真空ジェシカ川北さんが2022年12月1日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』の中で以前から提唱している「M-1=ぷよぷよ」説について、ナイツのお二人と話していました。
(塙宣之)今、楽しんごだもん。
(ガク)楽しんご(笑)。ノーマルの楽しんご。
(川北)これは嬉しんごですね。
(塙宣之)うん。嬉しんご。
(川北)悔しんごでもあり。
(塙宣之)悔しんごでもあるし。体は? 体はひとつ?
(川北)ええと、誰がですか?
(塙宣之)楽しんごと。
(川北)ああ、楽しんご?
(ガク)もう塙さんが追い越しているじゃん! 川北を(笑)。
(土屋伸之)わけがわかんないよ……(笑)。
(塙宣之)いや、悔しんご、面白いじゃん(笑)。なんか、メールが来てますよ?
(川北)なにっ!?
(塙宣之)「M-1決勝進出、まーごめです」。
(川北)まーちゃんごめんね。
(ガク)ありがとうございます。
(川北)「以前、川北さんが話をしていた『M-1はぷよぷよ』という理論について、もう一度教えてください」。
(土屋伸之)M-1はぷよぷよ?
(ガク)これ、言っているんですよ。ぷよぷよがめっちゃ好きで。川北が。
(川北)すごい好きなんですよ。
(塙宣之)ちょっとよくわかんないんですけど。なんですか?
(川北)あの、ぷよぷよって最初に「土台」っていうのを作るんですよ。土台を組んでいく。ここが漫才で言うところの「導入」とか「設定」とかの部分で。ここをしっかりしていれば、あとは上で結構アドリブでやっても大丈夫みたいな。あと、結構積み方がいろいろあって。戦い方もなんですけども。大連鎖をブワーッて打つ人もいれば、2連鎖とか、細かい連鎖で相手を邪魔して勝つっていう戦い方をするのもあるんですよ。
(塙宣之)ああ、なるほど。相手に石を落すみたいな。
(川北)で、それがそのまま、その人の漫才のスタイルと一致するんですよ。ぷよぷよって。で、僕らなんかはすごい連鎖を組むというよりかは、ちょこちょこ相手に邪魔をするタイプで。
(ガク)おじゃまぷよみたいなのを落として。
ぷよぷよのスタイルと漫才のスタイルは一致する
(川北)で、後輩のストレッチーズとかは結構、その漫才と一緒で、大連鎖を組んで。その一発のでっかい筋でバーン!って取るみたいな。
(塙宣之)ああ、ポンポンポンポン行って。めっちゃ気持ちいい時ね。
(川北)で、それが漫才のスタイルと一致してるんで。だいたいM-1の前日とかはもうぷよぷよをやって、自分の調子を整えるっていうのがこれ、あります。
(塙宣之)それはちょっと……。
(ガク)わかりそうでわかんないんですよ(笑)。
(塙宣之)わかりそうでわかんないし。なんか……。
(土屋伸之)うん。なんか途中まではいい話かなって思っていたけども。これ、本当にやってんの? ぷよぷよ、前日に。
(ガク)えっ、楽しんごがですか?
(土屋伸之)いや、違う(笑)。なんでそっちが楽しんごなんだよ?
(塙宣之)悔しんごの方だよ!
(一同)フハハハハハハハハッ!
(土屋伸之)どっちでもないけど(笑)。
(塙宣之)わかります? はるかちゃん、言っていること? ぷよぷよ、知ってる?
(箕輪はるか)ああ、なんとなくはわかるんですけど。挟んだら消えるみたいな?
(ガク)同じ色をつなげたら消えるみたいな。
(塙宣之)テトリスとか、ドラクエとかはダメなの? 俺はドラクエだと思っているんだけども。漫才は。
(川北)えっ? ちょっと、聞かせてください。
(塙宣之)やっぱりレベルが99までしかないじゃん? ドラクエって。だからどんなに頑張っても99までしか行かないから。あとは経験値をいっぱい積んで99まで上げていくと、もう普通にしゃべっていても、武器を持たなくても倒せる。だけど若い人は経験値が少ないから、レベルが低いじゃん? だけどその分、強い武器とかを手に入れると、敵を倒すようになるじゃん? で、経験値を一気に伸ばすためには、はぐれメタルとか、そういうちょっと劣悪な環境……たとえば老人ホームのあんまり笑わないところとか。ああいう劣悪な環境でやる方が、経験値が積めるじゃない? だからいつも同じようなライブでやっていて、スライムみたいなお客さんとしかやってない人は、経験値はそんな積んでないのかなみたいな。
(川北)ああ、なるほど!
(塙宣之)それは……嬉しいんご。
(川北)嬉しんご? 嬉しんごの話をしていたんですか?
(塙宣之)はい。
(川北)ああ、じゃあ関係ないですね?
(土屋伸之)それ、どういうこと?(笑)。
(ガク)説得力、途中まであったのにな。
(土屋伸之)嬉しんごがドラクエをやってる話なんですか?
(塙宣之)そうです。はい。
(土屋伸之)ぷよぷよとドラクエ、ちょうど同じぐらいわからない(笑)。
(川北)でも、今回一緒に決勝を受けたロングコートダディさんも、準決勝の当日というか、深夜。一緒にぷよぷよやってましたし。
(土屋伸之)本当に?
(川北)はい。
(塙宣之)ぷよぷよ仲間なの?
(川北)そうなんですよ。ママタルトもストレッチーズもさすらいラビーも。フランツとかもそうですね。
(塙宣之)それは余裕があるというよりかは、ぷよぷよをやることで、整えるんだ?
(土屋伸之)なんか頭の中がそういう……ちょうど整理できるんだ。それで。へー! これ、すごいんじゃない?
(塙宣之)これはだから理論というか。なんか頭のちょっとした回転の体操になるみたいなことでしょう?
(川北)そうですね。はい。
(土屋伸之)めちゃくちゃ芸人の中でぷよぷよ、流行るんじゃない?
芸人に広がるぷよぷよの輪
(川北)流行りますね。ひつじねいりとかも今年、すごい良かったんですけど。だから漫才が配信されてたんで見たんですけども。すごいよかったんですよ。でもこれ、なんで落ちたのかな?ってわかんないんですけど。でも、ぷよぷよをやってなかったみたいで。
(塙宣之)そんなの、ひつじねいりだけじゃないだろ? なんでひつじねいりだけなんだよ?
(土屋伸之)あとぷよぷよだけが足りなかったんだ。ひつじねいりは。
(川北)だからぷよぷよだけが足りなくて落ちてしまったコンビもたぶんたくさんいると思うんで。
(塙宣之)ほとんど、6800組ぐらいがそうだよ!
(川北)だから、行き詰まった芸人はぷよぷよをやった方がいいかもしれないです。
(塙宣之)ガクくんもやった方がいいんじゃないの?
(ガク)僕は1回だけ、川北に教わったんですけど。なんか、思ったよりも上手にいかないんで、すぐに飽きちゃって。
(塙宣之)中途半端にやるんだったら、やんない方がいいよね。そんなのね。
(川北)そうですね。
(塙宣之)やるんだったら、ちゃんとやった方がいいよ。そんな、ぶよぶよ。
(ガク)でも、やんない方がいいんだったら僕はやんない方を選びたいなって。
(塙・川北)うーん……。
(土屋伸之)フハハハハハハハハッ! そうなるだろう(笑)。
(ガク)なんかもうちょっと説得してくれよ!(笑)。
(川北)そんな問い詰められても……(笑)。
<書き起こしおわり>