佐久間宣行 本田圭佑のW杯・日本VSドイツ戦解説を語る

佐久間宣行 本田圭佑のW杯・日本VSドイツ戦解説を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

佐久間宣行さんが2022年11月23日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中でカタールワールドカップ、日本VSドイツ戦での本田圭佑さんの解説について話していました。

(佐久間宣行)カタールワールドカップ、日本の初戦が先ほど終わりました。ドイツ代表との戦いということで、結果は2-1で逆転勝ちっていう(笑)。いやー、びっくりした! びっくりした。すごいね! 祝日の22時からの試合ということで、非常に見やすい時間帯だったと思いますけど。皆さんもね。僕は個人的に言うと、今日は『あちこちオードリー』の収録で。収録が終わった後、普段だったら仮眠をここでしないとつらいっていうタイミングだから。今回も正直ね、ベッドサイドで少し横になりつつ、ABEMAをつけて。まあ、本当に失礼なこと言うと、もう途中で見ているのがつらい展開だったら寝ちゃおうぐらいの感じだったんだけど。

まず、おもしろすぎたっていうのと、あと何より、やっぱりまず……俺、サッカーにそんなに明るくないんだけども。本田さんの解説が面白すぎたんだよな、マジで。本当に。いや、もうちょっとわかりにくい解説するのかなって思ったんだよね。現役選手すぎるから。そしたらなんか……これ、いろんな人が言うだろうけど。

本田さんの解説、ABEMAを見ていた人はわかると思うけど。仲のいい、一緒にやってた選手は呼び捨てかあだ名。で、知らない選手は「さん」付けだから。そのルールがわかんないから、若い選手が「さん」付けになってくるんだよね(笑)。で、なんかキャプテン系になると呼び捨てになってくるっていうのと。

本田圭佑の解説

(佐久間宣行)あとね、ちゃんとその戦術の俺たちがわかんないところとか……要は画面に映ってないところだけど、ピッチにいる選手だったらわかるようなことを解説してくれてね。本当に前半も……だからドイツに押し込まれてはいるけど、どこがマッチアップで合わなくて、とか。

要はサイドの選手が1枚余ってるから合わないんだっていうことがわかったから。だから逆に後半の修正してきたことが、そんなの今までだったらわかんなかったんだけども。でも、本田の解説がちゃんとしていたおかげで「ああ、この修正はこういうことなんだ」っていうのがわかって。それで後半を見れるっていう感じだったんだよね。

面白かったな。あとね、本田さんのことばかり話しちゃって、あれなんだけど。面白かったのは11月18日の『報道ステーション』なんだけど。ABEMAでも話題になっていたけど、『報道ステーション』のキャスターが「本田さん、あえてキーマンを挙げるとしたら?」って聞いたの。そしたら本田さんが「あえてっていうのは、1人ですか? 僕は3人、挙げたい」っつって。で、5人挙げたんだよ? フハハハハハハハハッ! 俺、そこからちょっと本田の虜になってるから(笑)。

(佐久間宣行)いやー、面白かったなー。なんか、冷静なところも……「ここはラインを見ていない」だとか「どう見てもオフサイドだ」とか。感情的なこともあるけど。途中で一番面白かったのは、浅野のゴールで逆転したじゃん? その後の本田の解説、もう解説じゃないんだよ。「このあとは守るだけっすね!」って言ったのよ。そんなの、誰でもわかる(笑)。面白かったなー! 

あとはだから俺は個人的に……俺の年次ね。俺の年次の人間は高校の時がドーハの悲劇なのよ。で、それをテレ東で見ているわけ。で、その時のボランチが森保監督だったから。そういう意味で言うと、俺たちの年代はより……森保監督は「ポイチ」って言われてたんだけど。その森保監督がドーハの悲劇でうなだれてたのをリアルタイムで見てるから。で、その後に俺、テレ東に入っているじゃん? あの、一生超えられないテレ東の最高視聴率ね。

もう、どんな番組を作ってもドーハには勝てないと言われている最高視聴率があって。だから常にドーハを意識してるわけ。テレ東にいると。で、その後で今度ね、その「ドーハの歓喜」っていう風にネットでは言われてるけど。それを森保監督がやってるから。やっぱ40代の人たちからすると、そこも1枚乗っかって感慨深いんだよね。っていう風に思ってるんだよな。

