オードリー春日さんが2022年11月12日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中ではじめて行った銭湯のサウナで起きた常連客とのトラブルについて話していました。
(春日俊彰)そういうので、休みの日に食堂に入ってみたりとかしてね。自転車で回ってさ。それでサウナに入りに行くんだけど。もうサウナも開店を待ったりするからね。開くのを待って、常連さんのおじさんとか、おばさんとかに混ざってね、入るのよ。
で、やっぱり銭湯はいいんだよね。規模もね、キュッとしていて。大概、今は500円なのよ。それにプラス、200円とか300円のサウナ料金を払ってサウナに入れるところが多いんだけど。なんかそのサウナ専用のロッカーの鍵とかもらってさ。普通のロッカーの鍵と色が違う、「サウナを使ってますよ」みたいな鍵をもらって入ったりとかすることが多いのよ。
で、この間、行ったところはさ、入って。プラス200円かな? 払って入って。銭湯に入ったら、その端の方にサウナがあってね。そこに入ろうと思っても、入れなくてさ。大概、扉を押して入るところなんだけど、それが動かないの。で、「なにかな?」って思ったら、鍵穴みたいなのがさ、その押すところ。手を置くところにあってさ。よく見たらさ、なんか長細い四角いね、鍵山よりもちょっとでかめの細長い穴が開いていてさ。「これ、なんだろうな?」って思ったら受付で鍵と一緒にプラスチックの札というか。ものさしみたいなさ、15センチぐらいものをもらっていて。それの先の方が、ちょっと鍵っぽくなっていて。それを……そういうところって、何の説明もないのよ。
(若林正恭)たしかにね。常連さんが多いからね。
(春日俊彰)そう。それをその鍵穴に差し込んで、中の棒みたいなのに引っ掛けて、引いて……だから、それが鍵になっていたのよ。サウナに入る人にしか渡されないやつで。それを使ってバーッと入ってさ。それで入っていたの。そしたら、たぶん常連さんだろうね。なんかおじいさんが入ってきてさ。で、12、3分ぐらい一緒に入っていたのかな? そのおじいさんが先に出てね、そのサウナのすぐ横に水風呂があったのよ。
で、水風呂に入っていったの。で、そこのサウナにガラスの窓があって。その水風呂が多少見えるのよ。で、私はその窓際に座っててさ。「ああ、おじいさん、入ったな。今、出ると水風呂でかぶるな。もうしばらく、我慢しよう」って、まあ2、3分かな? 我慢したのよ。で、「おじいさん、出たのかな?」ってパッとその窓からさ、水風呂を見たらさ、おじいさんがさ、水風呂の中にね、うつ伏せでさ、全身沈んで入ってたのよ。「こ、これ、大丈夫かな?」って思ってさ。
(若林正恭)「どっちか?」って思うよね。
水風呂に沈んだままのおじいさん
(春日俊彰)「どっちなんだ?」って。それで、顔は見えないのよ。仰向けで入っていたらさ、顔を見たら危ないかどうか、わかるじゃん? もうこうなってさ、本当にベターッて入っていて。「これ、大丈夫か?」って。で、周りの人も何の反応もしてないから。お客さん、他にもいるのよ。で、「これ、見えてるのは私だけだな」と思って。上から見てるから。「危ないな」と思って、しばらく見てたのよ。そしたらさ、ズバーッと出てきてさ。「フーッ!」みたいな。だから、ととのっていたんだろうね。
(若林正恭)よかったね。そっちで。
(春日俊彰)で、「これはたしかにいいな」と思って。全身で入って。しかもうつ伏せで。たまに頭まで水風呂に入りたくなるじゃない? サウナの後とか。
(若林正恭)いや、知らないけど。
(春日俊彰)フフフ(笑)。頭まで沈みたくなるのよ。その方が、全身で冷たさがわかるから。ただ、うつ伏せでやるっていう発想はなかったなと思ってさ。「ああ、ここはありなんだな」と思って。で、そのおじいさんがまたサウナに入ってきた時に入れ替わりでさ、私が出てね。水風呂入って。最初はもう座って入ってたんだけどさ。そのおじいさんのあれがやりたいからさ。他のお客さんもいいる中、様子を伺って。みんながあんまりこっちを見てないな、みたいなところで徐々に沈んでいってさ。肩までとりあえずさ、入って。で、水の中でクルッと1回転して。そのおじさんみたいにベチャーッてね、沈んだのよ。そしたら、めちゃくちゃ気持ちがいいわけ。全身で浴びてるし。で、私は息も持つ方だしさ。「これ、しばらくいけるな」と思ったらさ、「ダメだよ、そんなのしちゃっ!」って。
(若林正恭)水中から、聞こえたの?
(春日俊彰)聞こえた。まあ、そんなに水深、深くないから。で、「怒られた」って思ってさ、バッとあがって見てみたらさ、さっき沈んでいたおじいさんがそこに立っているのよ。
(若林正恭)ええっ?
(春日俊彰)「ええっ?」って思ってさ。いや、本当に「えっ?」っていう(笑)。
(若林正恭)なるよね? どうするの?
(春日俊彰)「えっ?」っていう顔をしていたのよ。そしたらそのおじさんが「ダメだよ! そんなことしちゃ! 常連じゃないでしょ?」っつって(笑)。
(若林正恭)えっ、そういう差?
(春日俊彰)「そういうことなの?」って。「ダメだよ、それ! はじめての人、ダメだよ!」っつって(笑)。
(若林正恭)それ、なんの差なんだよ?
