あべこうじさんとナイツのお二人が2023年12月7日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』の中でピン芸についてトーク。『水曜日のダウンタウン』スベリ-1GPに出演したゆきおとこさんについて話していました。
（塙宣之）R-1グランプリが芸歴が戻って。ああいうのっていうのは、やっぱりどうですか？ あべさんは。
（あべこうじ）いやー、「嫌いだな」っていう感じですね。よくわかんないなっていうね。
（土屋伸之）フハハハハハハハハッ！ 素直だなー（笑）。
（あべこうじ）だったら最初から、関係なくやっておけばよかったのになという気持ちでいっぱい。なんか、ねえ。「芸歴を狭めたらあんまりピン芸人が出てこなかった」的な空気がちょっと漂ってたのか……？
（土屋伸之）「それで戻したんじゃないか」って思われちゃいますよね。
（あべこうじ）「じゃないか」みたいなのも、ねえ。
（土屋伸之）で、周りの仲のいい芸人さんたちも困ってるでしょう。
（あべこうじ）困っている。急だったんで。誰も他の芸人、知らなかった。それだったら、準備してたじゃないですか。それが準備できないまま、突入するみたいな。っていう言い訳をしてる奴らもダサいなとか思いながら……。
（一同）フハハハハハハハハッ！
（あべこうじ）だからもう全部ダサい！
（塙宣之）昨日、ダウンタウンさんの番組でスベリ-1GPっていうのがありましたけども。
（あべこうじ）見ました。うっすらですよ？
（塙宣之）あれね、結局「ピンのおじさんが全員つまらない」みたいになるの、嫌ですよね？ あべさんみたいにストロングスタイルで優勝してる人もいるわけだから。
（土屋伸之）「全員」とはならないでしょう？
（あべこうじ）「全員」ではないでしょうけどね、「8割方」は面白くないね。
（一同）フハハハハハハハハッ！
（塙宣之）そう考えたら、漫談で優勝してたのってすごいことですよ？
（あべこうじ）いや、そうですよね。今でもちゃんと笑いはね、取らせていただいてて。
（塙宣之）1人で笑いを取るって、すごいことだなって改めて思いますよ。
（あべこうじ）僕なんか、先輩で言うと村上ショージ師匠とかいらっしゃるんで。ショージ師匠ももう立つと、おしゃべりだけなんで。もうドッカドカと。「あの技はできないね」って、袖で見ていても感動するような。
（土屋伸之）あべさんが見ていたピンの先輩がいるんですね。先輩だとやっぱりショージ師匠とか。
（あべこうじ）ショージ師匠だとか、木村祐一さんだとか、いらっしゃるので。またスタイルが全然違うじゃないですか。でもやっぱりそこには負けないぞっていう気持ちでやっていきたいなと。
（塙宣之）ゆきおとこさんはどうでしたか？
（あべこうじ）いや、すごい……ゆきおとこだなっていう感じでしたね。
（土屋伸之）フハハハハハハハハッ！
（あべこうじ）もう、だから寒さをまとっちゃっているんじゃないですか？ まとわなければよかったのに。「おとこ」だけだったらもしかして受けたかもしれないのに。
（土屋伸之）「ゆきおとこ」だからしょうがない？
寒さをまとったゆきおとこ
決勝進出のゆきおとこさんと、ギブ↑大久保さんが出ている番組があって、#ジャンワラ って名前でやってます。
ぜひみなさん、地獄の続きを #ジャンワラ で見てください。#水曜日のダウンタウン pic.twitter.com/1hapnW8pNX— 布袋屋＠サワイリ (@hoteiya97) December 6, 2023
（あべこうじ）だから、受けないんじゃないかなって（笑）。ああいう人たちを受けるようにする方が、よくないですか？ 面白くないですか？
（塙宣之）うんうんうん。
（土屋伸之）受けるようにしていく。
（あべこうじ）そうしていけたらよくないですか？ だって、見たらいいところあるじゃないですか。……まだ、ちょっとわからないですけども。
（土屋伸之）「いいところを具体的に」って言われるとわからないけど（笑）。
（塙宣之）ゆきおとこさん、32年やっているんですけどね？
（あべこうじ）だから、まだ見つかってないです。32年間でベストなアドバイスをした人がいなかったっていう。
（塙宣之）そうかそうか。
（土屋伸之）あべさんの周り、吉本とかでも長く受けなかった人が急に受けるようになったみたいなの、あるんですか？
（あべこうじ）あるんじゃないですか？ ちょっと見当たらないですけども。
（土屋伸之）見当たらないんだ（笑）。
（あべこうじ）やめていくんで。やめるか、他の事務所に行くじゃないですか。
（土屋伸之）ああ、見つかる前にやめちゃうから。
（塙宣之）ネタ見せとか、やっているんですか？
（あべこうじ）若いのはやっているよね。
（箕輪はるか）やっていますね。講師みたいなのが。
（あべこうじ）それをやっているのは漫才師が多いですけどね。たとえばNON STYLE石田くんとかが先生をやっていてとか。僕は全然やっていないです。
（塙宣之）やってない？
（あべこうじ）おかしいですね。呼ばれてもいいはずなんですけどもね。
（土屋伸之）NSC生とかってとりあえず、コンビとかトリオを組み始めるんですか？ 最初からピンってなかなかいないですか？
ピン芸人はハードルが高い
（あべこうじ）やっぱりピンってみんな、ハードルが高いみたいです。各々、キャラを持っていないとダメだ、みたいなので。変なキャラをいきなりつけちゃって……ってスタートする人たちが多いので。
（塙宣之）そうすると、次に戻れなくなっちゃうっていう？
（あべこうじ）だから僕は全部削いで削いで今のスタイルなんで。
（土屋伸之）じゃあ、キャラをつけていた時も？
（あべこうじ）キャラ、つけてましたよ。「若干ウザい」とか。「ハッピー」とか。「若干ウザい」じゃないとネタにしないし、「ハッピー」じゃないとネタにしないっていう作り方をしていたんですよ。それを今は全部削いで。若干ウザくもないし、ハッピーでもないし、普通のおじさんになって。面白くなくなるんじゃないかな？って思って。この先ね。
（土屋伸之）削いでいって。
（あべこうじ）今、そういう不安が（笑）。
（塙宣之）ボケも言わなくていいんじゃないか？って（笑）。
（あべこうじ）言わなくていいんじゃないかって。最近、普通の話をして（笑）。青森でPTA800人の前で講演会とか、やっちゃったりして。
（塙宣之）今、青森で毎週土曜日に。
（あべこうじ）金曜日、土曜日とレギュラーをやっていまして。情報番組ですけどね。1時間。もう10年、やっているんでね。
＜書き起こしおわり＞
