服、あったじゃないですか。

(トミヤマユキコ)ああ、めっちゃワンワンな服ね。迷彩柄だと思ってよーく見ると、全員が犬ってやつね?

(宇垣美里)もうすごい、いい顔したワンワン。あれを買うか、すごい悩んで。「これですよ」っていうのを送ってもらって、すごい悩んだんですけど。

(トミヤマユキコ)送ったじゃないですか。リンクを。

(宇垣美里)一応、うちの犬に見せたんです。「これ、着るの、どう思う?」って。そしたら「ピスッ」って言われたから「やめよう……」って思って。

(トミヤマユキコ)それは、浮気だもんね。犬を飼っている人に取っては。「ピスッ」って言われた?

(宇垣美里)「ピスッ」って言われて。「あかんか……」って思って、見送りましたけども。あれはめっちゃ素敵でした。

(トミヤマユキコ)ありがとうございます。あれはLAZY OAFっていうイギリスかな? に、拠点を置いているブランドのもので。日本のタレントさんとかでも着ている人、時々見ているといるので。

(宇垣美里)でも、おしゃれなんですけどね。

(トミヤマユキコ)おしゃれですよ? でもね、トンチキなんです(笑)。

(宇垣美里)よく見たら……これ、着る人を選ぶかもしれない。「着る人を選ぶ」っていうか、別に誰でも着れるんですけど。メンタルを選ぶ可能性はある。

(トミヤマユキコ)そうですね。開き直るメンタルがある方におすすめしたい。

(宇垣美里)「よくね?」という気持ちで着れるかどうか。

(トミヤマユキコ)そう。「迷彩だよ?」っていう気持ちで山形駅前を歩けるかどうかっていう。「犬だよ。恥ずかしい……」ってなっちゃダメ。「迷彩ですよ。なに? 犬に見えてるの?」みたいな。まあ、犬だけど。

(宇垣美里)犬だよ……(笑)。「気づいちゃった?」みたいな(笑)。

(トミヤマユキコ)そうそう。開き直りが大事です。

(宇垣美里)やっぱり、なんでしょうね? なんか、「面白くない」って思っちゃうんですよね。私、今、この格好すら「今日、面白くない格好して来ちゃったな」と思ってます。

(トミヤマユキコ)その、世の中にはファッションを面白くなくてもいいと思ってる人の方が多いんですよ。でも、私たちだけが……「だけが」っていうか、私たちとその仲間たちだけが、面白くないとテンションが上がらないっていう。なんてことだ!

ファッションに「おもしろ」を求めてしまう

(宇垣美里)今日のテーマがないと、すごく悲しくなる。「うわっ、あったかいに全振りしちゃったかも……」みたいな。えっ、でもまだちょっとある。このズボンがちょっとなんか……箕和田さんに「仮面ライダー」って言われた。

(トミヤマユキコ)だし、そのセーターもなんか、糸がビロビロしてる(笑)。

(宇垣美里)「この色、いいねえ!」って思って選びました。

(トミヤマユキコ)いや、いいと思います。やっぱり、なんていうの? 隠しきれないトンチキへのこだわりがそのビロビロした糸とかに出ているよね。

(宇垣美里)すごい嬉しい! ありがとうございます(笑)。

(トミヤマユキコ)そう。面白くなくていいんですよ。真におしゃれな人たちは。

(宇垣美里)それ、なにが楽しいんですか?

(トミヤマユキコ)わからない。だから人生とかもそうでしょう? 面白くなくていいんですよ。みんな、幸せになりたいとかね、出世したいとか、いろいろあるんですよ。優先順位が。だけど、一部の人間だけが「面白くなくね?」ってなって。面白い方に舵を切って人生を生きていってしまうわけでしょう?

(宇垣美里)だって目の前にさ、すごく舗装された道と獣道があったら、やっぱり獣道を行きたいじゃん?

(トミヤマユキコ)うーん、そうだね。我々はね(笑)。

(宇垣美里)「うわーっ!」とかって登るじゃないですか。

(トミヤマユキコ)そうね。でも、そっちに行かない人もいっぱいいるんだけど、我々は面白くないとちょっと生きてる心地がしないっていう。

(宇垣美里)たしかに。別になにがしたいとか、特になくて。ただ、なんか面白いことがしてえっていう。

(トミヤマユキコ)そう。「つまらないのは嫌だ!」っていう。わかりやすい……。

(宇垣美里)これ、どこで生まれてしまった感情なんでしょうね?

(トミヤマユキコ)どうなんですか? ご家族はみんな、おもしろはどうなんですか? うちは両親とも、面白いですよ?

(宇垣美里)ああ、でも家族全員、なんか変とかではなく、自由かもしれない。自由っていうか……。

(トミヤマユキコ)ああ、ちょっとおもしろの方に振れている?

(宇垣美里)というか、なんて言うんだろうな? 自由であることをすごく愛している人が多いかもしれないですね。

(トミヤマユキコ)ああ、なるほどね。じゃあまあ、おもしろになる確率は高いですね。その家に生まれたあなたはね。

(宇垣美里)全員、なんかどこでもたぶん生きていけるみたいな感じの人。結果、こんな感じになって。

(トミヤマユキコ)いいじゃないですか。面白がってくれるなら、いいですよ。

(宇垣美里)まあまあ、それが一番じゃないですか? だって、面白いんだもん。指をさして笑ってくれたらいいよ。

(トミヤマユキコ)そうだね。だからみんなも別におもしろに巻き込みたいと思ってるわけじゃないんですよ、これ。おもしろが絶対だとも言いませんし。

(宇垣美里)みんなにそうしろなんて、言わない。

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