R-指定さんが2022年11月28日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中で梅田サイファーで出演した『尼フェス』についてトーク。ダンサーたちとのコラボの模様を話していました。
(R-指定)ちょっと話、変わるけど。俺、最近ね、梅田サイファーのライブで結構また動いていて。最近あったのが大阪城野音。この番組のイベント『日本語ラップ紹介ライブ』でやらせてもらった大阪城野音で梅田でライブがあって。それがね、『尼フェス』っていう……。
(中略)
(R-指定)でね、その大阪城野音でライブやったんすけど。それが『尼フェス』っていうフェスで。ダンサーさんとかもいっぱい出るフェスなんよ。かつ、ヒップポップアーティストも何組か出るみたいな。AKさんとかNovel CoreとかGADOROさんとか。で、梅田サイファーも出たんやけど。そのコンセプトがアーティストとダンサーのコラボライブみたいな感じなわけですよ。だからアーティストのライブ中、その代表曲とかの後ろでダンサーたちが踊るみたいな感じなんやけど。
結構、たぶんダンススクールとかも協力してて。キッズダンサーたちが踊ったり。もちろん、大人もおるけど。中でもキッズの子たちもおったりとか、結構若めの10代の子たちもみんなで踊るっていうイベントで。
(DJ松永)そうか。そういうスクールに通ってる子たちとか。
(R-指定)そうそう。だからリハとかで……映像は見させてもらってたけど。リハで初合わせみたいな感じで。それこそ、めっちゃ朝早く集合やってん。9時ぐらいに大阪城野音に集合して。で、がっつりリハでそこで合わせてやるやつやってんけど。で、実際にリハをやってみて、結構みんなが作ってきてくれた振り付けとかがめっちゃ、いい感じにかっこよくて。我々梅田の楽曲に合わせて3曲ぐらい、やったんかな?
(DJ松永)おお、結構やったね。
(R-指定)そう。『梅田ナイトフィーバー』と『マジでハイ』と『トラボルタカスタム』をやったんやけども。
(DJ松永)おお、カマし曲の。
(R-指定)そう。カマし曲。で、結構工夫もされてて。各々のバース……たとえば『トラカス』のテークさんのバースとかやったらそのブワーッとたたみかけるところで全員がバーッて端に寄って、1人のダンサーの方がそのテークさんのフロウに合わせてカクカクカクッ!って動いていくみたいな。
(DJ松永)おおー、すごっ!
(R-指定)で、みんなでそのサビとかは揃った振り付けがあったり。左右に分かれたりとか。全員で逆にずっと止まってるだけの時とかがあったりとか。もう、すごい。で、『トラカス』の俺のバースの時には、あのインスタでバズッた俺の変な動きをみんなでやるっていう。
(DJ松永)えっ、ちょっと待って? それは……話が変わってくるよ?(笑)。
R-指定のバズりムーブをダンスに取り入れる
(R-指定)で、俺な、「そんなことをやります」っていうのを聞いていたんよ。で、「いや、ちょっと待って?」って。でも、作ってきてくれたから。で、場合によっては全員に俺がいじられてるみたいな感じになるやんか? みんなにいじられているように……。
(DJ松永)100、なるよ。
(R-指定)なるやろ? で、「1回、ちょっとリハで見せて?」って言って。やりながら、もう各々が歌いながら。で、「おお、テークのところ、めっちゃかっこいいね」って。で、俺んところ、来たんですよ。全員が揃ってその動きをしたんやけど、めっちゃかっこよかった、それ。フハハハハハハハハッ!
(DJ松永)ええっ? そんなこと、あるの?(笑)。
(R-指定)その動きがめっちゃかっこよかったんよ!
(DJ松永)そんなこと、ありえるの?
(R-指定)で、俺は別にそんな動き、せんよ? 俺はずっと真ん中でバーッとスピットしてるんやけど、みんながあの手を左右に動かすっていう。あれを、もちろんちゃんとしたダンサーの人やから。それをちゃんとアレンジした状態で。あのまんまやるんじゃなくて、あれっぽい、もっとかっこいい動きを全員で合わせるっていうことやったわけよ。
(DJ松永)へー。TikTokでみんながやっていたやつを?
