古市コータロー ペヤングソース焼きそばを混ぜずに食べる理由を語る

古市コータロー ペヤングソース焼きそばを混ぜずに食べる理由を語る アフター6ジャンクション

古市コータローさんが2024年4月1日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』に出演。トミヤマユキコさん、宇垣美里さんとネオ日本食について話す中で「ペヤングソース焼きそばは混ぜずに食べた方がおいしい」という持論を紹介していました。

(トミヤマユキコ)続いてのメール。「私にとって大好きなネオ日本食は荒川区熊野前にある洋食レストラン山惣の煮込みハンバーグセットです。創業から60年以上継ぎ足されてきたデミグラスソースに肩まで浸かった100%ビーフのハンバーグが深皿に盛られ、そこに付け合わせのブロッコリー、にんじん、フライドポテト、さらに生クリームが彩りよくかけられている。ビジュアル的にも完璧な一品です。さらにお店のメニュー表にはそこに温泉卵をトッピングする提案まであるのです。当然、私は公式の提案を毎回、受け入れております。そして食べ方ですが、まずはそのままの煮込みハンバーグを1/3ほど、プレーンな状態にで味わいます。その後、温泉卵を割ってハンバーグと一緒に食べるのですが、ここには私なりのこだわりがあります。スプーンを皿の底につけるようにして、下からハンバーグとデミグラスソース、温泉卵をすくい取ります。

肝心なのは温泉卵とデミグラスソースを混ぜないということです。そうすることで温泉卵、デミグラスソース、ハンバーグが口の中で一旦、個別に存在し、咀嚼することでそれらが複雑に絡み合い、味が変化するのを楽しむのです。そのようにしてハンバーグの1/3をまた食べます。最後は温泉卵とデミグラスソースを完全に混ぜ合わせ、コク深&まろやかな状態にして最後の1/3の状態のハンバーグを存分に味わいます。ハンバーグが食べ終わったからと言って、ここで終わりではありません。まだ皿にはコク深&まろやかソースが少し残っています。そこに残ったライスを投入! ちょっとお行儀は悪いですが、ほどよく絡めて〆のライスを楽しみます。ハンバーグというシンプルかつ完成された料理を煮込むというひと手間。さらに温泉卵を乗せるという発想。さらにはライス投入というカスタム感の含めて、私にとっては究極のネオ日本食です」。お見事です!

(宇垣美里)食べたいよお!

(トミヤマユキコ)あと、食べ方ね。

(宇垣美里)こだわり抜かれてますね!

(トミヤマユキコ)コータローさん、「わかります」って。

(古市コータロー)いや、そうですね。最終的に合わさるのが口の中っていうのが、素晴らしいですよね。

(トミヤマユキコ)わかります! カレーも、混ぜて食べるのが好きな人と、スプーンの上でちいさいカレーを作って食べる人と、いるじゃないですか。わかれているからこその、口の中でのね、楽しみ方がありますよね。

(古市コータロー)素晴らしい。僕はペヤングソース焼きそばも混ぜないんですよ。

(トミヤマユキコ)えっ?(笑)。ちょっと待って? 詳しく説明をお願いします!

(古市コータロー)いやいや、お湯を捨てた後、最後にソースをかけるでしょう?

(トミヤマユキコ)かけますよ。

(古市コータロー)で、普通はガーガー混ぜるじゃないですか。僕も混ぜる日もありますよ。でも、基本的には混ぜないんですよ。

(トミヤマユキコ)基本は混ぜない?

(宇垣美里)じゃあ、すごい濃いところと、あんまり味がしないところが?

(古市コータロー)そう。それがいいんですよ。

味のムラができるのがいい

(トミヤマユキコ)アハハハハハハハハッ! それはその、お箸で加減をしながら口の中に入れていくという?

(古市コータロー)そうですね。

(宇垣美里)全部同じ味っていうのが好きじゃないっていうことですか?

(古市コータロー)そんなことはない。ペヤングはそれがイカしてるんですよ。UFOじゃあ、こうはいかないんですよ。

(宇垣美里)ええっ? その点で違いがあるっていう?

(トミヤマユキコ)なんでもいいわけじゃないのか!

(古市コータロー)そうなんです。

(トミヤマユキコ)ペヤングの場合は騙されたと思って混ぜずに食べてみようと。うまいぞと。

(古市コータロー)そうそう。そうなんですよ。

(宇垣美里)やってみないとこれ、わからんですね。

(古市コータロー)絶対にやったらね、わかっていただけると思います。

(トミヤマユキコ)覚えた。これ、今日絶対に帰ったらやろう。

(宇垣美里)今日の夜だな、みたいな(笑)。

ネオ日本食、ライス投入しがち問題

(トミヤマユキコ)あとこのね、残ったライスを投入っていうのもね。ネオ日本食は米が出てきがちなので。お行儀は悪いかもしれないけど、お米を入れて混ぜて食べるっていう。

(古市コータロー)いや、全然悪くないですよ。

(宇垣美里)だってパンでもソースを拭き取ったりするし。

(トミヤマユキコ)そうなんですよ。だから別にねこまんま的なことを思って。「はしたない」とか思わずに。

(古市コータロー)全然。上野のぽん多っていうお店がデミグラスソースで有名なんですけども。そこで食べるとお店のおばさんに「最後、ご飯を入れなさい」って言われちゃうんですよ。

(トミヤマユキコ)そう! このネオ日本食の本にも書いたんですよ。そのくだりを! お皿にソースが余って。頭の中では考えているじゃないですか。「これ、お米がちょっとあったら、嬉しいな」とか思っているんだけども。お店の人自ら「お米、入れていいですよ」って言われるっていう。

(宇垣美里)ありがたしですね。

(トミヤマユキコ)そう。

(古市コータロー)「入れていい」どころじゃなくて「入れなさい」って言われたんだから。

(トミヤマユキコ)命令(笑)。

(宇垣美里)ここは読んでいて「絶対に行きたいな」って思いました。これは私の中で課題です。ぽん多、行きます。

(トミヤマユキコ)ぜひぜひ(笑)。

<書き起こしおわり>

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