(春日俊彰)それさ、お店にしたらさ、常連だろうが、新人だろうが……。
(若林正恭)やられていることは一緒だからね。
「ダメだよ、そんなことしちゃ! 常連じゃないでしょ?」
(春日俊彰)それはローカルルールなのかわからんけどさ。「ダメだよ、そんなことしちゃ!」って。もう、ここまで出かかったけどね。「あなたもやっていたじゃないですか?」って。
(若林正恭)それ、どうしたの? 言わなかったの?
(春日俊彰)言わなかったよ。はじめて行ったところだしさ。
(若林正恭)お前、言おうぜ?
(春日俊彰)言えるかい? それ、なんて言うの?
(若林正恭)「いや、やっていたじゃないですか」って。
(春日俊彰)でもそんなのは「はじめてだから。常連はいいんだよ」ってなるでしょ?
(若林正恭)「それ、店で決まっているんですか? ちょっと店員さんのところまで、行きましょうよ」って。
(春日俊彰)まあまあ、そうなるか(笑)。いや、それは言えなかったから「すいません」っつってさ(笑)。
(若林正恭)まあ、長引いたらダルいしね。
(春日俊彰)そうそう。ダルいし。「すいません」って言って出たんだけども。出た後、番台のところを見たら「水風呂、潜るの禁止」って書いてあるのよ(笑)。
(中略)
(若林正恭)なんか、そういう春日さんの話を聞いてて思ったけど。縄張り意識みたいなのになるのかな? 常連ってなると。
(春日俊彰)いやいや、そうなんじゃない?
(若林正恭)そういうのって、あるよな。人間。
(春日俊彰)どこの銭湯でも、やっぱりちょっとあるよね。「たぶんいつもここに座って洗っているんだろうな」みたいな(笑)。
(若林正恭)はいはい。「そこ、俺んところだよ!」とか。
(春日俊彰)みたいな。まあ、そんな喧嘩は見たことないけど。
(若林正恭)なっちゃうんだろうな。いつの間にか。
(春日俊彰)いっぱい空いてるのに、隣に来られたりとかすると「ああ、ここはこの人のところなんだろうな」みたいな。ちょっと移動したりもするもんね。
(若林正恭)喫茶店とかでも、あるのかな? 「いつもここに座ってる」みたいな。喫茶店なー。喫茶店、ちょっと行きたいな。
(春日俊彰)喫茶店、ちょっといいよね。
(若林正恭)いいよね。でも、結構勇気いるよね。でもね。俺、コーヒーがそもそも好きじゃないから。結構、一時期さ、紅茶の専門店に通っていたんだけど。奥さんと一緒だといいんだけど、1人では入れないね。やっぱり女性2人客が多いもん。紅茶は。
(春日俊彰)紅茶はそういうイメージだね。
(若林正恭)紅茶はおじさん2人で行かないもんな。
(春日俊彰)たしかにね(笑)。
(若林正恭)でも、そうか。喫茶店とか行ったらあの本当、スライスしたレモンが入ってるような温かいレモンティーがあったりしそうだもんな。
(春日俊彰)ああ、そうだね。コーヒーだけじゃないだろうからね。喫茶店はね。
(若林正恭)いや、新橋は居心地がいいんだよな。おじさんだらけで。
(春日俊彰)そうそう。そこがいいのよ。おじさんがいっぱいいるっていうのがね。
(若林正恭)安心するよね。こっちがね。BSもだから、そういう番組をそんなやってるとは思わなかったよ。
(春日俊彰)いや、本当にいろんな人が……やっぱり好きなんだろうなってところからスタートしてるし。バレるだろうしね。仕事でやっていると。
(若林正恭)バレるだろうな。そういうのは。本当に好きじゃないと。向いてないと。
「好き」がベースにある番組たち
(春日俊彰)だから『ずん喫茶』とか見ていても飯尾さんが「ああ、ここね、僕ね、結構通っていた時があるんですよ」とか言うと一気に安心するのよ。「ああ、本当に好きな人が番組をやってくれてるんだな」っていうさ。そういうのがいっぱいありますよ。気になる番組、いっぱいあるもん。もう増やしすぎると、追いつけなくなるから。CMとかで流れてくるのよだよ。ウイスキーの何とかだけをずっとやってる30分の番組とか。でも、これ以上手を広げると、カバーしきれないなと思ってね。
(若林正恭)ウイスキーか。
(春日俊彰)だから工場に行くだけの番組とかね。
(若林正恭)ウイスキーも奥が深いっていうもんね。
(春日俊彰)ラーメンを4Kでね、きれいに撮っている番組。作るところとか、麺を茹でるところとか、4Kのカメラできれいに撮ってる番組とか。
(若林正恭)ミニ四駆はやってる人、いない?
(春日俊彰)ミニ四駆はどうなんだろう? いや、でも探したらあるかもわからんですよ。
(若林正恭)あるかもね。でも、子供とやるだろうな。テレビにするんだったら。
(春日俊彰)でも、そうね。子供向けじゃなかったりするからな。
(若林正恭)子供向けじゃないミニ四駆の番組があればいいのに。
(春日俊彰)ああ、でももうあるかもしれないし。やれるかもわからないね。それはね。本当に好きなら。
(若林正恭)海外に行くの、やりたいな。スギちゃん、うらやましいな。いろいろあるんだね。ミッフィーちゃん。
(春日俊彰)この後また、夢でお会いしましょう。アディオス。
<書き起こしおわり>