(R-指定)あんまりそうとは見えへん、ちゃんとかっこいいもんに見えて。「ああ、なるほど! 焦った、焦った……」と思って。
(DJ松永)でも、それを起点に作るっていうのもいじられている気がするよね(笑)。かっこよく昇華されていたとしても。
(R-指定)まあな(笑)。で、それが「うわっ、かっこいい!」ってなって。「これはいいっすね!」ってなって。で、それが曲ごとに全然違うんよ。だから、もしかしたら曲ごとに違う団体とか、違うチーム、違うスクールなんかもしれん。「マジハイ」の時はこの何人かで、『トラカス』の時はこの何人かっていう風にやって。だから総勢で……結構ね、1ダンスに20人ぐらいかな? 本当に5、60人ぐらいと要は1ショーケースで絡むわけですよ。
で、全員その本番前にみんなで記念に写真を撮ったりして。「今日はよろしくお願いします」って行くんやけど。梅田サイファーは結構、本番前に梅田のメンバーで円陣を組んで。「エイッ!」って行くんやけど。ちょっと、今回はなんか急にKOPERUが「全員でやりましょう!」って言い出して。で、そのキッズ60人ぐらいのダンサーたちを全員集めて。めっちゃでかい円陣で「オイッ!」みたいな感じでやって、ステージに上がっていって。
で、実際に本番が始まって。リハの時はね、結構みんな見ながらとか、下に降りながらやったりしてたんやけど。本番になって気づいたというか、まあ、当たり前やねんけど。他のアーティストは全員、ワンマイクなわけよ。AKさんとか、Novel Coreとか、GADOROとかはワンマイクで。その後ろに何十人もののダンサーが集まって振りをするからあれやねんけども。ステージ出てみて、前っ面に梅田サイファーの10何人がバーッて揃って。で、その後にまた何十人か出てくるってなって。「あっ!」とは思っていたんやけど。
やっぱりそこは梅田サイファー、結構既婚者のメンバーとか、子供がおるメンバーが多いから。なんか、実際その外側からマネージャーの森さんが見てたライブの証言によると、俺らは本番やってるからあんまりそんなに気づけへんねんけど。外側から森さんが見てたところによるとみんな、やっぱり気を遣いすぎて。そのダンサーが踊ってる端と端に寄って。「みんな、端の方でラップしていたよ。端でダンサーを見せながら、ラップをしちゃっていたよ」って。
(DJ松永)気を遣いすぎだろ(笑)。
(R-指定)「もっと真ん中にいてもよかったのに」って。ただ、森さん曰く「お前らがいい人たちっていうことは伝わった」って言っていて。「それはあかんやろ?」っていう(笑)。で、俺はわからんからさ、ど真ん中でやってたけど。よう考えたらたしかに、結構その結婚してるメンバーや子供がおるメンバーは横によけてたなっていうのを思って。「あれ、なんで横によけてもうたん?」って聞いたら「だって、客席でカメラ構えてる親御さんとかおるねんもん! 自分の娘や息子の晴れ舞台でバチン!って決めたい時に、なんかさ、ヒゲ面のやつとか金髪のやつが前にかぶっていて。『邪魔やな』って、俺がやったらブチギレるもん」みたいなことを言っていて(笑)。いやいや、そこの気持ちがわかるって優しい、いいやつすぎるやろ?っていう(笑)。
(DJ松永)そうか。そっちで感情移入しちゃうんだ。
(R-指定)そう。だから運動会の時の親の目線が入っちゃって。ラップしてるけど、やっぱり子供のいるメンバーとかは「あれ? ちょっと待てよ。この俺のスピットしている後ろ側で、もしかしたらあのカメラ構えてるお母さんの息子や娘がバチバチに踊ってるかもしれへん?」って思えば思うほど、ステージの端にこうやって揺れて動いていって……(笑)。
(DJ松永)いやー、これは難しいなー!
ダンサーの親御さんたちの気持ちを汲む
(R-指定)難しいな。いや、でも結果ね、めっちゃ盛り上がって。すごいハッピーな空間にはなったけど。もうちょっと真ん中でドシンとやっててよかったなとも思いつつ。ただ、それを全部やったらたしかにばちかぶりで。後の子らは見えへんようになるなって。
(DJ松永)その配分っていうかね、立ち位置、かなりムズいよね?
(R-指定)せやねんな。だから主催者の人的にも、他は全部ソロMCで、俺らだけクルーやったから。ちょっと賭けというか、実験的な枠やったんかな、みたいな。大人数MCに大人数ダンサーでやってみたら、どうなるのかな? みたいなことやったんかな。
(DJ松永)だって正直、見たことないもん。
(R-指定)見たことないよな? その、1人のMCとかの後ろとか、2、3人の後ろにダンサーっていうのはわかるけど。前でもう10人でパツパツになっているから。
(DJ松永)クルーにダンサーって、正直どうなの?
(R-指定)なあ。あんまり画が浮かばへんよな。ただ、俺たちががみんないい人やということだけは……気遣いやなっていうことは(笑)。まあ、でも俺はかっけーけどな。ど真ん中でドシンやったからな。俺は。
(DJ松永)図々しい。マジで浮くぞ、お前? 偉そうに……最初に端に行け!
(R-指定)めっちゃ、だから嫌がられてるかもしれへん。どこかの親御さんには。「邪魔やわー、あの人」って(笑)。
(DJ松永)「あのロン毛ヒゲ、邪魔やわー」って(笑)。
<書き起こしおわり>