一番サッカーを見ていた時代

(佐久間宣行)だから「一番サッカーを見てた時代はいつか?」って言ったら、やっぱり94年と98年。大学生が一番さ、時間あるから。94年のアメリカワールドカップのバッジョの時と、あとはその大学時代にジョホールバルの歓喜があって。それでアジア予選を勝ち抜いてワールドカップ出た時には一番……その時、俺は留年が決まって。本当に、留年が決まって就職が決まってない状態ね(笑)。だからやることはもう、ワールドカップを全試合見るしかないっていう。これが98年ね。友達の家に泊まってずっと見てたっていう。その時が一番見ていたんだよな。ADになるとやっぱりね、見れなくなってくるから。その時の思い出がすごいあるからね。

(中略)

(佐久間宣行)メールです。「今日のサッカーで一番のシーンは実況の方が久保選手を『本田がプレッシングしてます。あ、すみません』と間違えたところを本田さんが『そうですね。僕、ピッチに行ってきましょうか?』って言ったところです」(笑)。俺も聞いてて、「ここ最高だ!」と思った(笑)。「本田、乗ってるな!』って思ったね。いや、面白いわー。日本戦全部、本田さんが解説するんだったらな、楽しみだわ。

(佐久間宣行)メールです。「本田さんは試合後、解説を褒められた時、『ワインがあったらもっと面白い解説、できますよ』と語ってました。佐久間さん、本田さんの解説、まだ上があります」。フハハハハハハハハッ! やっぱり最高だなー。

なんなんだろう? 俺、あんなに親しみやすくて面白い解説をするとは思ってなかったの。正直、本田さんのTwitterとか見るとさ、もうちょっと意識高い系な感じじゃん? ビジネスメンターの人なのかなと思っていたから。ネタ系も全部ひっくるめて、よかったなー。

「ワインがあったらもっと面白い解説、できますよ」(本田)

(佐久間宣行)続いてのメール。「人生初めての夜ふかしはドーハの悲劇を見た夜でした。当時、選手だった森保さんが監督になり、ドーハの歓喜を起こす。感動しました。ただ、当時選手で、しかもエースだったキングカズが今も現役です」。うわっ、そうだわ。すげえな。52、3とかだよね? すげえわ。そうだよね。人生初めての夜ふかしがドーハの悲劇を見た夜っていう。

ドーハの悲劇ってテレ東が中継してるから。その頃のディレクターとか、バラエティの人たちって全員、見てるじゃん? なのに俺のADやってた時のディレクターの先輩。いろんな人にその先輩の噂って聞くんだけども。オタクで、全くサッカーに興味がなくて。ドーハの悲劇の日に「みんな、うるせえな」って思ってテレ東から出て。

で、向かいのコンビニに行ったんだけど、コンビニの店員も全員さ、サッカー見ているじゃん? だから、出てこなくて。で、キレて、本店に「店員が出てこないんだけど」って電話したけど、本店も出ないっていう(笑)。「なんなんだ、この国は! 俺は一人ぼっちか!」って言って、その先輩が街中でキレていたんだって(笑)。そんな先輩がいるんだけど。俺、その話、大好きなんだけども(笑)。

続いて。「ワールドカップですが、第3戦のスペイン戦の放送席は本田さんと槇野さんとイニエスタです」。おおー、そうか。イニエスタさんは、あれか。スペインもね、両方知ってるしね。これは盛り上がるだろうね。でも、なんかこのまま行ったら本当、スペイン戦はお互いに引き分けでもいいような状態で迎えてほしいなっていう気持ちもあるけどね。そんなに甘くは行かねえか。

(中略)

(佐久間宣行)メールが来てます。「ほろ酔いを飲んだ方が企画のいいアイデアが出る佐久間さん。ワインを飲んだ方がいい解説ができる本田圭佑。大事な仕事にアルコールを入れ、なおかつ結果を残す佐久間さんは本田圭佑と同じ太メンタルです」。フハハハハハハハハッ! ああ、そうかー。だから本田に惹かれるのかな? いや、ワインを飲んだ解説も聞きたいけどなー。

続いて。「本田選手ですが、YouTubeの質問返しで『久保建英と同じチームになってフリーキックの場面があったら、久保くんに譲りますか?』という質問に対して、『状況によります』って答えました。その後に『こういう質問、好きやな、面白いな』と言った後すぐに『こんな質問して何が面白いの?』と真顔で言いました」。フハハハハハハハハッ! めちゃくちゃじゃん! 怖っ! 一緒に過ごすの、怖っ!(笑)。ああー、おもしれえ(笑)。

<書き起こしおわり>

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